14.鯉の町、津和野。

北九州・山口/2025

津和野城を降りて太鼓谷稲成神社へ向かいます。

太鼓谷稲成神社へは津和野城から行くと楽です。

次に行くのはリフト降り場からすぐそばの太鼓谷稲成神社です。日本中で稲荷と書く神社が多いけど、ここは珍しく、稲成と書くそう。

いや、ここもなかなか高いところにある神社なんですよ。でも城から撮るとこんなに低い。お城がどれほど高いところにあるかということですね。

 

ただしお城の方から行くと、裏側からのアプローチにはなります。正面からちゃんと鳥居を通って行きたい方は注意。

だが個人的にはお城側から来てほんとに良かった。これが逆だと、正面から参道を登ることになって、神社の千本鳥居をひたすらひたすら登ります。延々と。規模は伏見稲荷ほどではないけれど、こじんまりとしているだけに階段の傾斜がそこそこ急なんじゃないかなあ。

降りる方で良かった……としみじみ思う。多分歩いて登る人はあんまりいない。境内は賑やかでしたが、きっとみんな車で登るんだね。

再び、運命の出会い。

太鼓谷稲成神社からようやく下界まで降りて来て、やれやれ、これからは平地だと喜ぶ。やっぱり山を登ったり下ったりと平地の観光では、文字通り、天と地の差があります。

ところで、ふと気づくとなんだか辺りがざわざわしています。なんだろう。人が大勢、川岸に集まっている。これはなに?
――はっ!と気づいてかばんからカメラを取り出しつつ、自分もいいアングルを探して駆け付ける。

 

またSLと出会えました。

そうだった。この時間帯にSLは山口から津和野へ戻って来るんだった。ここで出会えるとは思ってなかったので、再び運命を感じて心に染みる。そうかそうか、また会いに来てくれたのか。走ってる姿も見せてくれたのか。ありがとう。

ここに到着するのが5分早くても5分遅くても出会えてないわけですから、これは旅行のカミサマのお導きでしょう。ミヤズヒメのおかあさん神にも感謝を捧げる。

うずめ飯、実食。

その後、お昼を食べました。

うずめ飯。これは津和野名物の地元グルメで、大雑把にいえばだし茶漬けですね。ニンジンやシイタケなどの具材を、ごはんのなかに「うずめ」ているから「うずめ飯」。昔の倹約令に対抗して出来たそうです。その他の皿にコンニャク刺身の酢味噌がけ、漬物、かぼちゃの煮つけ、右上が……謎の何か。糸っぽい、繊維っぽい何かの何かでした。不明。

出汁は美味しい味。この時13時すぎでお腹も空いていたから最初は美味しくいただいたんですが、……正直に言っていい?さすがにこの米の量をお茶漬けで食べさせようとするのは無理があると思う……。わたしとしては、ご飯の量をせめて3分の2にしてもう少しメイン的なおかずが欲しいところでした。

あ、写真はちょっと食べてしまってから撮っているので、かぼちゃなんかは1個しか残ってないのですが、これで1200円の値付けです。

鯉の町、津和野。

殿町通り。津和野の中心部で、武家屋敷の白壁が続く、きれいなところです。

 


津和野は鯉の町でもあります。鯉の餌もその辺で売っている。子供たちも喜んで餌をやっていた。

 

ここは前夜、イルミネーションをやっていたところですね。

だが正直に言うと、この殿町通りは少し観光地としては物足りなかったのよね。
ここには旧藩校である「養老館」があって、ここががっつりメインだろうという思い込みで行ったが、ずいぶんあっさりした内容でした。もう少しみっちり資料館化して欲しいなあ。史料とか数多く持ってると思うんだけどね。津和野藩のお殿様たちの説明を並べていたら、地味でもしっかりしたガイダンスになるじゃないですか。

鴎外記念館を殿町通りに建てるという手もあったとは思うけど。旧居のとなりにある現状が悪いわけではない。そっちはそっちとして、ここでも鴎外関係ももう少し並べられる気がする。学芸員の方はいないのかな?

スペースがないわけではないのに資料がない。出してくればちゃんとあるだろうに。殿町通りは観光客の焦点になりうる建物の不在が残念です。

津和野カトリック教会。

観光施設――といっては良くないのか。信仰の場所ですからね。まあ観光客を入れてくれている限りにおいて、一番見ごたえがあるのが津和野カトリック教会。

可愛い造型の教会でした。日本の教会はみんな小さい。

ステンドグラスが素朴で可愛いですね。ここには畳が敷いてあって、正座して礼拝する形式なんですね。こちらには小さいながら展示室もあって、津和野のキリスト教徒の迫害の歴史についての説明があります。津和野駅から山の方へ登る、乙女峠が殉教の場所だったそうです。今は小さな聖堂が建てられているそう。

 

殿町通りから北へまっすぐに歩いて行くと、商家町エリア。

やっぱり少し武家屋敷通りとは雰囲気が違いますね。

酒屋さんも複数あり、呉服商の重厚な看板もあり。素敵な店構えのお香屋さんでお線香を買いました。丁寧な応対に城下町らしさを感じる。

その後、「沙羅ノ木 松韻亭」のゆずソフトを食べました。気温的には全然ソフトクリームなコンディションではなかったけど、変わりソフト&柚子好きのわたしとしてはスルーはできませんでしたっ!美味しかった。

15時頃になりました。津和野の観光はこれで終了。これからSLやまぐちに乗って本日の宿、湯田温泉に向かいます。

 

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