一度家に着いてしまえば楽しかった旅行もすぐに過去。
とはいえ、その後1ヶ月ほどは何となく嬉しくて、思い出し笑いにやにや、ということもあるのです。
ギリシャは。
何と言っても暑かったですよ。「寒い国には冬に行け、暑い国には夏に行け」という格言?があるが、
(つまりその国らしさが一番味わえる状態ということ)
それは旅行者本人の体力と気力が非常に充実している場合なら、ですね……
やっぱり暑い時に暑い国に行くのは辛い。特にわたしは北国の人間だ。元々暑さには免疫がないのだ。
まだ6月じゃん、と思って気候を甘く見ていた。
今回をもって肝に銘じることにする。「寒い時には南へ、暑い時には北へ」。
不思議がいっぱいの国でした。
こんな言い方はあまりにメルヘンか。「変!」と思うことがこれほど多かった国も珍しい。
わたしはわりあいに文化の違いには鈍感な人間で、外国に行って違和感を覚えるということが
あまりないんだけれど、ギリシャは「なんで?」と思うことが多かったなあ……
何と言っても表示関連が。ギリシャなんて世界中から観光客が集まる観光地なんだから、
もう少し何とかしようがある気がする。
もっとも、イロイロ苦労したことも、過ぎてしまえばいい思い出だけどもね。
自分が困ることも実は面白いんだよ。日常生活で「愉快な困惑」ってありますか。
食については無念が多々……
でもやっぱりこれも暑すぎたゆえの体力の低下によってなのだから、
自分の体力のなさをもう少し自覚して、ですね……あと年齢も自覚して、
次は気候に合った土地を訪れよう。
行ってしまえばイケイケでほっつきまわるのはおそらく止められないと思うので、
せめてそれ以外の部分は快適さを求めよう。
あとは、意外にギリシャ人と話してない。
ギリシャ人は陽気で人懐っこいイメージがあったが、むしろ寡黙。余計なことは喋らない。
個人的なお喋りに発展した人が全くいなかった。
今まで他の場所では、公園を歩いていると「日本人?」と呼びとめられるとか、
バスで隣合った人とか、何のかんので一人や二人、地元民と交流があったりするのだが。
ヒッチハイクをさせてくれた人とも、結局ほとんど話してないし。
国民性は意外に引っ込み思案?それとも……
印象深い場所ベスト3。
1.デルフォイ
2.アフェア神殿
3.ミキーネ
かな。甲乙つけがたいけれども。
印象深い食べ物ベスト3。
1.ギロピタ
2.カラマラキア
3.ムサカ
印象深い動物ベスト3。
1.野良ガメ
2.アイギナ島の美猫
3.干されたタコ(動物か?)
こんなところだろうか。
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ギリシャ旅行も記録に残し、気づくと秋風立つ10月。
最初は、終わるまで半年くらいかかるんじゃないかと思っていたが、
何とか4ヶ月でまとまりました。長い間読んでくれて、どうもありがとう。
……そして、そろそろ腹の中では旅行の虫がまたうごめき始めてもいるのです。
次は、どこへ行くのだろうか。