◎秋田ふるさと村&秋田県立近代美術館。横手市の観光をしてきましたよー。

旅あれこれ

所用があり秋田へ行くことになったので、ついでに観光をしてきました。2泊3日で横手に2泊して、中日に秋田まで足を伸ばした。ついでといいつつ、日程のまあほとんどが観光でした。

まずは秋田県立ふるさと村を目指します。

秋田ふるさと村。

秋田県立近代美術館は横手ICを降りてすぐでした。あっという間過ぎて驚いたくらい。

だがその前に、お昼ごはんを食べるため秋田ふるさと村へ入ります。同敷地内にある観光施設。――というより、秋田ふるさと村の中に秋田県立近代美術館があるという理解が正しいですか。

2階の「味処みのり」が団体貸し切りだったので、1階の「佐藤養助商店」であったかい稲庭うどんを食べました。コシがあって好き。

秋田ふるさと村って、失礼ながらネーミング的に全然惹かれなかったのよね。そしたらここの工芸展示が全然あなどれなかった。下手な美術館より見て面白い。

 

樺細工、染め物、銀線細工、建具。

ついつい適当に写真を撮ってしまったのが悔やまれるのですが、なんだかとても上質な展示物が並んでいました。正直なところこういう施設の地場産品って、そこまで良い物を展示しているイメージがなかったんですよ。

なぜなら一級品を買い上げて展示するとオカネがかかるじゃないですか。展示を見て取引につながる期待はあるけれども、普通はそこまでいいものは並べない。と思う。でもこちらの展示物は一級品だと感じました。見せ方も良かった。上品。高級感があった。

なかでも建具が羨ましかった。わたしは組子細工に昔からアコガレていて……。こんなに立派なものじゃなくてもいいから、おうちに組子細工の建具が欲しいなあ。でもそういう建具が映える家じゃないんだよなあ……

実は写真を撮ったのは2階部分で、こちらが地元の工芸。1階部分は個人展示(今回は5人展)があったのですが、撮るのを忘れました。撮ってくれば良かった。

ワークショップも可能性を秘めている。

秋田ふるさと村では、他にも面白い一角があって、ハンドメイドのワークショップが並ぶスペースがあるんですよ。スノードーム作り、木彫り、お箸作り、アクセサリー作り、10種類くらいありました。こういう存在をこの規模まで集めてブースを並べておくのって、それはそれで一つの見識です。

でも、ここなあ。もう少し方向性を絞るともっといい気がする。
現時点では観光客向けで考えているんだろうけど、むしろ現地の工芸、あるいは手芸をやりたい人を視野に入れた方が活性化につながるんじゃないかと思ったり。
人との出会いの場、教室、手芸グループなどの人的交流が活発化するツールになり得るんじゃないでしょうか。現状は今一つ何を目指しているのかがはっきりしてない。

観光客も、このラインナップではワークショップを目指して来るというまでにはならないと思うし。時間を使うものも多いから、公式サイトにがっつり載せておくくらい練った内容にすればいいんじゃないかなあ。せっかく専門の人がずっといるなら、活用しない手はないんじゃないだろうか。

秋田県立近代美術館。

ここが本来の目的地。

特別展としては「親愛なる友 フィンセント~動くゴッホ展」もやっている時期でしたが、デジタルで見てもなあ……という気もしたので常設展のみ。なんと常設展のみだと

無 料

です。

 

小田野直武の「唐太宗・花鳥山水」の三軸ものがあった。左右の花鳥図が好きだった。特に右側の梅に鶯図が。あれ?これ鶯?ムクドリ?決して上手いわけではないんだけど、梅がなんだかカワイイ。

 

あとは町田曲江という人の「太子と王妃」。ちょっと反射がヒドイですが。

 

これたしか、シッダールタが出家するのを見送る奥さんの絵だと書いてあった気がするのだが……王妃だとお母さんになっちゃうよなあ。たしか出家したのは王様になる前じゃなかったっけ?お母さんでもこんな風に寂しげに見送るだろうけど。

その他に平福百穂の絵が多かった。けっこうヘタウマでは?と思った。

 

すごくいい絵だと思う絵は少なかったけど、ある程度粒は揃ってるし、わたしの嫌いな現代アートは少なめだったので、いい雰囲気の空間だと思った。何だかっていう地元の彫刻家の頭部彫刻作品が小品ながらすごくたくさんあった。それはだいたい廊下にあった。

動線は長く、作品数のわりには長い距離を歩くけど、作品そのものよりも「静かに美を感じる空間」としてはなかなか高いレベルを実現しているのではないかと思いました。アート関係のビデオブースが4つくらいあり、時間があれば全部見ても良かった。

あと、建築として高低差をうまく使っていることに感心した。

 

 

写真として、高低差のいいところをばっちり撮れてはいないんだけど(汗)、高低差で変化を出している。変化が「美しい」かというとそこまでは言えないが、面白さがあった。

上からの秋田ふるさと村。

 

建ってからだいぶ年月は経っていそうだが、面白みはある。

あ、そうそう、野外彫刻スペース。ここは文句なく良かった。のんびりできる良い散歩スペースでしたよ。

 

安藤泉「好奇心」
安藤泉「悠久」
薮内佐斗司の、タイトル忘れた……

 

お気に入りの一枚。

 

 

AKITAVISION――あきたびじょん、というのは秋田県の広報のようです。
「Any Bad Kids?」が「悪い子いねがあ?」の語感とぴったりすぎる。

 

お昼込みで2時間半ほどいました。他にプラネタリウムとかトリックアートのワンダーキャッスルという施設もあったので、いるつもりなら半日以上いられるでしょうね。ワンダーキャッスルは見たかったけど、他に行きたいところがあったので心惜しかったが割愛しました。お土産屋さんも充実しており、そこに一番人がいたかな。

 

 

秋田ふるさと村。もっと滞在したかったなー。正直、名前で損をしている気がする。ちょっとしょぼく感じてしまう。せっかく充実した複合施設なんだから、リネーミングして再オープンするというのはどうでしょう。

 

 

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