那智駅から那智大社まではバスで15分くらい。
歩くのが大変なので、なるべく高いところまでバスで行く。
降りてすぐのところで、簡単に誘惑に負けて「黒飴ソフト」を食べる。

美味しかった。
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だが、バス停から上もけっこう登ります……。
坂道と階段が、わたしの予想の3倍くらいあったかな。去年徳島へ行った時は
(……って、徳島ってもう1年前か。ついこないだだったような気がしていた。)
金毘羅宮へ行って、その時も階段と対決したけど、今回の方が覚悟がなかった分ツラかったかも。

こんな階段も上る。疲れるから、立ち止まって道端の植物を見ているふりをする。

やはり雨が多い土地柄らしく、シダ・コケ類が多い。


ようやく到着。ふー。ここが熊野三山の一つ、熊野那智大社。
……うーん、それほどの感慨はない。もう少し森厳な雰囲気かと思ったのだが。
一応メインの目的地なのに、こんな何の感想もなくていいのか。

ついでに奉献酒。お酒の名前って見てて何となく楽しいですよね。
けっこう雨が本降りになっていた。
状況が許せば、ここで平安衣装の旅装束を着てみたかった。

こんなの。(これは駅に貼ってあったポスター。)
2000円出せば装束を着せてくれて、1時間くらいその辺を散策させてくれるんだって。
2000円くらいなら出してもいい気分だった。だが、雨でしょー。
同じ値段を出して、散策部分がないというのは……散策をどうしてもしたいわけではなく、
むしろ平安衣装を着ることの方に興味があるにも関わらず、どうも損をする気がしてしまい。
「着せてくれるだけでいいですから1000円に負かりませんか?」と訊きたい気もしたが、
それも面倒で。結局装束にはチャレンジせずじまい。
2000円を惜しんで、貴重な経験を逃したな、と今になってみると少々後悔している。
ないでしょう。平安衣装を着る機会なんて。
本殿の横のクスノキ。


この木は何かすごかった。ここには何かがあった。
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本殿前を抜けると、すぐ隣に青岸渡寺がある。


内部は良かった気がする。天井をだいぶじっくり見た気がするんだけど、一体何を見たんだったか。
……だから写真に撮ってこないと全てを忘れるというのだ。
でもお寺の中は、気兼ねなくガシャガシャ撮れないですよね。

でもお寺自体は重みがあって良い。さすが歴史あるお寺。
那智山一帯は神域・寺域が相当広く、今までの部分がいわば前半戦。
これから那智飛瀧神社へ向かって下ります。