下関駅へ戻って、13:00過ぎです。お昼ごはんを食べましょう。
これで良かったのはわからないが、茶そば。
――今回の旅行で最大の懸案(?)となっていたのは、ある意味で「瓦そば」だったかもしれません。
瓦そばといえば山口名物。これは食べなきゃね!と思う人も多いでしょう。……だがわたしはソバがそんなに好きではないのであった……。嫌いとまではいかないけれど、お金を払って食べるまでではないというか。そばつゆの味も今一つ他人なんだよなあ。血は繋がっているけど遠い親戚。
だが瓦そばって焼きそばの要素もありますよね?そこで悩む。焼きそばになると多少変わるのか?せっかく来たから名物は食べたい気がするし……。
山口市の観光(正味3日)ではずーっと頭の片隅で瓦そばのことを考えていたし、下関観光のこの2日間も瓦そばがひっかかっている。食べる?食べない?食べるとしたらこのお昼か夜ご飯しかない。ホテルの周りに瓦そばが食べられるお店がなさそうだから、このお昼が最後のチャンスなのか?
そこで結局駅ビルの「しものせき味庵」さんで食べることにしました。注文する時に気づいたが、ここのお店では瓦そばではなくて「茶そば」。ものとしては同一のものだろうが、瓦でないことが名物感をうっすらと減退させる。

ま、瓦ではないですね。鉄鍋ですね。瓦であることが味に寄与するとは思えないんですが、寄与するんですかね。でも見た目は瓦そば。まあ見た目がなんとなく瓦そばならいいんじゃないの。茶そばでも。
……うん。焼いたおソバですね。焼いた分少しはコクが増えて、わたしの好みに寄ったのか?うんー、ソバに興味がない人が食べてみるべきインパクトはない。瑠璃光寺の近くで食べたそば寿司の方が面白さがあった。念のため言いますが、問題は、ひとえに「わたしがソバに興味がない」ことです。ソバ好きの人は積極的に食べてください。
とはいえ、ずーっと心にひっかかっていた「瓦そば問題」が解決して一安心。ここで安心するくらいなら、もっと早く食べておいた方が良かったですね。今までずーっと脳のリソースを食い続けていた。
高杉晋作散歩。
下関駅の北側は、高杉晋作ゆかりの場所が点在しています。全然派手じゃないけれども。この辺りをゆっくり歩いて、下関観光の締めといたしましょう。
下関駅のこっち側はほとんど観光客は行かないところかもしれませんね。少し侘しさが漂う。昔は多分この辺りが下関の中心だったのではないでしょうか。んー、さすがに中心は唐戸か。でもこちらも人がたくさん住んでいて、生活上のお店がたくさんあった気配がある。

高杉晋作終焉の地。きれいに整備されている。高杉晋作はせわしないほどあっちへ行ったりこっちへ行ったりを永遠に繰り返した人ですが、下関にはかなり縁があった人らしく。愛人もたしか下関にいた気がします。
そこから5分ほど歩いて、今度は高杉晋作療養の地。病んだ晋作はこの辺りの家にしばらくいたらしい。そこからいよいよ病篤くなり、さきほどの終焉の地に移ったとか。
ここはほんとに住宅地の道路のすぐ脇にここだけ石碑が立っているだけというか。でもこういうところでこの石碑を建てるのはやはり地元の人たちの協力が不可欠だろうし、残すのもそうだろう。病中に読んだ漢詩が刻まれている。
落花斜日恨無窮 落花斜日恨み窮まりなし
自愧残骸泣晩風 自ら愧ず残骸晩風に泣く
休怪移家華表下 怪しむをやめよ家を華表の下に移すを
暮朝欲拂廟前紅 暮朝廟前の紅をはらわんと欲す
花が落ちるように、陽が沈むように、
衰えていくわが身が恥ずかしく恨めしい。
桜山神社の近くに家移りしたことを勘ぐらないでくれたまえ。
ただ朝に夕に、松陰先生の魂のそばの落葉をはらいたいだけなのだ。
超意訳でお届けすると、大意はだいたいこんな感じかと思われます。違うかもしれないけど。後半は詩自体だけでは意味がわからない部分で、近くに桜山神社という場所があるんですよね。ここは長州藩士の招魂社として高杉晋作自身が提唱して創建した神社だそうです。もう自分が死ぬものと諦めて松陰の近くに引っ越したわけではないよ、という意味だと取りましたが。
そしてその桜山神社。

裏には391柱の御祭神が。

吉田松陰の左右に高杉晋作と久坂玄瑞。長州藩、豊浦藩(多分長府藩の後身)、その他の人々。この地は元々奇兵隊の調練場だったそうです。桜をたくさん植えたので、春は桜がきれいだそう。
ここまで歩いてあとは下関駅まで戻る。16:00前で少し早いですが。
明日は帰る日。
お昼を食べた時に、下関駅のお土産屋さんに食指が動くものが多少あったので、ふく茶漬とうに明太子を買いました。湖月堂さんの栗まんじゅうと、昨日買った獺祭で家へのお土産は完了~。
ホテルまで徒歩で戻り、荷物を置いてから高杉晋作ゆかりの東光寺を目指したのですが……どこから登っていけばいいのかわからなかったので諦めました。けっこう高台にあったしね。登っていく元気がもうなかった。
近くのスーパーへ行って、夕飯を仕入れます。

少し買いすぎている。
夕飯として半分くらい食べて、残りは翌日の朝食として食べました。ケーキはホテルの隣のケーキ屋さんで買いました。
さて。長かった旅行も明日が最終日です。まずは出光美術館門司へ行って、その後は博多を観光する予定。おやすみなさい。

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