ついに来ました。長年の懸案事項。
やたらと立派なこの建物は、たてもの園の入口で、
「1940年(昭和15)に皇居前広場で行われた紀元2600年記念式典のために仮設された式殿です。
1941年(昭和16)に小金井大緑地(現在の小金井公園)に移築されました。 江戸東京たてもの園の開園にあたり、
ビジターセンターとして改修しました。」(HPより)だそうです。
立派過ぎて違和感。
江戸東京たてもの園は、大雑把に言ってかなり面白かったが、
詳しく写真の内容を説明したいというほどの熱意を生む感動はなかった。なのでさくっと。
三井八郎右衞門邸。
あの財閥の三井ですかね?細かいところまでびっちり手間と金をかけている、
……というところまではいかなかったけど、なかなかでした。
これはルネ・ラリックだそうだ。言われてみれば。
奄美大島の倉庫で、どう見ても屋根にしか見えないところが倉庫本体。
高床式にもほどがある!というツッコミを入れたくなる。
建築家・前川国男邸。
家としては狭めだが、落ち着いた雰囲気のある。
これは「千と千尋の神隠し」の風呂屋のモデルになった風呂屋と言われる。
まあ、部分部分を参考にするんだろうし、わたしが違うというのも野暮だけれども、
モデルとしては道後温泉本館の方がはるかに雰囲気だなあ。
上記3枚は「看板建築」と分類されるもの。
それって何?と聞かれてもわたしは説明出来ないので、Wikiご参照のほどを。
藤森照信さん命名。どの程度市民権を得ている用語なのか不明。
江戸東京たてもの園は、だいたい30棟くらい。
写真は他にもあるけど、面白かったのはこんなところ。
しかし、ここはもう少し飲食コーナーを充実させるべきだ。
わたしはここで10時半から13時半を過ごした。まあそれなりにちゃんと見ようとすれば
そのくらいはかかるわけですよ。
3時間もいたら当然昼ごはんを食べる可能性は高いし、そうでなくてもお茶でも飲んで
足を休めたい人は恐らく多いでしょう。
それなのに、ビジターセンター内にある喫茶コーナーは、テーブルが……どのくらいだったかね、
6、7卓くらいかね?座席数だと20席くらいかね?
まあとにかくスーパーのパン屋の横に何となく設けられている飲食コーナー並みのしょぼさで、
並ばないと座れなかった。しかも飲み物メインで、食事ってほどの食事が……ほぼない。
しょうがないので食事になり得るカツサンドを頼んだけど、これが紙箱に入った
(昔の国内)機内食並みのカツサンド。
それに紙コップの紅茶で870円てんだから呆れかえる。
博物館にはちゃんと飲食施設を併設しましょう。
まあそれを言ったら宮城県美術館の喫茶店も、中身はともかくスペースは狭すぎるけどな。