富山新潟/Toyama,Niigata:2015

3.黒部渓谷トロッコ電車、往路。

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富山地方鉄道に30分ほど乗り、7:00に終点宇奈月温泉駅着。
ここで黒部トロッコ電車に乗り換える。

路線が違うので駅舎も違い、トロッコ電車の方の駅舎はすごい立派!

新しいね。

トロッコ電車は……写真で見るとそうでもないけど、まるでおもちゃのような電車。
遊園地からそのまま持ってきたような。

車両は意外に長くて、あれ、忘れたけど10両とかもう少しあったかなあ?
チケットを買うと乗る車両は一応決められてて、わたしが行った日は1両に2グループくらいずつ案配良く
配分してくれる。これが観光シーズンだと混むのかもしれないけど。
しかし人数が少ない日も車両数を減らさず、悠々と乗らせてくれるのは有難かった。
わたしの乗った車両にはわたしを含めて2人。キチキチ詰め込むと40人乗りくらいかな?

ちなみに本日の朝食。

駅の売店で売ってた、肉巻きドックというの。美味しかったです。300円は高いケド。
関係ないけど仙台89ersの試合会場で売ってる肉巻きおにぎりというのも、
こんな感じの食べ物でけっこうお気に入りです。

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7:54の宇奈月駅のトロッコ電車に乗る。チケット代は片道1710円。

……さて。どうしようかなあ。あとはひたすら車窓の景色を撮ってただけだからなあ。
車窓の景色と頂上の風景を合わせて、写真だいたい70枚くらい撮ってるんだよねー。
だがいくらトロッコ電車の速度が遅いと言っても、何しろ動いてる電車から外を撮るわけで、
アングルが外れているものもまた多し。

ま、あまり厳選せず、気の向くままに並べてみましょうか。

これ発電所なんだって。

ダムがいくつもあった。写真のダムの名前は忘れた。

雪がまだ残っててね。

1時間ちょっとで終点の欅平駅着。ずいぶん写真が並んだのでここらで一旦切りますか。

トロッコ電車は――

何よりもまず音がすごい。
あんな牧歌的な、遊園地から借りて来ましたか?というようなおもちゃ的なイメージの電車なのに、
現役工事工作用電車はやはり一味違うというか、正直ツラいほどの大音響。

ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ
ガタッガタガタガタッキーキーシュッゴットンゴットンッ

……これがずーっと続く。
わたしは耳がヨワイので、列車から降りた時には少し難聴気味になってました。すぐ戻ったけど。
特にキーキーが凶悪なんだよなあ……。
耳がヨワイ(大音響苦手)という自覚のある人は耳栓を持って行った方がよろしかろう。
まあ要所で耳をふさぐという対策でも何とかなると思うけどね。

反面、人が少ないことと、自分の声さえ聞こえないほどの音響のおかげで、一人アカペラカラオケし放題。
天気が良く、眺望絶佳、もうすっかり気分が良くなっちゃって。熱唱しました。

自分はすっかり観光気分で行ってるんだけど、実際のこの黒部渓谷は観光オンリーではなくて、
今も大切な巨大な水力発電施設。トロッコ電車から見えるところだけでもダムや発電施設、
工事中の場所やらトラックやブルドーザーやら……よく考えてみれば予想外のものが色々見えました。
産業的に現役。トロッコ電車も、実は基本はそういう場所に資材を送るための現役働く車。

わたしは近現代史及び現代社会にうといので、黒部ダムを単にダムでしょ?と思っていたのだが、
映画化されるほどそれはそれは困難を極めた工事だったらしい。

ここで知っている人は知っている、知らない人はまったく知らないことについて言及しますが――

実は黒部渓谷トロッコ電車と黒部ダムは観光的には直結してません。
黒部トロッコ電車の終点は欅平という駅で、おそらくその山一つか二つ越えた向こうに
黒部ダム(=黒部四号ダム)があると思われるが、トロッコ電車に乗って黒部ダムに行けるわけではない。
いやー、今回初めて知りました。わたしにとっては立山、黒部あたりは全く正確な地図が思い描けないところ。

ちなみにトロッコ電車の観光アナウンスは室井滋がやってました。富山県出身なんだって。
好きな女優さんだし、明るく楽しいナレーションだったが、何しろ音がすごいのでなかなか聞こえない(^_^;)。

朝の(素通しの)トロッコ電車は強い風が吹き抜けてサムイ。
夏だがトンネルがすごく多いので、トンネルに入ると急激にひんやりとする。
薄い長袖を羽織っていても寒かった。壁がある車両もあるんだけど、追加料金が必要。
新幹線駅をうろうろしている段階では、6時頃にも関わらずすでに直射日光の温度を感じていたので、
全然寒さへの心構えは出来てなかった。
基本暑がりのわたしでも寒かったんだから、寒がりの人が朝に乗る場合は壁あり車両に乗るか、
風を通さない長袖要。

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