19.大斎原へ。

熊野/Kumano:2014

カラダはガタガタだけど、ここで泊まっていくわけにもいられないので、
「茶房 靖」を出て本日最後の目的地、大斎原へ。オオユノハラと読むらしい。

ここは本来、熊野本宮大社があった場所。
だが熊野川沿いにあるため水害の被害を受けやすく、明治の大水害の時に本宮大社を
近くの高台に移したんだそうだ。
そのせいであんなに長い階段があるわけだが……まあこっちにあった頃はあった頃で、
川を渡って(橋がなかった)参拝しなければならなかったらしいけどね。

大鳥居。写真だといまひとつ大きさがわかりにくいと思われるが、相当大きいです。
さっき見晴台から見た大鳥居も、実は現在の本宮大社ではなくてこの鳥居。

この鳥居の奥が大斎原。今は森に囲まれて芝生(というには若干伸びた草)の広場になっている。
ここが……良かった。

なんていうのかなあ、場所としてはすごく普通のところなんですよね。
大げさなものは何もない。あるのは社というにも小さい、もう少しちゃんとした神社でも
建てたらよかろうと思うような、コンくりートで作った御神輿のような物体で。
一応拝んでみたものの、あまり厳かな気分になるという場所ではない。

だがその素朴なたたずまいが。桜の木と伸びた草と、その光の当たり具合が。
とてもほっと出来た場所だった。大きく深呼吸が出来て、何となく笑顔になれる。
ベンチに座ってその空気を愉しむ。安心できる場所にいる。
ああ、こんなところが家から車で10分くらいのところにあったらなあ。
あ、でも実は地元にある熊野三山(の分霊社)もけっこう雰囲気のいいところなんですよ。小さいが。

今どきはどこもかしこもパワースポットなので、パワースポットとも言いたくない気がするが……
まあ言うたらパワースポットなんでしょう。多分。
写真撮影禁止なので、素直にそれを守ってわたしの写真はありません。
そのかわりに熊野観光協会の写真をご覧ください。
この写真はプロが撮ったらしく特別感が醸し出されているが、実際はもっと普通の場所。

その後、熊野川の河原へ。

ここも良かった。水の流れが好き。清浄な場所だと感じた。
しばらく佇んだのちに帰る。

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