旅あれこれ

◎仙台から熊野三山を廻るとしたら。ルート検討会ですよー。ゆとりの3泊4日編。

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熊野三山・熊野古道へのルートを検討しています。

前回は2泊3日で行こうとするとぎりぎり。という結論でした。

◎仙台から熊野三山を廻るとしたら。ルート検討会ですよー。2泊3日編。

2泊3日で行くのは、忙しくてもったいないなあ。

 

やっぱり3泊4日がおすすめ。

仙台から行くんだったら、熊野は3泊4日をおすすめします。綱渡りのような思いをして旅をしてもツライし。何かアクシデントがあったら即旅行崩壊、というプランも避けたい。柔軟に対応出来るのが一人旅の良さじゃないですか。

というわけで、3泊4日の旅行を追求したいと思います。これならゆとりを持てる。
前回の2泊3日編で、3つのコースを挙げましたよね?
仙台から関空に飛んでからのコースです。

1.電車で新宮。新宮泊まり。日帰りで本宮大社・熊野古道へ。

2.電車で紀伊田辺。レンタカーで本宮大社へ。本宮近辺泊まり。翌日、本宮大社・熊野古道へ。

3.電車で紀伊田辺、バスで本宮大社近辺の宿へ。翌日本宮大社・熊野古道観光。

3コースとも、実際に行く時の飛行機時間・電車時間によりますけどね。バスの時間が10分違えれば一つ前の電車に乗れたりするし。が、ちょうどいいタイムスケジュールに変更してくれるとも限らないし、まあプランニングの段階では、目安として現行時間で考えるしかないんだから仕方ない。

では丁寧に3コースを作っていきましょう。

ルート1.電車で新宮。新宮泊まり。レンタカー・日帰りで本宮大社・熊野古道へ。

1日目

仙台空港から関空へ。関空から電車またはバス&電車で新宮へ。
11:30頃関空に着いて、12:30に関空駅発。特急へ乗り換え1回で、……なんと4時間超えです。紀伊半島はデカいから仕方ない。6600円。夕方新宮着。新宮泊まり。

2日目

レンタカーを借りて本宮大社へ。軽自動車なら日帰り(9時~18時)まで車代4380円。ガソリン代、追加の保険料入れて多分6000円強。

40分ほどで本宮大社前へ。10時着。まず本宮に詣でて。参道の階段が長いのでがんばって。

その後、早めにお昼ごはんを食べる。本宮大社付近で食べましょう。よりどりみどりとまではいえないけど、10軒弱の食べ物やさんがあるようなので、いずれかで食事。食事処は観光地価格で1300円前後のところが多いかな。

そして12:00にバスに乗ります。え?レンタカーで行ったんじゃなかったっけ?と思ったでしょう。たしかにそうなんですが、熊野古道を歩こうとした場合、車を停めた場所から歩き始めると同じ道を行って帰ってこなくちゃならないじゃないですか。だったら同じ時間で古道が倍歩ける、片道バスで行く方法がいいと思う。

だがバスの本数は少ないです、さすがに。
龍神バス・明光バスの2社が本宮大社(と、それよりも奥の発心門王子)と紀伊田辺駅を結ぶバスを1日合計13本運行してくれてますが、何しろ熊野古道は山道を歩くコースなだけに、時間的なリミットがけっこうあるんですよねー。

日帰りで行って利用できるバスは、10:10、12:00、ぎりぎりで13:46発の3本。

龍神バス・明光バス時刻表

熊野古道中辺路の一部を歩くコースとして、発心門王子-熊野本宮大社間はおよそ2時間半、もう少し近い伏拝-本宮大社間はおよそ1時間半。わたしは伏拝-本宮大社間を歩きましたが、熊野古道の雰囲気は十分味わえたと思いました。そんなにきつい道ではないけれど山道は山道なので、ウォーキングにこだわりがなければ1時間半歩けば十分。

発心門王子から歩く場合、13:46発のバスに乗ると2時間半かかって16時半に本宮到着なので、暗さ的にちょっと不安。おすすめしません。季節にもよるでしょうが。山道は絶対に日のあるうちに歩くべき。暗くなる時間は平地と比べてだいぶ違いますからね。

12:00のバスに乗って、12:15に発心門王子から歩き始め、14:45に本宮大社着。社殿の背後に出る形になります。こだわらない人なら、本宮大社をこの時に参拝してもいいですよー。このルートなら参道の階段は降りるだけなので、登って参拝する場合に比べてだいぶ楽。

その後、大斎原(おおゆのはら)へ徒歩で。ここは度々の熊野川の氾濫のために現在の場所に移転するまでは元々本宮大社があった場所。わたしのイチオシの場所です。誰もいなくて静かで、田んぼの中の大鳥居が印象的な、いいところです。

熊野川の河原も印象深いところ。時間があるならとてもオススメです。熊野川は美しい川。白い河原と緑の山。神の座ます土地。

そろそろ夕刻でしょうか。本宮大社から新宮へ向かって帰ります。

……ちょっと待った!
この行程ならば、全然レンタカーの必要ないじゃん!新宮からバスで往復すればいいのだ!

レンタカー止めましょう。バスで往復しましょう。

熊野御坊南海バス時刻表

実は熊野川下りが出来るかな……というシタゴコロもあり、車で行きたかったが、川下りの詳細を書いたサイトが見当たらない……。車で川下りに参加すると、降りたところで回収して駐車場まで送ってもらわないとみんな困ると思うんですけど、その辺りどうなっているんでしょうね?

新宮駅を8:40に出て、1時間後に本宮大社前着。他は前述の通りの回り方。あるいはバスを乗り換えて、本宮大社前10:10発のバスにのって先に熊野古道歩きを始めてもいいですね。その場合、2時間半歩くと13時くらいに本宮大社に到着するので、飲みものと何か食べ物は忘れずに。

古道歩きの後の食事は美味しかろう。足休めも出来るし。しかし店の営業時間には注意。

その後本宮大社・大斎原・川原を散策して16:15本宮大社前発のバスに乗って新宮に帰って来る。これでちょうどいいと思います。片道1560円。何の問題もないね。天気さえ良ければ最高だね。

新宮泊まり。同じ宿に2連泊は楽。

3日目

荷物をホテルに預かってもらったまま、まずは新宮市内の熊野速玉大社へ詣でます。駅から1.4キロなので、なんだったら歩いても行ける距離。ホテルを駅近く、出来れば速玉大社側に取るといいですね。

実は新宮にはもう一つ、良さそうな神社があるんですよ。神倉神社といって、こちらもそこまで遠くない。興味がある場合は行って欲しいです。わたしは結局行かなかったんですが、ちょっと後悔している。

朝、2時間くらいかけてこの2ヶ所の神社を廻って。次の移動が……でもここが悩みどころです。

新宮から那智に移動するか、紀伊勝浦に移動するか。

新宮と紀伊勝浦の間に那智駅があります。那智大社に行くバスは紀伊勝浦発で那智駅も通るので、距離と時間を普通に考えれば新宮から那智駅で何の問題もないのですが……

ここで悩みの中心になるのが荷物の存在。

かなりアップダウンの多い那智大社近辺を歩き回るのならば、大荷物は持って行きたくない。普段ならホテルに預かってもらうのですが、那智大社に行くなら新宮を出ちゃうしなあ。

世の中にはコインロッカーという手があります。

紀伊勝浦駅ならコインロッカーの数は多い。まず数の心配がないような。
那智のコインロッカーは少ない。全部で7つ。ガラガラを入れられるような大きいものは2つ。これがふさがっていると……お手上げなんだよなあ。

熊野近辺のコインロッカー

ここまでコインロッカーの情報を挙げていてくれる観光協会はめったにありません。これはありがたい。が、ここに出ている情報が全てとはいえないでしょう。近接している「道の駅なち」あたりにコインロッカーはないのかどうか。

那智駅の2つのコインロッカーに賭けるべきか。
確実なコインロッカー確保のために紀伊勝浦まで行くべきか。
むしろ新宮のホテルに荷物を預けたまま、那智大社の観光までを済ませるべきか。

うーん。この3つは大変悩ましいところです。ちょっと今は決められない。
那智駅の近くには補陀洛山寺というところがあって、景色というか見た目はそこまででないのですが、「補陀落渡海」の所縁の場所として行ってみる意味はあると思います。これも検討要素の1つ。

前日に新宮の熊野速玉大社の観光も済ませてしまえば、2日目の宿を紀伊勝浦の駅そばにするという手もあります。でもそれで本宮大社の観光が忙しなくなるのも嫌だし。そうなるとレンタカーがクローズアップされてきますね。夕方、良きところで本宮大社を切り上げ、神倉神社と熊野速玉大社を廻れればいいわけだから。

あー……。3日目の宿を紀伊勝浦にして、朝のうちに荷物を運んでおけばいいのか。
無理をせずに。わたしには先へ先へと旅程を詰めようとする癖があります。詰め込めば一つでも多くの観光地を回れるだろうという貧乏性からですが、これは悪い癖。もう少しゆったりしないとね。

では決定。3日目は新宮市内の熊野速玉大社と神倉神社を見て、荷物と共に紀伊勝浦駅までバスなり電車なりで来て、ホテルに荷物を預けましょう。身軽になって那智観光へ出発。紀伊勝浦駅そばには、どうしてここにこんなに?と不思議になるほど一人旅にぴったりな安めの宿が数多くあるので都合がいい。

前述の補陀落山寺は余力があったら帰りに寄ることにして、バスで熊野那智大社へ詣でます。バスで30分弱なので決して遠くはないのですが、例によって本数は少ないので常にバスの時刻表を意識して行動する必要があります。

あるいは。……決定といってからあるいはというのもなんですが、この日こそレンタカーという手もあるかもしれませんねー。
レンタカーなら、熊野速玉大社へ行って、神倉神社へ行って、補陀落山寺、浜王王子神社、那智大社と熊野古道をちょっと歩いて、紀伊勝浦で乗り捨てすれば、そこからJRで移動して、もっと西の方で宿を取ることが出来ます。6600円。+ガソリン代と追加の保険料。

なお、紀伊勝浦には軽自動車のレンタカーを6時間で2750円で借りられる「hotel &RentaCar 660」という宿があるようですね。ガソリン代と追加の保険料は少々かかるとしても、メリットはあるかもしれない。ちょっと面白い。

ここは予定を詰め込むか詰め込まないか、という選択になりますね。
4日目は帰るだけでいいと考えれば公共交通機関利用、紀伊勝浦泊まりで問題なし。

4日目に白浜アドベンチャーワールド、あるいはとれとれ市場、あるいは串本の無量寺、あるいは和歌山市内観光をと欲張れば、3日目のうちに串本や白浜までJRで行って、そこで泊まっておくのが吉。今回の旅程で何が難しくしているかというと、関空-新宮の4時間の移動ですから、そこをつぶしておきたい。

4日目

たとえば一番人気のありそうなアドベンチャーワールドに行って、パンダを見ることにしたとしましょう。

もし紀伊勝浦に泊まったとしたら、紀伊勝浦を8:49発、白浜着10:19着。
仙台行きの飛行機が18:30離陸だとすれば、白浜を15:26に出ればいいので、アドベンチャーワールドととれとれ市場、どちらにも行けそうですね。アドベンチャーワールドに興味のない向きは千畳敷、三段壁などの景勝地に行くも良し。

……と思ったが、アドベンチャーワールド、入場料高いですね……。一日入場券が4800円(4月1日から料金改定して5300円)、それより安いチケットはないっぽい。
動物園と水族館とサファリパークと遊園地が一緒になった施設なので、半日でちょこっと覗いてみるとかいうのはもったいないみたい。個人的には3時間券2000円くらいで売ってくれた方が有難いが。

このくらいの時間が観光に割けるなら、あえて無理して3日目の宿を紀伊勝浦から動かす必要はないかもしれません。まあ西に行った方が4日目の観光時間が増えるけれども。

以上、新宮からアプローチする3泊4日でした。

 

ルート2.紀伊田辺からレンタカー、本宮大社泊まりの3泊4日。

いや、これはね。最初考えた時はアリかなと思ったけど、無しでいいかな。と思えてきました。

たしかに車で行った方が時間に縛られずに気軽に楽しめる部分はありますが、運転のプレッシャーもあるし。熊野古道を歩くなら片道バスを利用した方がいい気がするもんね。

これは無し!……ということにしよう。

 

ルート3.紀伊田辺からバス、本宮大社近辺泊まりの3泊4日。

これは宿を「わたらせ温泉やまゆり」にする前提でのコース。まあ他の宿に泊まっても成立するとは思いますが、わたしが熊野に行った時にはわたらせ温泉に泊まっていろいろなサービスを利用させてもらい、良い印象があるのでおすすめしたい。

1日目

仙台から関空へ11:30頃到着。

JRで関空発12:33、紀伊田辺着14:29着。4280円。

龍神バスで紀伊田辺駅発14:50、本宮大社まで行かずにわたらせ温泉で16:47下車。

ちなみに地名は本来「渡瀬温泉」で「わたぜおんせん」と読むらしいですが、商業施設としては「わたらせ温泉」と名乗っています。この読み替えは何のゆえか謎。なぜそんなややこしいことをしたのか……。

今チェックすると料金設定が12000円くらいからでちょっと高いですね。

ここは「日本一大きい露店風呂」というのが売り。本当に日本一大きいかは確実ではないが、確かに相当広かった。一つのお風呂として広いというより、大きめの露店風呂が4つくらいくっついているので、広さはあまり感じないが、利用者が少ない時は1人1つの露天風呂を独り占め。各々の露天風呂は見えないように高低差があるからあまり人の気配は感じなくて、贅沢な経験だった。

朝ごはん付のプランで頼み、たしか1万円弱じゃなかったかなあ。現時点ではもう少し高くなっている様子。

2日目

なぜこの宿をおすすめするかというと、熊野古道へ送ってくれるマイクロバスを出してくれているからなんですよね。当時は1日5本くらいのスケジュールだったと思う。2本かもしれないけど。ただ現状でどうなっているかはわからないので、宿泊場所を決める前に電話なりメールなりで問い合わせをするのが吉だと思う。

もし時間が合わなかったら、公共交通機関のバスもありますし。時間は8:06発、あるいは9:30発で。あとの便だと熊野古道方面には乗り換えもしなければならないので便利ではないけれども。

8:06のバスに乗ったとして、発心門王子まで30分の乗車。2時間半歩いて11:00に本宮大社着。本宮大社に詣で、お昼ごはんを食べて、大斎原と川原へ行く。

で、ここも確認要なんですけど、このお宿は当時、本宮大社までの送迎をしてくれたんですよね。わたしの場合は午後に熊野古道を歩いた後、夕方電話をして迎えに来てもらいました。昨今の情勢で、そのサービスを継続しているか不明なので確認するのが吉。

時間に余裕を持って迎えに来てもらって温泉に戻り、わたらせ温泉14:42発の新宮行きバスに乗って新宮市へ。15:44新宮着。

この時間に着ければ、夕方の時間を利用して熊野速玉大社の観光も出来そうです。熊野古道を2時間半歩いた後でその元気があればだけど。無理をしない方向ならば翌日に回しても。

この日は新宮泊まりです。

なお、このプランはわたらせ温泉泊まりありきだと言いましたが、わたらせ温泉ではなく、本宮大社徒歩圏内の宿に泊まるという選択肢もあります。が、この辺はどうも民宿・ゲストハウスしかないようなんですよね。平気な人は平気だろうが、一人旅でゲストハウスは若干ハードルが高い。そして規模が小さい分予約も取りにくい。ただし徒歩圏内に泊まれれば交通機関の流れは全然問題なくなるし、移動が非常にシンプルになる。
シンプル大事です。

……まあこういう選択肢をいろいろと考えなければならない時点で熊野は難物。

3日目

前日に熊野速玉大社へ行けていればこの日は朝から岩倉神社へ。あるいは岩倉神社は省略して、紀伊勝浦へ移動。早起きすれば熊野速玉大社・岩倉神社へも行けます。さくっと。9:42新宮発のJRに乗りたいところだけど、次の11:27発に乗ってもプランは成立します。

新宮からJRで紀伊勝浦へ。ホテルへ荷物を預かってもらい、紀伊勝浦駅10:25あるいは12:25発の那智大社行きのバスに乗る。30分弱の乗車時間です。

登るのは大変なので、那智大社→青岸渡寺→那智の滝という降りながら観光の方がいいでしょう。それでもバスを降りたところから那智大社まではけっこうな上り階段です。那智の滝までもそこそこ歩く。

那智大社近辺の熊野古道がいにしえの参詣道の雰囲気を残す石畳だそうなので、そこを歩くプランにするのであれば、那智の滝のバス停で降りて、那智の滝→青岸渡寺→那智大社→熊野古道というコースがスムーズかもしれません。その場合、那智の滝から那智大社は若干登り。

全体で3時間見ればゆったり回れるんじゃないですかねえ。1回くらいは休憩したいか。あ、お昼も食べなきゃ。近辺は何軒かの食べもの屋さんはあります。あまり選べないが、困りはしないかも。

大門坂をどこまで歩くかにもよりますが、市野々バス停から乗ることになるかも。紀伊勝浦に戻ります。

興味と時間がある向きには那智駅でバスを降り、近くにある補陀落山寺と浜王子をちょっとのぞいてみるのをお勧めします。バスは40分に1本くらいだから、次のバスに乗るつもりで降りてちょうどかと思います。

4日目

紀伊勝浦を朝に出れば5時間くらいの観光時間はひねり出せる。それはルート1と同じ。
お好きなところをどこか1ヶ所か2ヶ所観光して、あとは関空から仙台に帰りましょう。

 

結論。

ルート1とルート3のどちらかですね。

ルート1:
仙台から関空へ。関空から新宮へJRで4時間。新宮泊まり。
新宮からバスで本宮大社へ。本宮大社周辺を一日観光して、夕方バスで新宮へ戻り。新宮泊まり。
新宮の熊野速玉大社に行って、荷物を持ってJRで紀伊勝浦へ移動。荷物をホテルに預け、バスで那智大社近辺の観光へ。紀伊勝浦泊まり。
最終日、良きところを観光して午後は関空へ移動、夕方仙台空港へ。

ルート3:
仙台から関空へ。関空から紀伊田辺へJRで。紀伊田辺からはバスで本宮大社近辺の宿へ。本宮泊まり。
本宮近辺観光。夕方バスで新宮へ。新宮泊まり。
3日目以降はルート1に同じ。

金額は、どちらも大雑把に交通費宿泊費で6万弱程度であまり変わらない。若干ルート1の方が宿代の分安いかな。

飛行機代を片道1万、温泉代を1万2000円、ビジネスホテル代を7000円で見ているので、この部分はもう少し安くなる予定。それにJRの長距離部分が12000円~14000円くらい。安値を追求すれば、基本の旅費は5万強でいけそう。プラス細かい交通費、食事代・お茶代とお土産代を加えれば。

旅程のなかにレンタカーを組み込むかどうかでも変わりますね。でも公共交通機関で行けないことはなさそう。というより、レンタカーを借りて利便性がぐんとあがるかというとそこまでではなさそう。

ただし荷物問題という、移動が多い旅程の場合のネックが、レンタカーを借りれば全く悩まずに解決します。

レンタカーが1日7000円かかるとしても、その分バス代が3000円から4000円くらい浮くわけですから、実質レンタカーにかかる費用は3000円か4000円程度と考えることが出来ます。運転に苦手意識がない人は旅程がややこしいところでレンタカーを使うのも良さそう。

ルート1とルート3を決定する最大の要因は、……温泉に泊まりたいか気楽なビジネスホテルに泊まりたいか、という点で決められると思う。

わたしはビジネスホテル派だけど、わたらせ温泉は良かったから。あそこは泊まって満足出来る宿です。高級というわけではないけど、普通に気分のいい接客をしてもらいました。

岩風呂でかいしね。何しろ日本最大の露天風呂。家族風呂もあるし。リーズナブルな新館に泊まっても、本館の上の方にある大浴場も入り放題だし。本館と新館の途中には、2時間サスペンスなら絶対人が突き落とされる系のつり橋もあるし。……って、最後は温泉のメリットと違うかもしれんが、温泉好きならルート3。そうでもないならルート1。

 

以上、仙台から熊野三山観光3泊4日編でした。

注意点。

あっ!LCCを使う時は荷物を事前に宅配便で送ってしまうと楽ですよ!
出発の2日前までに荷物を出すというところが若干めんどくさいところですが、それを補ってあまりある楽さがある。

ピーチ航空の手荷物預けはだいたい2000円くらいかかるので、仙台-和歌山なら宅急便の方が安い可能性が高いです。特に帰り道は、最終日に観光をするつもりなら宅急便の方が絶対におすすめです。

最終日ホテルから自宅へ発送すると着くのは翌々日になりますが、それは仕方ない。その時までにバラマキ土産などを買っておいて、送っておくと家までバッグ一つで帰れます。

荷物をコンパクトにして機内持ち込みにする方が多いようですが、みんなそうするから機内の荷物置きはけっこう常にきつきつだし、乗り降りの際は混みます。狭い機内で荷物の上げ下ろしがない、ターンテーブルで待つ時間も省略、というのは地味にノンストレス。

そして当然移動の際に手ぶらなのは極上。今回の旅程ではルート1の場合は往路は移動だけなのでまあどっちでもいいといえばいいんですが、ルート3を選ぶ場合には2回の乗り換えとバスを降りてからの宿への移動(バス停からけっこうな距離の階段を降りる)も楽。

荷物を減らすのに悩むより、大きめのカバンを宅急便でバーンと送ってしまった方が、あとでお土産も気にせず買えます。

 

というわけで、仙台からの熊野観光3泊4日編でした。
やー。自分が行った時もスケジューリングにかなり苦労したけれど、行く場所を絞ってもやっぱりかなり苦労しますね。王道が存在せず、あれかこれかと悩まざるを得ないところが苦労する原因なんだよなー。

まあ、あれかこれか悩むところを「いろいろな可能性がある」と言い換えることにしましょう。いろんな道を通るのも楽しいもんね。

 

 

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