チェコ・9月1日

4.嵐を呼ぶ女?

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そんなこんなするうち、出発の日が近づいて来る。

……そして台風も近づいて来る……。
出発2日前に突然天気図に出現した台風○号(何号だったっけね?)を見て
わたしはひっくり返る。なぜまるで狙ったように現れる?

顧みれば去年も出発の日は台風で、夜行バスがちゃんと空港まで着けるかどうか、
飛行機が飛ぶかどうか、ずいぶん心配したものだった。なんでこうなるかね。

大学時代、一部限定的に私の綽名は「嵐を呼ぶ女」でした……

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でもまあ、台風が来ててもそれほど大事には至らず。

いつもの夜行バス(ポーラスター)で成田空港へ到着、
いつもの甘栗で小腹が空いたのを抑えつつ、
いつもの(というほどではない。去年から二度目の)お茶漬け屋で朝ごはんを食べる。

だがしかし、今回は成田の離陸が9:25と早く、混んでもいたので時間が押してしまい、
今度こそ見ようと思っていた成田空港の折紙博物館は見そびれる。うう。
実際に見ればそれほど大したものではないだろうけど、見てみたいよう。

インフルエンザのことも気になっていた。
基本的に「罹る時にはどうせ罹る」と思っているので、本人はまあいいのだが、
自分が伝染って、それを他人様に伝染すことになるとやっぱりちとヤバイ。
念のため、マスクは持って来てみていた。出発の数日前、買おうと思って薬局に行くと、
軒並み(多分3軒ぐらい)品切れだったので、家族から貸してもらい持ってきたヤツが。

でも成田空港でマスク組はほとんどいませんでした。
流行初期にマスコミが煽りたてた頃は、成田空港でもほとんどがマスクの映像だった気がするが。
熱しやすく冷めやすい国民性ゆえか、やっぱり他の人も「どーせ伝染る時には伝染る」と
開き直っていたのか。まあ、すでに全国でも流行っているしね。

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成田―ソウル間、およそ2時間半。ソウル・仁川空港到着。
大韓航空は10年以上前に使ったことがあるきりなので、8年前に出来た仁川空港は初訪問。
8年前開港のわりに施設が新しく見える気がする。

Inchon Air Port,Seoul.

Big potteries.

ツボの飾り方がちょっといい感じ。

成田―ソウル間の担当キャビン・アテンダントのお姉さんの笑顔は美しかった……。
感動的だった。見ているだけでシアワセな気分になるほど「心から」な笑顔。
プロフェッショナルな笑顔はいくらでも見かけるけど(それはそれでエライと思うが)、
自然体の笑顔をああいう職業の人が浮かべるのは、むしろ稀有なことではあるまいか。

この時点でのここでの大事な任務は日本円を韓国ウォンに両替すること。
少し多めに2000円の両替。返ってきたのが約25000ウォン。12.5分の1見当ですな。
手に入れたウォンで早速リプトンティーのペットボトルを買う。
3000ウォンなので240円。少し高いか。まあ空港価格だしな。

そうそう、今回初めて携帯電話を海外で使ってみた。
あ、初めてではないか。以前旅行の時だけ携帯をドコモから借りて持って行ったことがある。
今回の携帯は自前。今年の7月に10年近く使い続けた携帯に別れを告げ、
新しくした携帯は、値段が最安で機能的にこれという売りはないが
(テレビとかも見られない)、海外で使えるのでウレシイ。

自宅へ電話をかけたらはっきりくっきり聞こえ、とても海を挟んでいるとは思えない。
メールも当然出来る。うーん、世界は狭くなったねえ。

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13:50(ソウルと日本の間に時差はなし)仁川空港発。
でも飛行機に乗ってからずいぶん待たされ、実際に離陸したのは1時間くらい
経ってからだった気がする。本を読んでいたのであまり気にならなかったけど。

機内で特筆すべきは、ビビンバ。

bibimbap(traditional Korean food),as airline meal. 

実は楽しみにしていた。辛いのが苦手なわたしは特に韓国料理好きというわけではないけど、
空の上で食べるビビンバって何か面白そうじゃないですか。
どんな風に出てくるんだろうなー、と思っていたら、具とご飯は別に出てきて、
自分で混ぜるようになっている。チューブに入っているのはコチュジャンで、
説明書によれば「半分量だとマイルド、全部使うとホット」。
わたしは5分の1くらいで充分でした……
ワカメスープもついていた。美味しかった。

食べ終わって一息つくと、目的地に到着するまであと7時間くらいになっている。
あら、もうそんなもん?
意外に早い。ソウル乗り換えだと方向的にロスが少ないってことなんだろうなあ。
さらに、成田―ソウル間もソウル―プラハ間も、空いていたので2席を1人で使えた。
これはかなり有難い。実は10年前もそうだった。なかなかいいかも、大韓航空。

ただし機体は古いらしく、長距離便なのに個人モニターが付いていない。
そういう機体は何年ぶりか。次に乗る時にはモニター付きでお願いします。

……しかし、なーんか漫然と飛行機に乗ってるなあ。
ぼーっとしたままここまで来てしまった感じ。
テンションが上がっていないというか。飛行機がアジア系のせいかな。
航空会社によって身構え度が違う気がする。
ヨーロッパ系の航空会社だと、飛行機に乗った途端外国。
日系・アジア系の飛行機だと、なんとなく安心するのかなあ。
もしくは、お疲れなのかもしれないね。

着陸直前。多分プラハ市街上空。リアルグーグルアース。

Maybe this is Prague centre.

現地時間18:10、プラハ・ルズェニェ空港着。

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