法王宮がけっこう広かったし、歩きまわってかなり疲れていたので一旦ホテルへ。
この時間ならもう部屋に入って休めるはずだ。現在14:00。
あ、そうだ。ホテルへ帰る途中で目抜き通りの店で買い物をしたんだ。
ドラッグストアとしまむらを足して、それを少しおしゃれにしたような店。
そんなことで、ホテルには15:00着。

Hotel Ibis.

From window.
右の屋根の向こうに小さく法王宮の端っこが見える。
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法王宮の向こう側にプティ・パレ美術館というものがあり、法王宮のあとにすぐそちらへ行けば
ルートとして効率が良かったが、まあ何も体力の限界に挑戦しながら美術館に行くこともないわけで。
特に今回は、スケジュールに余裕がある。
優雅にいきましょう、優雅に。←貧乏性なので根本的に無理っぽい。
16:30にホテルを出て、プティ・パレ美術館へ17:00着。
ルーブルや大英博物館じゃないんだから、さくさくっと1時間で見終わるだろうと踏んでいた。
しかし予想より若干見応えがあり、最後2部屋ほどは見ない状態で18:00の
閉館時間が来てしまった。だが、その見られなかった2部屋が惜しいと思うほどの
品ぞろえではなかった。……結局見応えがあったのか、なかったのか、どっちやねん。
撮って来た写真も少ないから、やっぱりさほどの見応えではなかったようだ。

Petit-Palais museum.
プティ・パレ美術館。

Madonna and Child by Botticelli.
これがこの美術館の最も有名どころ。
ボッティチェリの「聖母子」。
だいたいにおいて、ここの作品は「ほほー、面白いね」どまりで「感動する」といったものはなかった。
だがとても妙に感じて、じーっと見ていた一枚がある。

The Annunciation by Bartolomeo caporali.
Question:what is the wrong point in this picture?
問題:この絵にはヘンなところがあるのですが、どこでしょう?

The Angel,well painted.
基本的には水準の高い、いい仕事なのに……
答え:立つとマリアの頭が天井にぶつかる。
Answer:Maria’s head will hit against the ceiling,if she stand up.
ひざまずいている状態であれですから、立ったら絶対高さが足りない。
赤い柱とマリアの位置関係もどこか微妙だし。それに何より、

Scribble?Who painted?
この渦巻きは絶対おかしい。どう見ても落描きなんですけど。
ルネサンス美術でこんな描き方はしないよ。ほかのかっちりした描き方と比べてみよ。
これは一体なんなのだ。
作者はBARTOLOMEO CAPORALI。
なんだろう、これは。わたしはこの絵の来歴をぜひ知りたい。
――今ちょっと調べてみたところ、
ウィキペディアには彼の項目がほんの数行。
そして大英博物館のサイトに彼の項目が。
ここで面白いものを発見した。
大英博物館の該当ページにはバルトロメオ・カポラーリと認められた真作は載っていないんだけど、
“彼の作品かと思われる”と書いてある絵が3枚。
そのうちの聖バーソロミューと(多分)洗礼者ヨハネの足元の模様が、
……とてもあの渦巻きの雰囲気と近い。
同じような模様を描こうとした下書きなのか?
またはその模様に触発された、(やはり)落描き?
うわあ、わたしが美術史家ならこういうことを調べて歩いてみたいな。


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