1.なぜ台湾か。

台湾/Taiwan:2013

フランスに行ったのは去年の5月だった。そうすると、今年は6月か7月……
そうだなあ、ドイツ語圏に行ったことがないからドイツにしようか。
北と南を両方行くのは無理っぽい。北はあんまり惹かれないし、南はミュンヘンだけだと
日数的に持て余しそうだ。だったらミュンヘンから近いオーストリアのサルツブルグ、
ハルシュタット辺りにしようか。ハルシュタットは、こないだテレビで見てきれいな所だったしなあ。
リヒテンシュタインにも行きたいけれど、少しアクセスが悪い。

と、ガイドブックも何冊か買い、宿泊都市などの大雑把な日程もたて、
飛行機の時間もチェックして、ほぼこれだろうという便まで目星をつけたというのに……

飛行機の予約を、クリックする根性がなかったのでした。

最後の最後でどうしても腰が上がらなかった。6月7月の旅行の手配は3月4月頃。
たしかに仕事が忙しい時期で、正直旅行にまで気が回らないという部分もある。
ガイドブックを読むのも航空券のサイトを確認するのも、よっこいしょよっこいしょと
がんばりながらようやくだった。それでもがんばって、航空券の予約直前までは
こぎつけたというのに。最後の一歩が踏み出せなかった。

これはけっこう自分にダメージがあったんですよ。旅行くらいしか楽しみのないわたしが、
旅行さえ億劫に感じるほど無気力になっているのか?いくらなんでも旅行くらい出来ないようでは、
人生に残っているものはほぼナイ。

しかしそう思いつつも時は過ぎゆく。6月――7月――8月。
旅行に行かなきゃ、というのが強迫観念に近くなっていた。この状態は良くない。
でも……めんどくさいんだよう!!

もしかしたらアジアなら行けるのではないか。結局のところ、一番のハードルは、
ヨーロッパへ行く時の12時間のフライトなんだから、近場ならもしかして。

台湾は前々から行ってみたかった。
食べ物美味しいらしいし。10年前ハマっていた中国茶芸も台湾。何より故宮博物院。
仙台から直行便もあるらしいから、3時間か4時間で着くだろう。いいんじゃないか、台湾。

よし!台湾だ!
……と決めたはいいが、また気力がなくてそれから先に進まずグダグダ。
10月頃行こうか、と思っていたのにまた出遅れ、よっこいしょ、と航空券のサイトを
チェックし始めたのは9月になってから。
いかん。やはりどうも腰が重い。

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仙台から台湾に行こうとすると、大雑把に言って3つの方法があります。

1.仙台から台湾直行。
2.成田から飛ぶ。
3.経由便。

それぞれさくっと調べたところ、(だいぶ前の印象なので不正確です)

1.5、6万円。夕方発で、午前出発なんだよなー。実質の移動時間は一番短いが、
結局初日と最終日は移動だけしかできない。
2.成田・羽田からだと安い航空チケットは2万円くらいから。
でも東京までの旅費が往復で2万弱かかるし、移動の時間もある。合計4、5万。
3.ピーチ航空が仙台ー関空、関空ー台北の路線を出している。ここはまあ安いんだろう。
でも関空でけっこう待ち合わせが長いのがネックかなあ。

そんな程度を大雑把に把握し、今後、片道ずつばらばらに組んでみたらどうかとか、
日付を実際に指定しての金額比較とか、ツアーに参加するとかの選択肢を検討してみようかと、
……しかしそこで止まってまた1週間ほど過ぎる。
これは台湾でさえも行けないのではないかと薄々思い始めた頃、
ピーチ航空さんからメールが来ました。

「搭乗100万人(?)を記念して一区間1500円から!」

もうこのタイミングに乗るしかない!と思いましたね。
検討事項、全部とっぱらって、もう決めてしまおう。
関空での長時間の乗り合わせというネックはあるけど、とにかく3万円内外で行けるんだから。
ここでぐずぐずしてたら、また最後の1クリックが出来なくて時期を逸し、敗北感に打ちのめされる。

というわけで、DMが来たその日に、航空機の手配をしてしまったのでした。
決める時は早い。というよりも、それまでがぐだぐだし過ぎだったんです。

ちなみに旅行から帰って来てからピーチ航空のサイトで確認したところ、時期を選べば
結局のところ、別にキャンペーン期間じゃなくてもやっぱり3万円ちょっとで行けそうです。
荷物を預けるか預けないか、座席を指定するかしないかで若干の変動はありますが。
でも、あのタイミングでピーチ航空からメールが来なければ多分また腰が上がらなかっただろうから、
わたしが台湾に行けたのはピーチさんのおかげと言って言えないことはない。

ピーチ航空、相当持ち上げてますな。ここまで言ってるんだから、何かくれ。

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