わたしのフェリー体験は、はるか昔に北海道へ行った時の苫小牧往復が唯一で……
二度目だ。わくわくする。
あ、いや、ドーバー海峡をフェリーで渡ったこともあったか。
まずは部屋。
4 beds,WC and shower in the room.
4人部屋で、わたしに割り当てられたのは写真には写っていない側のベッドの下の段。
(上か下かは予約時に選べる。部屋のタイプも選べ、当然運賃もタイプによって変わる。)
ビジネスホテル並みの洗面所・トイレ・シャワー付き。相部屋の可能性があるので、
誰も来ないうちにと慌ててシャワーを浴びる。
しばらく休んだ後、船内探検に旅立つ。
The lounge.
ラウンジ。客室辺りだと人の気配さえしないのに、ここには不思議なほど人がいっぱいいて華やか。
階段。フロアが6階か7階分あったかな。そのわりにはエレベーターの数がものすごく少ない……
椅子席もある。値段が安いので、予約時にこっちにしようか迷ったんだけど、
クレタ島までの移動のハードさを顧みて、そこまで自分を苛めることはなかろうと……
なんとプールもあった。が、網がかけられていて使用不可。
それほど新しいフェリーじゃないらしく、あちこちが多少古めかしい。
ついでに夕焼け。
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出港は21時。
I left Iraklion at 21:00.
汽笛が鳴り、船が島を離れる。
旅情が押し寄せる――ということも別になく、遠ざかるイラクリオンをごく冷静に見つめる。
クレタ島にいたのは約38時間(ということは往路の移動時間と同じだ)、
わたしとクレタの間には、離れていくのが寂しいというほどの愛着は生じなかったようだ。
さて、ごはん。
オナカは40%程度しか空いていない。でも明日の為になるべく早く寝たいし、
食べるとしたら今しかないよなー。フェリーでの食事も体験してみたいし。
セルフサービスのラウンジへ。レストランもあるけど、多分値段はセルフサービスよりは高い。
セルフサービス方式は、実物を見ながら頼めるのだが、便利なようで実はそうでもない。
すぐ後ろに並んでいる人がいるため、じっくり考えることが出来ないのだ。
もっと考えて決めたかったんだけど……すでにお皿に盛りつけてある横長のミートボール、
フライドポテト付をピックアップ。これの写真を撮るのを忘れたのが残念。
量はやはり多め。8ユーロ(≒1300円)。
後で調べるとスジュカキアというギリシャ料理らしい。ミートボールのトマトソース煮。
お皿の75%ほど食べてお腹いっぱい。
明日目が覚めたらアテネのピレウス港。おやすみなさい。