24.故宮博物院 その2。

台湾/Taiwan:2013

しかしここに行って良かった!と思わせてくれたのは陶磁器類!

ものすごく良かった!!目を奪われた!眼福。
……だが身悶えするほど残念なのは、写真が全然撮れなかったこと!
日本でもほとんどそうだから、他人のことは全然言えないんだけど、
ここが写真撮影禁止というのは地獄だった。責任者出て来い、おんどりゃあ!というレベルでキレ気味。
写真撮影を許可して下さい!!!

だってさぁ。
写真さえもなかったら、何を見てどれだけ感動しようと、思い出すよすががないんだよ。
そんなに感動したものなら覚えているに違いない、というのは記憶力のいい人の言うことで、
普通は忘れます。生涯にたった一つしかない感動したもの、というのなら覚えてもいられるだろうが、
生涯で感動のある美しいものには、100や200、出会うでしょう?
それを全て覚えていることなんて出来ない。

写真が撮れないならせめて、と思ってカタログはないかと探すでしょ?
でも故宮の収蔵品は膨大なので、どうしてもダイジェスト版になるでしょ?
そうすると、わたしがこれ!と思った作品が入ってない。これの写真が欲しいのよ!!

カタログがない場合、収蔵品の絵はがきで辛くも命拾いをするケースも多々あるのだが、
……一体どうして台湾では写真が(写真ハガキが)あれほど存在感ないんでしょうね?
世界中、どこの観光地へ行っても観光絵はがきは必ず見かけたものだが、
台湾ではめったに見ないの。それは外の屋台でもそうだし、……ここのミュージアムショップでもそう。
あるだろう、ここには!なんなら壁の一面を全部使って絵はがきを売ってもいいくらいの収蔵品が!
なのに、申し訳程度に十数枚の絵ハガキを置いているだけ。
相当売れるのになあ、絵ハガキを置いたら。

努力して、これというもののタイトルと、感想だけは控えて来た。
……ああ、でももう思い出せないものもあるわ。

定窯 印花孔雀牡丹折治盤。
乳白色の小さ目の皿で、線による総模様とその繊細な凹凸が大変美しい。
縁の濃い茶色の縁取りが白を引き締めている。陶磁器の室に行った時、最初に目に入った物で、
あっという間に陶磁器の世界に引き込まれた。このコーナーには同工の作品が集められており、
全体的に皆好みだったが、一番好きだったのはこれ。

紛彩幡桃天球瓶。
たしか白地に桃の絵が描いてある徳利型の花瓶。わりとスタンダードで、良く見るデザインだけれども、
絵付けがしっかりしている。

紅釉尊広口瓶紅濃淡。
首が長い花瓶。だが一抱えほどもあるけっこう巨大なものなので、一体何に使うべきものなのか不思議。
花瓶にしては大きすぎるかと……。
首は少し太すぎるのかもしれないが、胴体の丸みがとても気持ちいい。
濃い桃色の色つけが価値。こっくりとした紅色。ドラゴンフルーツの紅。

天藍釉倍花花卉紋瓶。
細口の、普通の大きさの花瓶。青色が美しい。見事な空の色。

琺瑯彩青山水把壺。
小さなティーポット。ぎっしりと描かれたデザイン。蓋の花の絵は、七宝の並河靖之並みに精緻。

甜白蓮花紋梅瓶。
真珠のような白い肌の凄味。肩の丸みの美しさ。……と書いてはあるが、もう物は思い浮かんでこない。

いや、他にももっともっとあったのだ。いいと思うものは。
しかしタイトルだけでも写し取るのが大変に苦労だし、どうせタイトルを写すのなら
時代も書いとかないとしょうがないし、タイトル漢字で難しいし、
しかも文字だけで何を覚えていられるのか。
最初の数個でギブアップした。ああ、残念だ残念だ。こんなん、実物と説明板をデジタルカメラで
がしゃがしゃ撮ってきたら一発なのに!

黒い天目茶碗にもいいのがあったなー。
藍色のコーヒーカップも色が素晴らしかった。
超有名な水仙盆(「汝窯 青磁無紋水仙盆」)は、行く前から気になっており、
感動する気満々で行ったのだが、実は大きさが予想よりずっと小さくて肩すかし。
大きいから感動するというものでもないが、電話帳2冊重ねたくらいの大きさを想像していって、
小さ目タッパ―くらいの大きさだとやはりあまり迫力は感じられない。

そして故宮博物館と言えばコレ!という翡翠彫刻、白菜と豚の角煮ですが、
……混んでいたので見てきませんでした。
まさかあんなもんに人が並ぶとは思いませんよ!でも午後になって人が増えると、
その部屋には列ができ始めて……並んでまで見たいもんと違う。
白菜と角煮は、この後行くミュージアムショップに(プラスティック製のものが)山ほどあったし……

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途中、お昼を故宮博物院3階の「三希堂」で食べました。
ここは1階にある軽食「シェンジューフー」よりも落ち着いており「故宮晶華」の高級中華よりもお安く、
丁度いいですね。雰囲気も良かったよ。思ったよりずっと広くて、食事時だから混んでいるかもと
思って行ったが、難なく座れた。

店内はオシャレな感じ。写真を撮って来たかったんだけど、「写真撮っていいですか?」と聞いたら、
駄目と言われたっぽかったのでやめといた。多分博物館内は撮影禁止と言われたんじゃないかと思うけど。
店内は撮っても良かったんじゃないかなー。
なので、店内はもちろん、食べたものの写真もありません。

ここではお手軽なセットメニューがあり、ちまきと魚丸スープとデザートの茶ゼリーがついて
180元。630円ですか。お腹が空いてがっつり食べたい人には足りないと思うが、
軽く済ませたい人には丁度いい量。その他にもたしかメニューは豊富だった気がするし、
値段も雰囲気や場所にしては高くないのでお薦めです。

その後、ミュージアムショップで……多分1時間くらいアレコレ悩んでうろうろしていた。
買い物が苦手なので、同じところをずーっとずーっとずーっと回ってそれでも決まらない。
色々な小物がありすぎて、見ている分には楽しいが、その中で何かを選ぶのは技術がないわたしには困難。
なかなか疲れました。

15:00、故宮博物院を出る。
そういえば庭園もいいそうなので、ちょっと見ようかと思っていたのだが……
出る時はすっかり忘れてましたな。

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