13.津和野城はえらいところです……。

北九州・山口/2025

5日目です。この日は津和野観光。

スーツケースを預かってもらってホテルを出ます。わりと眠れなかったので8:50くらい。まずは永明寺へ向かいます。

あ、その前に情報としてひとこと。津和野駅前には手荷物を300円で預かってくれるサービスがありました。レンタサイクル利用者は無料。手荷物預かりだけでも可能なのが有難い。

今回わたしは利用しなかったけど、これはありがたいですねえ。なにしろコインロッカーは心もとないのよ。数的にもサイズ的にも。ふさがっていれば使えないわけだし、そしてわたしの海外旅行用のスーツケースが入る大きさのコインロッカーはほとんどない。

永明寺。

ここは森鴎外のお墓があるところです。

鴎外は昔いくつか読んだし、今回の旅行の前にも2作くらい読んだんだけど、いま一つ好きではないのよね。旅行に際して鴎外の関連図書も数冊読んだがそんなに親しみは増さなかったねー。

だが、強いお母さんだったというのは今回初めて知った。「鴎外は神童で、家内の期待を一身に背負っていた」というのは知っていたけど、お母さんは控えめなタイプだと思っていた。そう言われてみると、強いお母さんの支配下の息子って感じがするわ。また実際に神童だから、家族の期待にも応えられちゃうんだよなあ……。だが本当に自分のやりたいことを出来たかというと。

でも本人は(愚痴をいいつつも)人生に満足だったんだろうか。写真ではいつも寂しそうな顔をしているが。それとも表では功成り名遂げていたが、実は心には寂莫たる風が吹いていたんだろうか。

朝の光でお寺の名前がくっきり。

 

この場所の左奥に森林太郎鴎外の墓があります。「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」という遺言でしたが、――彼は10歳で東京へ行ってから、津和野には一度も帰らなかったらしい。

 


これは多胡逸斎という人の「人物画」。家老でもあり、絵をよくしたという立場のようです。渡辺崋山とも親交があったとか。立場も似てますね。

3.そもそも、なぜわたしは三河田原に来たのか。
わざわざ仙台から中部国際空港に飛んで、そこから三河田原に行く人なんて100人に1人もいないに違いない。もしかしたら1000人に1人。万に1人の可能性もある。 わたしが三原田原を目指したのは、そこが渡辺崋山ゆかりの土地だったからです。 ...

その他の調度や障壁画もなかなか由緒がありそうでした。お寺がとても広いので、掃除が大変だろうなあ。

森鴎外記念館へ。

永明時から駅へと戻り、バスで森鴎外旧居&記念館へ向かいます。少し離れてるんですよ。まあ2キロくらいですけど。歩いても行けただろうが、その後のルートを勘案して楽できるところは少しでも楽をしておく。

津和野駅前には実際に走っている蒸気機関車とは別に、展示用の機関車が鎮座しています。

バスを降りたら、猫がいっぱいいる謎(?)の施設があった。しばらく猫を眺める。今調べたら、カフェの一角に猫のスペースがあって、希望者は400円を払って猫スペースに入れるらしいです。これを「猫カフェ」ととらえるなら破格かも。でもわたしには入る時間はなかったから、現地で知らなくて良かった。

 

森鴎外旧居。

小さい家でした。何しろ本人は10歳までしかいなかったところですからね……。記憶にあったかどうか。父は鴎外と一緒に上京し、他の家族はその翌年に東京へ移ったようです。

記念館は正直あまり記憶にない。30分くらいの滞在。

津和野城、ノボル。

川の風景がいいなあ。


津和野城は下から見上げると「天空の城か?」と思うほど山の上。でもリフトがあるからそんなに大変なことにはならないはず。

リフト乗り場までも多少登るんですけどね。

急坂。ここリフトで行けて本当に良かったー。リフト自体はそれほど長くはありません。
リフトを降りて、ほんの少し歩くとかなり急な山の上。

津和野の町が見下ろせる。
やー、リフトで来れば津和野城、楽勝!……と思ったんですが、実はですね……

これ、まだほんの序の口でした。

 


工事用の階段。美観という意味ではなんぼか損ねられていたとは思うが、この階段がなければもっと大変だったでしょうね。さっき楽勝!と思った場所は中心ではなく「出丸」だそうです。けっこう高かったけどなあ。そこから本丸まで15分くらい?10分で行ける?

いくら守城のためといっても、こんな険阻なところに作るかね、城を。
みんな登って来る間に力尽きちゃうよ。あ。だからいいのか。それが目的なのか。でも味方の体力も削りそうな気もする。

すごい城だと思いましたよ。立地条件がきびしい。
毎日登城したわけではないだろうが、ここに建物を作って日ごろはほっぽっておく、というわけにも行かないだろうから、それなりの人数が通ってたわけですよね?……それはメーワク。城主は400年後の観光客の苦労も考えて、お城を(適度な平地に)作って欲しい。

とはいえ、本丸辺りも高低差があって、自分で行って楽しめる石垣という意味ではかなり上位に来る気がする。よくあることで、テレビでドローンの外側からの映像で見ると楽しいけど、実際に行ってみるといまひとつという石垣は多いが、ここは現地に行って、その場所から見える城のナワバリが複雑でけっこう楽しい。この大壁なんてある意味生け花みたいですもんね。

見下ろす町のきわ、電車が横切っていく。
ほんとはここでSLの姿を撮ろうと思ってたのよねー。でもなんかいろいろやっているうちに忘れてしまった。津和野が初期の予定よりも短めの観光になったので、ここでそんなに時間をとってちゃダメだろうというのもあったし。まあ赤い電車も可愛かったから良し。

 

来るのに苦労した道は帰るのも苦労です。でも登るよりは下る方が多少はね。

足腰弱い人はちょっと厳しいかなあ……。車椅子、あるいは杖をつきながらはちょっと無理です。とにかく階段をひたすら登る、高低差アリアリのところですから。登れるうちに登っときましょう。

さて、ここから帰らなければなりません。階段を下りて行くだけでもなにしろけっこう距離があるから。それでも来た時よりは帰る方が多少マシで10分程度で帰れました。

帰りのリフトは、崖を飛び出す感じになるので少しコワイです。高所恐怖症の人はしっかりリフトの棒を握って吉。特に、動き始めは揺れるから。ちょっと怖かったよ。

津和野城はリフトに乗って帰りに降りるまでおよそ1時間15分でした。ある程度これを基準にして大丈夫だと思います。城好きならもう少しかけてもいいかも。わたしはごくごく普通の観光客(ちょっとじっくりタイプ)です。

 

 

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