ほとんどのご家庭で常備してある玉ねぎですが、うっかり買いすぎてしまうこと、ありませんか?家にまだ一袋あるのを忘れて追加で買ってしまったり。大玉が3個入った1袋が80円で手が出てしまったり。
そういう時、「いずれ使うから大丈夫」と考えても、玉ねぎって使う時には使いますが、ふと間が空く時は空いてしまう。気がつくと悪くなっていたということになりがちです。
だからと言って、玉ねぎがそんなに好きではないamairoは、玉ねぎをがんがん食べ続けるメニューを毎日続けるのはちょっとイヤ。そんな玉ねぎ嫌いの方でも扱いに困らない方法があります。
それは、冷凍です!
冷凍すると良いこと3つ。
切って冷凍すればこっちのものです。悪くなることを(そんなに)心配することもなく玉ねぎの呪縛から解放されます。好きじゃない食材を消費するメニューを考えるってイヤですよねえ。短期間で食べなければならないと思うと余計。
冷凍すると良いことは3つ。
1.保存がきく。
冷凍した時の保存期間については「1ヶ月」と書いてあるサイトがほとんどでしたが、便宜上そういっているだけで、食べられる期間としてはもっと長いのではないでしょうか。しかしいかに冷凍したとはいえ、食物である以上、早めに食べた方が美味しいのは基本仕様です。
2.味が甘くなる。
辛みが抜け、甘味が強く出るので玉ねぎの辛みが苦手な人にはおすすめ。しなっとして、いい意味で存在感がなくなるので、玉ねぎ嫌いのお子さんも冷凍の方が食べやすいんじゃないだろうか。
3.調理時間の短縮。
これは「飴色玉ねぎ」を作りたい時にすごく便利だと思うー。詳細は後で。
切り方は薄切りがおすすめです。
玉ねぎの切り方もさまざまあります。カレーの場合はざく切りでしょう。ハンバーグに入れる時にはみじん切り。焼肉の場合は輪切り。
冷凍した玉ねぎは細胞が壊れます。水分が多くなり、柔らかくなり、食べやすい。
ただししゃっきりはしないので歯ごたえを楽しみたい炒め物は不向きかも。歯ごたえを重視しないのでしたら炒め物にも大丈夫ですが。
薄切りの利点。
なんといっても切るのに時間がかからないところ。玉ねぎ1個の薄切りはせいぜい2、3分程度。料理中、ちょっと手が空いた時とか、他の玉ねぎ料理を作るついでに切れます。1個分を薄切りにし、そのままビニール袋へ入れて冷凍庫へ。簡単簡単。
縦に薄切りにするのも横に薄切りにするのもどっちもありかと思いますが、わたしは縦に切った方が切り心地がいいので好きです。飴色玉ねぎを作る可能性がある場合は、なるべく薄く切った方がいいと思います。
みじん切りは用途が広がる。
みじん切りはめんどうなのでわたしはあまりやりたくありませんが、半個分くらいならやってもいいかも。小分けにして冷凍し、来たるべきハンバーグの日やコロッケの日に使うと良さそうです。
好き好きですが、大量に玉ねぎのみじん切りを必要とする料理(手作りミートソースとか。わたしはやらんけれども)に備えて、スキマ時間でちょこちょこ切ってためておくのも手ですね。1回で大量に切ると涙が……。amairo比では、玉ねぎ1個分なら涙が出る前に切り終わります。みじん切りだと半個分でしょうか。
冷凍玉ねぎを使ったメニュー。
なんてったって飴色玉ねぎ。
冷凍玉ねぎを使ったもののなかで、アルファでありオメガである。それはなんといっても飴色玉ねぎ!飴色玉ねぎのために冷凍するといってもいいくらいです!
……ま、先に「詳細は後で」なんて書きましたが、詳細も何も、冷凍玉ねぎを解凍して炒めるだけです。解凍は100%までしなくても、しばらく室温にしておくとか、レンジで軽く解凍をする程度でいいと思います。
量によってはですが、5分10分炒めると飴色になります。ちょっとこげがあってもいいなら、ずっと炒め続けなくてもOK。何かをしながら時々炒めるという感じで大丈夫。フライパンの焦げも巻き込んで炒めちゃいましょう。
なんちゃって時短オニオングラタンスープ。
そもそも冷凍玉ねぎを作り始めたのは、このメニューをネット上で見かけて、作ってみたいと思ったからでした。
わが家では正統なオニオングラタンスープは作れません。うちには、オーブンレンジとは名ばかりの実質は単なるレンジしかないので、焦げ目をつけるのは夢のまた夢。なのでオニオングラタンスープは手の届かないメニューでした。
でもこの時短オニオンスープなら!
冷凍玉ねぎを飴色玉ねぎになるまで炒めます。大きいものなら1個で3人分くらいですかね。その後、適量の水を入れて。コンソメを量によって1、2個入れて、胡椒も適度に入れて、塩を入れてスープ本体の味つけは終了。
しかしこの塩の味付けは注意してください。飴色玉ねぎがかなり甘いので通常のコンソメスープの場合より若干塩みがあった方がいいかも。味見をしながらどうぞ。
さらにそこに「なんちゃってグラタン」の要素を加えます。食パンかフランスパンか、パンを一片用意してください。食パンなら1皿あたり1枚の4分の1くらい、フランスパンなら輪切り1枚くらいでしょうか。
そのパンにピザ用チーズを乗せて焼く。多少の焦げ目をつけましょう。チーズが溶けたら、注ぎ分けたスープにパンをのっけて終わり。
ちょっと目先の変わったスープになります。たっぷりメインとしてではなく、お昼ごはんのサイドメニューとしてマグカップくらいの量を飲むのがちょうどいい気がしますね。
カレーに冷凍玉ねぎ。
飴色玉ねぎを使ってカレーを作ると美味しいよね。……という話は人生の最初の方で聞いていて、でも実際にやってことはなかった。都市伝説かな?と思っていた。
で、こないだ冷凍玉ねぎでやってみました。
実際に美味しい気がした。まろやかに味がまとまった。いや、もちろんカレールーを使っていますよ。普通の、ハウスかなんかの。でもなんとなーく美味しかった気がする。
しかし飴色玉ねぎを使うと色が濃くなる分、ルーの分量に迷いが出ます。普段通りの量を投入すると濃すぎたかな?という色になってしまう。結果的にはいつもより少なめに入れたのですが、足りてるのかどうか不安になりました。味は美味しかったから少なめで良かったのですが。
ただ冷凍玉ねぎを使うと玉ねぎの存在感が見事になくなります。予め言っておかないと「玉ねぎが入ってない」と文句を言われるかもしれないです。また、甘味が強くなるので辛いカレーが好きな人はいつもより一段階上の辛さで作るのがいいかも。
冷凍玉ねぎ、おすすめです。
生の玉ねぎが使えるレシピならほぼ全て冷凍玉ねぎで行ける筈。
肉じゃがなんかもおいしそうですねー。味的には甘味が出ていいんじゃないかなあ。砂糖を減らせるかもしれない。でも存在感的には多少あった方がいいのか。肉じゃがに使う予定がある場合は少し厚めに切って冷凍しておいた方がいいかもしれませんね。
玉ねぎを早急に2個3個と使いたい場合、大変便利な冷凍玉ねぎ。特に、玉ねぎがちょっと苦手でダイレクトにたくさん食べられない人におすすめです。食べやすくなるので、1個分くらい冷凍庫に常備しておくといいですよ。
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