1.わたわたのまま、和歌山へ出発です。

和歌山/2026

聞いてください。

前置きが長すぎるが。

本当はこの時期、釧路へ行こうと心づもりをしていたんです。いや、この時期というか、もう少し後。6月後半か7月あたり。まあいいシーズンでしょう?

だがつまづきの石はすでに遠い昔に置かれていたのであった。――なんのことはない、去年の山口旅行が長すぎたんです。山口はたしか去年の11月だったはずだが、その記事を書き、キュンパスを始めとする日帰りの旅を3回、2泊3日の旅を書いてるとGWになってしまいました。GWから6月末の旅の計画を立て始めるのは気分的にだいぶせわしい。

そんな時にyoutubeで、下村観山展が開催されるという情報を目にしました。東京会場と和歌山会場。東京会場の方がもちろん近いけど、関空と和歌山ってすぐそばでしたよね?7年前に鹿児島から戻る時に、関空での乗り継ぎを長めにとって和歌山観光をした。近いからこそそういう行動をしたんだから。

43.関空乗り継ぎの間は和歌山へ行こら。
実はね。鹿児島空港ー関空間のピーチ航空が朝の8:45と夜20:40だということを知った時点で、乗り継ぎの時間を利用して、和歌山へ行こうと思っていたの。数年前、熊野古道に行った時に和歌山市をスルーしたのが気にかかっていて。 鹿児島空港8...

関空から和歌山へは、確認すると1時間程度でした。仙台ー関空の飛行機は、LCCなら6、7000円くらいだし、下手に東京行くよりも安いくらい。移動時間は多少長いけど、うまく選べば日帰りさえ出来るはず。さすがに日帰りはしないが。

これは釧路ではなく、和歌山へ下村観山を見に行くのもありか?

そう考え始める。釧路のプランニングより和歌山のプランニングの方がはるかに簡単だろうし――2ヶ月切ってる状態でじっくりプランニングも出来まい。せっかく行くんだから、釧路はしっかり検討したいもの。

よーし、今回は和歌山へ行こう!

……35度!?

そして情報を集め始める。いうても和歌山市には観光はそんなに……。実は串本・無量寺の応挙の襖絵はぜひ見たいし、白浜の水族館も若干気になるけど、行くとなると和歌山市からはけっこう大ごとなのよね。特急で3時間くらいかかる。しつこく調べましたが今回は断念しました。

そうでなくとも高野山という大物が現れたんです。わたしは高野山を未攻略で、いつか行こうと思っていたが、奈良からのアクセスだと思っていた。だがむしろアクセスとしては和歌山、あるいはなんば(関空)かららしい。ここは今回行っといた方が効率がいいんだろうなあ。

和歌山市、高野山、そして観山展。これをプランニングすると、まあ7日でも行けそうだけど、少し余裕を持って7泊8日。これならいつもの修行ではなくのんびり回れるでしょう。細かいところは後で詰めるとして、一応流れが見えてめでたい。一安心。

……だがわたしの失敗は、この段階でようやく和歌山市の気候を調べたことです。

行こうとしていた6月末、7月頭の去年の最高気温は……げげ!?35度!?なにそれ!?
それは絶対無理でしょう……。死んでしまう。しまったー、南国の気候を甘く見ていた!

今からどんなに前倒ししても限度がある。そもそも観山展は5月30日開始だし。
6月上旬なら気温的にはぎりぎりいけるか……。気温もぎりぎり、予約もぎりぎり。でもわたしはヒヨワだしなあ。観光って基本的に屋外をうろつきまわるわけだし。高野山は和歌山市内よりもだいぶ涼しいらしいが。

えー、そうすると今回は観山展のためだけに1泊2日にする?
観山展と涼しい高野山で3泊4日?
それとも初志貫徹の7泊8日?

 

……………………。

 

悩みました。5日くらい。
せっかく流れが出来たのに気温のせいでご破算。出発までの残り時間が少なくなっていき、ますます追い詰められる。どうしよう。
――だが結局は長めの設定に落ち着きます。初志貫徹の7泊8日にしましょう。せっかく行くんだしさー。行き残すとまた行かなきゃいけなくなるし。それは大変。

というわけで、決定!和歌山&高野山7泊8日です。

ピーチ航空を久しぶりに利用しようとしたところ……

決まったらとっとと飛行機の予約しないとね!関空行きだからピーチ一択ですよ!伊丹空港に行ったら和歌山までものすごく遠いですよ!

――だがわたしが利用していないこの7年の間に、仙台ー関空間のピーチ航空事情は劇的な変化があったのでした。

仙台ー関空間が一日に3便しか飛んでない。前は4便?5便?けっこうな本数が飛んでたはずなのに。3便と5便の差はでかい。

しかも仙台発の最初の便が12:05発なんですよ。前は7時台、10時台くらいあった気がするんだけど。12時発だとねえ。着いて14時前ですからねえ。近いとはいえ電車の乗り換えとかありますし、和歌山市到着が15時半なんですよねえ。そうすると一日目に観光はほぼ出来ないじゃないですか。

でもまあしょうがない。この際他に選択肢がない。もしかしたらあったのかもしれないが、なにしろ時間が迫っているからもう決めてしまわなくてはならない。こんなもんだろう、という感じで妥協しました。15時半に和歌山市に着いてから観光が出来るかどうかは後で検討します。

帰りも、前はもっと遅い便があった気がするが、17:55が最終。でもまあこれくらいならね。ほど良い時間に帰れてありがたいくらいのもん。

宿坊の選び方が……わからなかった!

残るは宿です。

今回7泊のうち、5泊を和歌山市内、2泊を高野山と決めました。まあこれももっとじっくり検討したら別な選択をしたかもしれないが。何しろ時間に追われているんです。うかうかしていて適当な宿がなくならないかと焦る。

せっかくなので高野山の2泊は宿坊に泊まりたいと思っていました。……でも宿坊って高いんですね。もう高級旅館並み。というか、高級旅館以上。わたしなんかいつもビジネスホテルで、7000円くらいまでのところに泊まるのに……。

一応参考図書は読みました。

これは宿坊選びにはある意味でとても参考になる本!……だったのですが、ある意味ではほとんど役に立たない。どういうことかというと、金額が書いてないんですよねー。それぞれの宿坊の特徴が書いてあって、地図もあったから、この宿坊に泊まりたいなあ、という選択まではこの本を読めば決められる。

宿坊ごとにいろいろ売りがあって、アピールしてます。
曰く、襖絵が誰誰が書いた見事なもの。小堀遠州が作った庭。重森三玲作庭。加賀前田家縁の宿坊。護摩行で有名な寺。朝の勤行はだいたいのところは泊まった人は参加できるけれども、その他に写経や阿字観などが出来るところもあり、50数軒の宿坊泊まり放題。

だが値段がわからないと決められないじゃないですかっ……!!

高野山宿坊協会のサイトがあります。

でもここにも金額が書いてなくてですね……。もっと予約にすすめば書いてあるのだろうが、いろいろな宿坊のなかから、金額を含めたいろんな条件を勘案して決めたいわけじゃない?決めてから金額が出るシステムだとだめなのよ。

もうめんどくさくなって……どうしたのかというと、

楽 天 ト ラ ベ ル で予約しました……

50数軒の宿坊のうち、このタイミング(たしか残り2週間くらい)で載っているのは4軒しかなかった。そのうち現実的な価格で泊まれるのは2軒だけだった。その2軒を1泊ずつ予約しました。選択の幅はほぼなかったといえる。ちなみに残りの2軒は、片方が4,5万、もう片方は11万だか23万だかでした。1泊に4、5万かけるのならば、旅行をもう何泊か延ばしますよ!

でも「現実的な」とはいいましたが、片方は14000円、もう片方は18000円台でした。くうう。普段ならこれ、わたしの5泊分の宿泊費ですよ。口惜しいなあ。片方は素泊まり設定もあったのだけど(8000円)、高野山ではコンビニが1軒2軒しかない上に、夜ご飯の時間帯にやっている飲食店が心もとない。

多分素泊まりにすると現地に行くまで「朝ごはんと夜ごはんは大丈夫か?」とずーっと気にかかることになると思ったんですよね。まあ非常食程度なら下界から持って行けるが、そこで苦労するのは――面白いは面白いけど、そこまでせんでもいいだろうと思い。清水の舞台から飛び降りるつもりで(?)2食付きにしました。結果的にはそれで良かったと思う。

安い方2連泊にしなかったのは人生の経験値をあげるためです。宿坊1ヶ所にしか止まらなければ経験値は1ヶ所分だが、2ヶ所に泊まれば比較検討が出来る。まあいつもはそんなことは考えませんが、今後宿坊に泊まることがないかもしれないので見聞を広げてみた。

改めて思うが、宿坊の選択はどうするのが正解だったんでしょうかね?
現地で観光案内所に行きました。後で考えればここが宿坊協会の窓口を兼ねてるので、腰を据えて訊けば最適解を出してくれるのだろうか。事前の予約の時は電話なりメールなりで親身に相談に乗ってくれるのだろうか。実際行った時にこの点も尋ねてみれば良かったのだが、他に訊くこといっぱいあって忘れてしまった。

和歌山市5連泊の方は、1泊7000円のところと5000円のところでどっちにしようと考えて、ケチって5000円の方へしてみました。宿坊でお金を使う分、1万円の差は大きいかなあと思い。その結果がどうだったかはあとで言及します。

和歌山旅行、はじまりはじまりー。

さて。前置きは以上です!あとは現地に行くばかり。

情報収集を始めてから実際に予約をするまで2週間程度でしたか?そこからさらに高野山の関連本を読んで、観光を詰めて、前日までルート検討会の記事を書いて……書き終わって、前日の夜に荷造りして、当日に出発です。飛行機が遅い分、そんなに早起きしなくていい――はずでしたが、後述の理由でいつもより少し早起き。

楽しい旅行でした。例によって長い記事になると思いますが、おつきあいくださるとうれしいです。

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