◎きれいな日本画が見たくなって並べてみました。今回は速水御舟と円山応挙。

大好きな美術館&博物館

ふと、

きれいな絵を見たいな。

と思いました。

今の気分だったら日本画。色のきれいな日本画が見たい。

通常の世の中であれば、島川美術館へ行けば解決したと思います。

◎期待以上に見ごたえあり!幸せな絵の並ぶ島川美術館。
仙台市のミュージアムといえば宮城県美術館、仙台市博物館。 しかしこの春、第3勢力というべき美術館が誕生しました!それが島川美術館です。 島川美術館とは? 島川美術館は株式会社ジャパンヘルスサミットという会社が持っている 私立...

でも今、美術館は閉まってる。ほとんどの美術館が閉まってる。実際に見ることが出来るのはまだ先のことだろうなあ……。

というわけで、ネット上できれいな絵を眺めていました。ご一緒に、きれいな日本画を眺めましょう!

でも日本画、よく知らない……

ちなみにわたしは日本画よりも西洋画の方に馴染みがあります。平均的な日本人はそういう人の方が多い?日本画についてはあまりよく知りません。贔屓の画家もそれほどいないんですよね……

単純にきれいだと思ったものを並べていきますね。並べて、よしなしごとをごちゃごちゃ言ういつものスタイル。

 

速水御舟「名樹散椿図」

Kamelien-Baum.jpg
Hayami Gyoshu – Catalogue, パブリック・ドメイン, リンクによる

受ける印象は椿というより牡丹のような感じですね。木に対して、花のサイズが大きすぎる気がする。(が、モデルとなった椿の木の写真を見たら、大きさは妥当なようです)一本の木なのに色々の椿が混じってるね、とかいいたくなったりしますが。

でもきれいですね。こういうものを侍らせてお酒を飲みたいなあ。(←下戸)
拡大して見ると、葉表の照りのある緑と葉裏の白っぽい緑がちゃんと塗分けられてて写実性を感じます。花は均一的ですが、蕾やガクの部分は写実っぽい。

日本画のいいところは第一に色がきれいなところだと思うんですよねー。インターネットでは、その色が十分堪能出来ませんが。

 

速水御舟「炎舞」

Enbu by Hayami Gyoshu.jpg
Hayami Gyoshu – Yamatane Museum, Tokyo, パブリック・ドメイン, リンクによる

わたしにとって速水御舟は「炎舞」の画家なんです。これは多分どこかで見ていると思うのですが。

画題的に、ハッとさせられる絵ですよね。炎に惹かれて近づき、身を焦がす蝶。……蝶ではなく蛾なのか?これは。みんながみんな、こちらに向かって羽を広げているポーズを、何頭かは横向きにしてみたら効果はどう変わっただろうか、ということを考えてみるのも楽しい。

紅蓮の炎の表現も。
闇の色も。
べったりした漆黒ではなくて、羊羹色といいたいような……甘い茶色がかった闇。
これは独自性の高い色だと思います。

 


もっと知りたい速水御舟 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

 

円山応挙「朝顔狗子図杉戸」

Okyo Puppies and Convolvulus.jpg
Maruyama ?kyo – From here, パブリック・ドメイン, リンクによる

かわいい!わんこ、かわいい!

これはタイトル通り、杉で出来た扉に描いた絵です。日本画は、襖や屏風に室内装飾の絵として描かれて来た歴史が長い。お城の襖などにも絢爛豪華な松や鶴の絵が描かれていますね。

 

円山応挙「孔雀図」

Okyo Peacock and Peahen.jpg

ほんとはもっと好きな「牡丹孔雀図」があるのですが、
なにしろ日本画は使える画像がとても少なくて……

 

円山応挙「群鶴図」

Cranes LACMA M.2011.106a-b (1 of 20).jpg

Cranes LACMA M.2011.106a-b (2 of 20).jpg

端正な美しさがありますね。わたしはこれは配置のリズムの良さだと思います。その次が羽毛の細かさ。

ロサンゼルスのカウンティ美術館所蔵作品とのことなので、伊藤若冲のコレクターとして有名な、ジョー・プライスさんの持ち物ではないかと愚考します。

 

円山応挙「雪松図」

雪松図(国宝)三井記念美術館
円山応挙(1733年- 1795年) – scan by User:Fraxinus2, パブリック・ドメイン, リンクによる

Okyo Pines right.jpg
円山応挙(1733年- 1795年) – scan by User:Fraxinus2, パブリック・ドメイン, リンクによる

円山応挙の中で一番有名なのはこれかもしれません。せっかくあるので並べてみました。

左隻(一枚目)の繊細さと力強さのバランスがいい気がする。右隻は片方だけで見ると力強すぎる気もする。これは実際に見てみたいですね。

見たことある応挙だとプライスコレクションにある「懸崖飛泉図屏風」が良かったなー。余白と、描いてある松、滝、山の稜線のバランスが素晴らしいと思った。余白を見る屏風。

 

もうちょっと色彩溢れる絵を並べたかったが……

少し多めになったので、ひとまずこれにて。

速水御舟も円山応挙もそうですけど、日本画家っていろいろな種類の絵を描けますね。

日本画が今一つわかりにくいのは、一人の人がいろんなタイプの絵を描くからかもしれません。この絵とあの絵を描いたのが同一人物だなんて、知らなければ気づかないことが多いのではないでしょうか。

それから、伝統的な画題を描くことが多いのもわかりにくくなる要因かも。なかなか作品と画家を結び付けられない。牡丹や孔雀や鶴などが画題の屏風はすごくたくさんの人が描いているし、写しも積極的に行なうし。

円山応挙の「牡丹孔雀図」とその弟子の長澤芦雪の「牡丹孔雀図」なんて見分けがつきませんねー。これは展覧会で並べて見せてくれたことがあり、じっくり見比べられる面白い展示でした。

隣で見比べてようやく、多少は違うかも……という感じ。別々に見たらどっちがどっちなんて絶対わからないよ。

日本画はもうちょっと見てみたいと思います。

 

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