増田は昔の街並みが残っている観光地で、そぞろ歩きが楽しめそうでした。……だがその日は雨だった。雨なら雨でいいが、実はわたしの履いている靴は穴が開いていた!それは事前に知っていて、旅には履かないように気をつけていたが、今回は車なのでまあいいか、と思った。
そしたら靴がびしょびしょになりました!
……まあ仕方ない。足がびしょびしょのまま帰宅し、靴は3日後くらいにゴミ箱行きになりました。
それはそれとして、増田の街並み。
雨に濡れている方が風情が感じられた気がする。

古い町並みの範囲は予想よりも広くて、見るつもりなら見学できる古いおうちが何軒もあった。
わたしは佐藤又六商店にお邪魔しました。入場料は300円。今も住んでいるおうちを説明しながら案内してくださいます。

このベランダ部分(?)が面白かったなあ。こういうつくりはなかなかない気がする。土蔵造りの外側にベランダ的な2階部分ですもんねえ。増田の町では盛大な盆踊りを行なうらしく、その時はここが特等席だそうです。さもありなん。
こちらのおたくは町の防火のために、耐火性に優れた建築になっているそうです。お上から言われたそう。繁盛した商家だったんですね。代々又六の名を襲名するとか。
写真は撮らなかったけど、座敷蔵も面白かったなあ。裏側の蔵に隣接して客用の和室を作るの。玄関もつけて。蔵造りは決して住宅としては使い勝手がいいとはいえないんだろうけど、そのなかでいろいろ工夫して暮らして来たんだろうなあ。
雨じゃなかったらもう一軒くらい見学したかったけれど、雨なのでめんどくさくなって、次の目的地に向かいます。
横手市増田まんが美術館。
歩いて行ったんですが、車で移動しても良かったかもねー。というか、もうちょっと町の方で見どころを見てご飯も食べてから、次の目的地として車で行くべき場所だった。歩いても遠くはないが、駐車場広いんだもの。

横手市増田まんが美術館、この時の特別展は「銀魂」。わたしは全然読んでないんだけど、せっかくちょうど特別展の時期に行ったので特別展も見ました。そこそこ楽しかった。好きな人ならすごく楽しかったと思う。

ついでにコラボカフェにも入ってきましたー。なんの思い入れもないのにコラボのなんとかパフェを食べる。

……すまん。そもそもこれにはキャラクターピックが(コラボだけに)ついていたのだが、うっかりピックを取った後に写真を撮ってしまいました。なんか学ランのおにいちゃん3人組のピックでした。
カフェの壁にはさまざまなマンガ家さんの絵がたくさん。

どっちかというと古めというか、最近流行りのマンガは少な目でした。まあわたしはここ30年くらいのマンガは読んでないんだけどさ。
広い美術館で、空間的にはわりとごちゃついてはいるんだけど、そのごちゃつきがいい意味でカルディ的混沌と似ている。宝探し的な展示方法。

原画の展示も売りなんだけど、原画の保存にも大変力を入れている。たしかにねえ。原画を捨ててしまったらそれまでのことだし、しかし長年漫画家をしている人の原画数っていったら、捨てるしかない物量になっているもんね。今でこそ原画もデジタルで作られているからこの部分は解決していくかもしれないが、なにしろ今まで描かれた原画の量が多すぎる。
美術館として収蔵品として保管してくれるのはありがたいことですね。ただ問題は、おそらく漫画界全体の原画量はこのまんが美術館のキャパシティを優に超えるものであること。その部分は懸念点。
そして、自作については残したい人、残したくない人、スタンスはさまざまだろう。捨てるんだったら売ってくれ!と心から思うファンの人もいるだろうし、欲しいんだったら売ってもいいけどその方法がめんどくさいなあ、と思う作家の人もいるだろう。作家が寄付して、美術館がオークションをして、その売り上げを美術館に回す、という流れが確立したら非常にすっきりしているけれど、ではどれを保存してどれを売るのか、その判断は非常に厳しい。
漫画には膨大であることにも価値がある。しかし膨大だからこそ直面する問題もある。大変なご苦労でしょうが、関係各位にはよろしくお願いしますと頭を下げるしかない。
そしてここの漫画展示コーナー――平ったくいえばマンガがぎっしり詰まった棚――は面白そうでしたね!日常生活において、もうマンガとは縁が切れている状態なわけですよ、わたしなんかは。名前だけ聞いてて、面白そうなんだけど読んだことないマンガなんか山ほどある。昔読んで読み返したい本もここに山ほどある。聞いたこともないけど、読めば面白いマンガもきっとある。
ここが自宅から30キロくらいにあったら、暇な時来て読み倒すんだけどなあ。興味あるもの全部読んだらけっこう何十年単位で暇がつぶれると思いますよ。1ヶ月に1回来て、5時間読んだとして10冊から15冊。1年で150冊。……もしかして収蔵マンガが増える冊数の方が多いかもしれませんね。まあ全部は読まないけれども。
横手近辺在住のみなさん、どうぞ頻繁なご利用を。特別展以外なら無料です。
漆蔵資料館、マンガノ杜。
美術館を出て、漆蔵資料館とマンガノ杜へのちょっこっと。ここは展示施設というよりは保存施設というべきところ。少し展示もあります。でもこうやって保存してくれてるんだなあ、大変だなあ、と思うので、マンガを読む人、好きな人は詣でて来てもいいと思う。蔵造りの建物も味わえるしね。
ここで、少し遅いお昼を食べようと思ったのですが、――みなさん!木曜日増田へ行く場合は注意です!
木曜日は定休日が多いぞ!
けっこうな飲食店が定休日&臨時休業。どうも町内会の寄り合いがあって臨時休業だったところもあるらしい。結局町内では食べるところが探し出せなくて、車で道の駅十文字まで移動しました。そっちでも一番食べたかった鶏唐定食を出してくれる店がもう終わってて、がっかりしたのですが。コラボカフェでパフェを食べておいて良かった。
その後、道の駅で野菜を買って帰りました。
今回、行きは東北道を北上まで、帰りは13号をずーっと南下、というコースで来たけど、13号の方が楽だった気がしました。無料の自動車道も通れたしね。3時間ちょっとでしょうか。日帰りが出来ない距離ではないと思います。わたしは体力がないので無理だけれど。
今回横手・秋田を2泊3日で行って来ました。いつもの自分よりは修行ではなく、夕方も早めにホテルに入れたので良かった。
ではまた、次の旅行でお会いしましょう。

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