旅あれこれ

◎小笠原諸島へ行ってみるとしたら。ルート検討会ですよー。<観光編・その1>

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竹芝埠頭からおがさわら丸に乗って、24時間後。小笠原の父島へ到着する筈です。海が荒れていれば2時間ほど延びることもあるらしい。到着予定時間は11:00です。

わーい。父島着岸。もう調べすぎて、実際に到着したような気がする。お見送りの時に比べて、お出迎えの人数は少なめみたい。でも昨今はそもそも訪れる観光客も少ないでしょうからね。

大変だと思いますよ。この状況で客を受け入れるか受け入れないかをはっきり決めるのは。ただでさえ現時点では正解が誰にもわからないというのに、小笠原は観光が主要産業。一人一人が別な意見を持って当然のことだと思う。宿泊サイトを見ても、予約を受け付けていないところもあるようですね。どちらを選ぶにしろ、苦渋の選択だと思います。

そういうこともあり、わたしが探せた情報も通常時とはだいぶ違いがあります。予めご了承下さい。

今回は<観光編>です。

 

父島の形を覚えよう。

小笠原の中心、父島は、Cの字を反転させて下ぶくれにしたような形をしています。

船の発着場があるのは父島の一番の繁華街は大村地区。逆Cの内側の上の方。右手の人差し指と親指で逆Cの字を作った場合、人差し指の第一関節といったところです。

大雑把には逆Cの内側が平地っぽく、外側が山地っぽい。島の北部と南部を結ぶ道路も海側の「湾岸通り」、山側の「夜明道路」の2本があります。

 

島内交通手段。

島内の交通手段はバスとタクシー。さらにレンタルで、車とバイクと自転車。

おがさわら丸到着時・出発時の港への送迎は、基本的に宿泊先の方が行なってくれるそうです。これは実際に泊まる際に確認ですね。

バス路線、短かっ!

バスは1回200円、1日券500円だそうですよ。

路線としては2つ。
北部の大村地区を中心に回るブルーラインとその逆回りのオレンジラインと、
南部まで行く扇浦線。

バスの時刻表

路線図

路線図をホームページに載せてるのは大事なポイント。

大村地区地区を廻るブルーラインとオレンジライン、これがグルグル地区内を終日回るのかと思っていたら、時刻表によると1日5便しかないそうです。もうこの辺は基本的に徒歩でってことですかね。東西1キロ、南北500メートルくらいの範囲の地域ですし。

扇浦線はむしろ思っていたより本数が多くて、平日は1日10本、休日1日8本です。これは南部観光がはかどりそう。

……って、大村地区から終点の小港海岸まで6キロ、バスで20分しかないんですか!ちっちゃいー。父島は想像よりもずっと小さい。雨の日にはバスに乗りっぱなしで北から南までドライブしてもいいなあと思っていたが、乗りっぱなしでも40分で往復しちゃうんですね。あっという間。片道1時間くらいのイメージでしたが。

レンタカー or レンタルバイク or レンタサイクル?

バスはバスとして乗ってみたいが、父島観光は小回りの利くレンタルもので動くのが一番楽しめると思う。

レンタカーは24時間7000円くらい。車の大きさによって金額は変わります。相場からすると決して高いわけではありませんが、一人旅のわたしがレンタカーを借りる意味ってほとんどないように思う。レンタカーだと駐車する時気を使うし。島の展望台とか観光施設って、場所によって駐車場が狭めなところもあるようなんですよね。とすると……

もっと手軽なレンタルバイクかレンタサイクル。島ならば風を感じながら走りたい!
バイクと自転車には4つの選択肢があります。

〇自転車
〇電動アシスト付自転車

〇50㏄スクーター
〇125㏄スクーター

このうち自転車は、わたしの中では早々に選択肢から外れます。だって父島ってかなりの高低差!これはわたしの体力では無理ですよ。

電動アシスト付自転車は、ここ数年で(旅先のレンタサイクルで)有難さを身に染みて知ったので、普段はこの選択肢一択です。

が……父島ではレンタルバイクがあるんですよね。これは気になる。他の場所ではバイクなんて怖くて乗れないけど、もしかして父島なら乗れるのではないか。交通量も少ないだろうし。まあ不安は不安ですねえ。数十年乗ってないし。でもちょっと練習すればなんとかなると思いたい。

父島では、わたしはおそらくレンタルバイクにチャレンジすると思います。もしバイクが無理そうだったら電動アシスト付自転車ですが、電動アシスト付き自転車は金額がほぼバイクと変わらない上に、最大10時間までしか設定がないんですよね。

予約制ではないから、翌日借りられるかどうか確実ではない。みんな出払っちゃったらアウト。その点バイクなら48時間、72時間までの設定があるし、長時間借りると割安になるし、一度借りてしまえばあとは安心。

バイク・自転車の貸し出しを行なっているのは、
小笠原観光(有)
パパヤ・マリンスポーツ。

パパヤさんの方が若干割安。保険については二者で違いがあるようなので、これも検討事項ですね。

島内交通手段については小笠原村観光局のサイトがまとまっていますねー。

 

主な観光地・レジャーは?

小笠原の観光は、大きく分けて景勝地めぐりとアクティビティの2つ。
そこをもう少しわかりやすく細かく分けてみたいと思います。展望台・海岸・観光施設・アクティビティ・ツアーの5つ。それに加え、母島。全部で6つ。

<展望台>

展望台は地図で見つけただけでもいっぱいありましたー。

ウェザーステーション展望台
三日月展望台
釣浜展望台
長崎展望台
旭平展望台
旭山展望台
初寝浦展望台
傘山展望台
中央山見晴台
中央山展望台
連珠谷展望台
天狗鼻展望地
高山展望台
中山峠

<海岸・ビーチ>

(東海岸を北から南へ)
大村海岸
宮の浜
釣浜
小笠原ワシントンビーチ
初寝浦海岸

(西海岸を南から北へ)
小港海岸
コペペ海岸
焼場海岸
扇浦海岸
境浦海岸
製氷海岸

<施設>

小笠原ビジターセンター
小笠原海洋センター
Bしっぷ(商工観光会館)
国立天文台VERA小笠原観測所

<アクティビティ>

イルカ
クジラ
シュノーケリング
スキューバダイビング
カヤック

<ツアー>

南島 シーカヤック 遊覧船 ハートロック
ジニ―ビーチ 白い砂浜 カヤックで
星空観察ナイトツアー
トレッキングツアー

<母島>
乳房山トレッキング

ナイトツアー

ロース記念館

 

こんなところでしょうか。

 

何しろ展望台が多い。

地図で眺望が良さそうなところをピックアップしてみましたが、これがたくさんある……!何しろ島で海で、山で森だからね!

繁華街から最寄の展望台。

展望台だらけでどうしようかと思います。ここから選ぶのけっこう大変だなあ。とりあえず大村地区からすぐ行けそうな手軽なところは、以下の2つでしょうか。

ウェザーステーション展望台
三日月山展望台

ウェザーステーションまではフェリー乗り場から徒歩40分くらい、大村地区の宿泊場所によっては20分くらい。展望台というほどですから、高低差は相当ありそう。西側に開けたところなので、夕陽を見るのにぴったりのところだそうです。見渡す限りの大海原。クジラやイルカも見えることがあるって。

ウェザーステーションから多分尾根を通って700メートルほど行くとあるのが三日月山展望台。ウェザーステーション展望台=三日月山展望台としている情報も散見されるのですが、多分別なところだと思います。三日月山山頂を三日月山展望台と呼んでいるのかな?村落から直接行ける場所ではなく、ウェザーステーション展望台を経由するみたい。

この2か所は根性入れれば徒歩でも行けるようです。車だと5分くらい。わたしは登りたくない。高低差が苦手だから。夜は街灯などがなくてまっくらになる道になるようです。夕陽見物帰りは注意。

代表的な展望台はこのあたりかな?

長崎展望台

北にある兄島との間の海、手前の入り江の風景が美しい展望台。ここはかろうじて大村地区から歩いてこられるかもしれません。とはいえ4キロちょっとあるので、気合は要りそうですが。

中央山展望台

父島のまさに中央にある一番高いところ(人が入られる山として最高峰らしい)にある展望台です。360度開けたところのようなので、父島の全容を把握するには一番でしょうね。道路から15分くらい登っただけで着くというのは思ったよりも近い。ほぼ同じ高さに「山頂(展望台)」と「見晴台」がちょっと離れてあるそうですが、山頂の方がおすすめとのことです。

初寝浦展望台

逆Cの字の人差し指の第3関節(手の甲側)あたりにあります。視野の右下に見える初寝浦ビーチの風景が素敵で、ここは行ってみたい気がする。

中山峠

島の南部、親指の第一関節くらいに位置する展望台。小港海岸から20分くらいで登れるそうです。そこからさらに奥へ、ブタ海岸やジョンビーチへ通じる遊歩道もあるそうです。

目安として4つあげてみましたが、展望台はどこも良さそうですねえ。旅程に余裕があれば、夜明道路をバイクで走って、展望台の看板を見かけたら軒並み登ってみたいな。

 

海岸・ビーチは豊富。何しろ島だから。

海岸もよりどりみどりですねえ。基本的に外側の浜は徒歩でアプローチし、内側の浜は道路からすぐ行ける感じでしょうか。

大村海岸は行こうと思わなくても多分幾度となく通りかかる位置関係。
大村地区の北側の宮之浜へは車で5分ほどのようですね。徒歩でも可。
宮之浜から釣浜へは遊歩道を通れそう。
釣浜はとてもきれいな海のようです。ひと気がなくて、1人で行くのはちょっと難があるかも。

ワシントンビーチは長崎展望台の目の下。船じゃなきゃ行けないかも?
初寝浦海岸は夜明道路から山道を降りて行く、片道50分~70分のコース。根性が必要な道のようです。海がきれいだそうなんですけど、体力がない人には向かないかもしれない。2リットルの水を持参推奨とか。2リットルも荷物が増えたらわたしは目的地に着けない。ああ、でもほんとに海はきれいだなあ。夢のよう。

小港海岸は父島で一番大きなビーチらしいです。公営バスの終点。まあ終点といってもバスで20分の場所ですけれども。ここもきれいそうだなあ。
コペペ海岸も星空がきれいらしい。星を見るなら扇浦地区に泊まってコペペ海岸に行くといいと書いてあったけど、海岸まで山道を歩くっぽいのでちょっと無理かなあ。
焼場海岸もこの近く。ここはサーフポイントだそうです。ってことは波が荒いんですね。焼場海岸とは大胆な命名だと思ったが、ほんとに近くに火葬場がある(汗)。

扇浦海岸と境浦海岸はなんならバスでも行けるところ。人里離れたところでもなく、ここは行きやすいと思う。ウミガメの産卵もあるらしいですね。境浦の方には濱江丸という沈没船が残り、不思議な雰囲気。ブランコも呼び物。
扇浦が昔は父島の中心だったんだって。なるほど。だから小笠原神社が鎮座しているんですね。

位置的にも名前的にも全く期待できない製氷海岸は、陸上はぱっとしないけど、実は海中は、枝珊瑚と熱帯魚で絵のような風景だそうです。シュノーケリングにぴったり。いや、セメント工場のすぐそばに、こんなサンゴ礁の海があるなんて思いませんよ。

個人的には、必ず行きたいのは大村海岸・小港海岸・扇浦海岸・境浦海岸ですね。宮之浜には行くかもしれないし、コペペ海岸にも行きたい気がする。初寝浦海岸は、行きたいけれども難しいかなあ。主に体力的に。

 

展望台とビーチの目星をつけてみました。

展望台とビーチを見ていたら、かなり字数が増えてしまいました……。つまり父島には展望台とビーチが山ほどあるということですね!その中から選ぶのは大変そうです。でもサイズが(思ったよりも)小さい島なので、展望台とビーチを全制覇するのも不可能ではないかも。いや、不可能か。

次はアクティビティを調べてみます。

 

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