フランス/France:2012

23.離陸。

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予想していたことながら、マルセイユ・プロバンス空港はまるっきり地方空港で、
早めに着いても特に買物などをする場所もなく。
3時間も前に着いている必要もないのだが、万が一遅れたらヤダ、と思って早めに着くようになる。
市街から空港の道路状況もよくわからないしね。
まあ慣れてます。本を読んだり、旅メモをつけたり。

そんなことをしている間、ロビーに置いてある、乗りこんで遊べる車の遊具?のところに
3人の姉弟がたむろしており。
一番上のおねえちゃんが、んー、7、8歳かね。弟が4、5歳かね。一番下は1歳くらい。
車は幼児仕様なので、おねえちゃんと弟が乗るとぎりぎりいっぱい。
でも一番下の赤ちゃんも乗りたがって、金切り声を張り上げる。
そうするとおねえちゃんは弟に降りるように命令し、赤ちゃんを乗せる。
弟はそれに猛抗議。だが権力を握るおねえちゃんは知らん顔。
……闘争社会の縮図を見ました。

Marseille-provence airport.

車の遊具の写真はないけど、左下のちびっこいのが、その赤ちゃん。

※※※※※※※※※※※※

帰りの飛行機はマルセイユからパリで乗り換え。
近距離だから、今回は窓側の席を取ってみた。
久々の窓側なので軽くテンションが上がり、窓の外を撮りまくり。

ところで、ここでも出会いがありました。

マルセイユ空港で飛行機に乗り込む時のこと。
搭乗しようと立ちあがった瞬間、向かいに座っていた小柄な人と目が合った。
「日本人の方ですか?」
話しかけられたので、それなりにお辞儀をし合い。
「よろしくお願いします」
と言われ。……え?何をよろしく?と疑問を感じつつ、飛行機の中で自分の座席に収まる。

その後、シャルルドゴール空港で乗り換えのため飛行機から降り、
……わたしは大抵、混むのが嫌なので一番最後くらいに飛行機から降りるのだが、
しばらく行ったところでさきほどの日本人の方が立っている。
「なかなかいらっしゃらないから、あなたがどうしたのかと思って……」
並んで歩き始めて話を聞くと、いつも旅行には娘さんが同行していたため、
一人で乗り換えをしたことがないとの事。
それではまあご一緒しましょうか。シャルルドゴールも広いですからね。けっこう歩きますよ。

Charles-de-gaulle airport.

その後、パリからの飛行機が離陸するまで、四方山話をしました。
彼女はMさんといって、声楽の先生。今回は弟子の方の舞台を見に来たとのこと。
この弟子の方は、わたしはわからなかったが、
NHKのニューイヤーオペラコンサートに出演するくらいの声楽家だそうだ。

母くらいの年頃の方で、なんとなくわたしの父方の祖母と似た雰囲気を感じる人だった。
わたしはおばあちゃん子だったので、話していてほっこりする。
成田への飛行機に乗るまでの3時間、ずっとお喋りをしていた。
見知らぬ人と3時間も楽しく話すなど、わたしにとっては大変珍しいことである気がするが、
Mさん可愛い方でね。今思い出してもほっこり。

飛行機の中では別々で、成田空港の荷物のターンテーブルのところでお別れ。
少しお名残り惜しい気がした。

Poster of "koinobori"

成田空港まで着けばあとはもう帰るだけです。

成田エクスプレス。

東京駅。

東北新幹線。

仙台駅。

Sendai station.

タクシーに乗って、22:00に帰着。

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