6.宗像大島探訪、その1。

北九州・山口/2025

さて、ここからは大島堪能旅です。

わたしはひとまず島の北東方向へ。お昼を「カフェ姫っこ」で食べたいと思ったので。だがお店はお休みでした……。

しかしその向かいに屋台(?)の姉妹店「さんしゃまる姫っこ」さんがが営業中だったので、そちらでお弁当を入手します。昼過ぎの品薄になったお弁当の中から豚丼を選びました。たしか650円。

おあつらえ向きにお店のすぐ横にこんなところが。

いいですねいいですねー。だって目の前はこんなところだもの。

ご飯がすごく進む濃い味。濃いけれども美味しかった。ぱくぱく食べる。
風は気持ちいいし、目の前の海は穏やか、木漏れ日の下。極楽。

弁財天神社まで行きます。

特にこだわりがあったわけではないけど、目的地はひとまず弁財天神社にしました。港から1.5キロくらい。ぶらぶら歩くにはいい距離感かなと。

途中、夢の小夜島という景勝地(?)。

ここは干潮時は陸続きになって渡れるそうです。鳥居があるから神社のはずですが、祭神が誰なのかいま一つ情報が少ない。AIによれば道祖神とのことですが、こういう「島」の神社で道祖神って珍しくありませんか?

島へ一緒に渡ると縁が結べるという話もあるので、一説には縁結びの神さまという意見もあります。まあ良い場所の良い神さまってことでいいですね。

いいよねえ。

砂浜をずっと歩いて行くと、第二大島漁港。

人がいない。静かで静かで静かな――昼下がりの漁港。天気が良くて、あったかくて、おだやかで波の音すらしない。午睡に沈む港。

目的地である弁財天神社は幟に気づかないと存在を見落とすほどの小さな神社。
正直、わざわざ目当てに行くほどではないけど、港からのここまでのぶらぶら歩きはとても気持ち良かったので、時間があって散歩をしたい人にはおすすめしたい。神社の境内から木々を透かして海を見た時には沖縄の斎場御嶽を思い出した。

沖津宮遥拝所へ。

ここから沖津宮遥拝所へ向かいたいと思います。本当は島の東の端の加代海岸に行ければなあ……と思ったが、徒歩だと遠いのよ。行けば行けたかもしれないけど、弁財天から加代海岸まで行くと2キロ。さらに加代海岸から沖津宮遥拝所まで2キロ。島はまあまあ高低差があるし、遥拝所へ行ってから帰り道がある。いろいろ考えると自信がなくて止めました。

弁財天神社から沖津宮遥拝所への道。

こういう道は車ではすごく運転してて気持ちいいけど、歩くにはちょっとですね。直線すぎますね。微妙に上り坂なのもね。ちなみに車は(たしか一台も)通りませんでした。

目を慰める、こういったものを見つつ。

沖津宮遥拝所の風景。

海が見える。海の色が変わる。

――この島に来るにあたって、沖津宮遥拝所は来るかどうか迷った場所。主目的は中津宮だと思っていたし、それならその周辺を歩く程度でいいかと思っていたし。遥拝所は港からまあまあ遠いんですよね。2キロくらい。往復4キロ。

宗像大島には島内バスがあります。

10月1日から大島でオンデマンドバス「のるーと」運行開始

だが多分、わたしが情報を取っていた時期にはそんなに情報がなかった。このページだって更新が12月2日だもの。全然なかったわけじゃないけど、使い勝手が悪そうだなと感じて、移動の手段としてこのバスを外した。

そうすると、歩くしかないんですよ。

いや、それは嘘です。レンタサイクルもレンタカーもある。でもたかが4キロのためにレンタカーは借りないし、アップダウンのある道でレンタサイクルはむしろしんどい。がんばって歩きます。そしてその努力は報われる。

ここが好きだった。
誰もいなかった。静かだった。人家は近くに数軒あったけど、人の気配はなく。花だけが迎えてくれる。

海からの風が強くて、歩き疲れた体に吹きつけてくる。階段に座って海を眺める。沖津宮は見えないが。この海の向こうに神域がある。ここで今まで幾千もの人々が、海の向こうに祈りを捧げてきた――

かたわらの、この小さな祠が気になったんですよね。どう見ても何かは祭ってあるものだろうが、特に解説もなく神額もない。この堅く閉じた石の扉の中にどんな神さまが座すのか。答えはない。

沖津宮遥拝所はおそらくこの島で一番行くべき場所でしょう。優先順位はもしかしたら中津宮自体よりも高いかもしれない。危ういところで行く選択をして本当に良かった。宗像大島へ行く方は、沖津宮遥拝所は必定の地です。

 

 

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