いろいろ徒然

◎お香を始める時に。最初に選ぶポイント。

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わたしはお香が好きで、色々な種類のお香を集めて楽しんでいます。ルームフレグランスやコロンに凝った時期もあるのですが、一番種類を楽しめるのがお香です。でもお香に興味があっても、初めて買う時は何をポイントにすればいいか、少し迷いますよね。これから一緒に見て行きましょう。

 

 

好きなのはエスニックな香り?日本の香り?

お香には大きく分けてインド香を始めとするエスニック香と日本のお香があります。

インドレストランやアジアン雑貨の店で焚かれているのがエスニック香です。エキゾチックで強い香りです。エスニック香にも種類はたくさんありますが、濃厚な甘い香り、スパイシーな香りなどが多いです。残り香が強いのも特徴です。

日本のお香は香りが繊細です。現代香と伝統香があります。形もお線香型、コーン型、うずまき型など色々あり、形によって主に燃焼時間が違います。

あなたが好きなのはエスニックのお香でしょうか。日本のお香でしょうか。


人気のインド香6種類セット


鳥獣戯画 インセンス おいかけっこ

 

同じ「お香」でもだいぶ香りが違うので、自分が好きなのはどちらなのか、まず匂いを確かめてみましょう。だいたいパッケージの雰囲気で区別がつきます。エスニックのお香はアジアンテイストなデザインで、日本のお香は和風なものかすっきりしたモダンデザインなど。日本のお香は「〇〇堂」などというお香の店が出しているものも多いです。松栄堂日本香堂などは老舗です。

 


松栄堂のお香 源氏かおり抄『帚木』

伝統的な香りです。4種類入っており、それぞれの香りが楽しめます。少し香りが強く、スパイシー。

 


伽羅大観 コーン 24ヶ入

ふだんわたしが買っているものより値段は高めですが、今までで一番いい香りでした。伝統的な香木「伽羅」の甘い香りがします。うっとり。

わたしは日本のお香の方が好きなので、ここからは日本のお香、特に気軽に楽しめるお線香タイプ(この中にコーン型や渦巻き型も含める)の話をします。

 

お香はどこで買えるの?

お香の専門店はそれほど多くはありません。京都や銀座などに何軒かありますし、その他の場所でも見つかることもありますので、旅行の際に立ち寄り場所としてチェックしておくのもいいですね。

でも専門店だと種類が多すぎて、最初は選ぶのが難しいです。専門店でなくとも、お香を置いているお店は多いですよ。かわいい雑貨の店や少し大きめの文房具店、無印良品やロフトにもあります。広い面積を取っているところは少ないので、お香のコーナーを見逃さないように気を付けて探してみてくださいね。ただ、某有名100円ショップのお香はこないだ買ってみたけど、うーん……という感じでした。ちょっとおすすめできないかも。

旅行で訪れたお寺の売店などもルームインセンスの品ぞろえが豊富なところがあります。すぐに使わなくとも、目についた時に買っておくと焚くことが楽しみになります。

 

まずは匂いを嗅いでみましょう。

店によっては匂いが確認できない場合もあるのですが、多くの店では見本があり、火をつける前の香りが嗅げます。いくつかあるうち、好きな匂いを選びましょう。

最初の香りとしておすすめしたいのは、フルーツや花の香りがする現代香の方です。
HANGA お香 ハスの花 スティック 20g 約90本入 プチギフト

 

もともとお香は香木から作られているので、「伽羅」「沈香」「白檀」などの方が本格的なイメージです。しかしこれらの香りは(好きな人は好きなのですが)仏壇のお線香を連想させて苦手という人もいるようです。本格的だから、値段が高いから、自分にとっていい匂いとは限りません。自分が気持ちよくなれる匂いを選びましょう。

ただしここで少し注意が必要なのが、火をつけていない状態で嗅いだ匂いと、火をつけた後の匂いはだいぶ違うものだということ。買う前に、火をつけた後の匂いを確認することはできませんので、ここはあまり神経質にならず、素直に「いい匂い」と思ったものを選ぶといいと思います。いくつか試すうちに、大好きな匂いに出会うでしょう。

形は色々あります。

火をつけて手軽に使うタイプのお香も、いろいろな形があります。現在一番種類が多いのはおそらくお線香タイプだと思います。

コーンタイプというちょこんとした三角形のものもあります。お線香タイプより燃焼時間は短め。

うずまき型は燃焼時間が長く、120分というものもあるので、必要な時間だけ折って使うか、金属製のクリップなどで途中を止めておくと火が消えます。

同じお香であれば、基本的に形による匂いの違いはありません。

 


日本香堂 線香 渦巻 コイル 伽羅大観 20巻入 569

 

香立てがついているものがおすすめです。

お香は火をつけて使うものなので、受け皿か香立てが必要です。

 


陶器香皿&ウサギ香立(ピンク)

 

香立てはお線香を立てて使うものです。簡易的なものならパッケージに含まれていることも多いのですが、香立てが入っているか入っていないか、開けてみないとわからないことも多いです。

香立ては燃えないものの上に置いて使いましょう。要らない小皿で十分です。ただし皿の大きさは灰が落ちた時にきちんと受け止められるものにしましょう。

そのうちかわいい香立て、香炉が欲しくなるかもしれません。わたしは金沢に旅行した時に買った、九谷焼の香炉がお気に入りでずっと使っています。

でね、あとで気づいたんだけど、おはじき型の簡易な香立てをその辺に皿にのせて使うというのは一番簡易なやり方だけど、今後長く使うのであれば、1000円~3000円くらい出して、ふたつきの香炉を買った方がいいかも。なぜなら、使い始めも使い終わりも、ふたの開け閉めだけで済むからさっ!

皿の上でやっているとその都度灰の始末をしなきゃいけないが、蓋つきの容器を買うと、灰はそのまま容器の中に溜めていけるので楽です。ある程度たまったら香立てなしに、灰にさしてお線香立てられるし。

お香を焚いてみましょう。

どんな香りだったですか?思っていた香りでしたか。香りが繊細なので、少し物足りないと思うことがあるかもしれません。ですが、時間がたった後、ふとした時に香ったり、部屋に戻って来た時にわずかに残り香を感じたりするのはいいものです。

焚く時は火の扱いにはくれぐれも気をつけてください。燃えやすいものは周りにおかず、火がついている間はその部屋を離れないようにしてくださいね。

お香は2、3種類を時々取り換えながら焚くのがおすすめです。ずっと同じお香を焚いていると飽きますし、匂いになれてあまり感じなくなってしまいます。お線香は数分で燃え尽き、その後の香りをしばらく楽しむものなので、少し時間をおいてからなら、別なものを焚いても嫌な臭いになることはほとんどありません。

 

お香を焚いてリラックス。

いかがだったでしょうか。本格的な香木を使った香道になるとなかなかすぐには手が出せませんが、ルームインセンスとしてのお香なら、軽い気持ちで試してみることが出来ます。時々焚いてリラックスしてみてください。

 

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