その他いろいろ。

えらいぞ、ダンロップ!!(その4・閖上冒険編)

投稿日:

11時富沢駅付近を出発。笊川を下ってひとまず名取川を目指す。

やっぱり歩くのはいいですね。車だと見逃すようなことがちゃんと目に入って来てくれる。
空き地に植えられた花とか。子供が遊んでいるのとか。水辺に揺れる草とか。
歩くことは体にも心にも脳味噌にもいい。
まあ、有酸素運動ってことなんだろうなあ。酸素を取り込むことで脳味噌が活性化されるとか。
日光も心と体の栄養になるし。

名取川まで出ると、そこの土手には大きな看板が立っている。
「海まで8キロ」。
……もう少しマケてもらえないだろうか。たかが8キロ。されど8キロ。
その後てけてけ歩いて、わりとすぐ名取大橋。
ここが、閖上まで歩くか広瀬川北上ルートで帰るかの分岐点。
さてどうしよう。……と悩むまでもなく調子は快調この上なし。
渡りましょう、名取大橋。行きましょう、閖上。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

川沿いをひたすらひたすら下流へ。
間違えようのない道で、……それはいいのだが、別な誤算があった。
名取川北岸には河川敷に人が歩ける道がある。車が通らないのでのんびり歩ける。
だが、南岸は土手の上の道しかなく、しかもけっこう車が通る。というより車と、
まれに自転車しか通らない。――歩行者皆無。
自意識過剰だろうが、場違いに歩き続きるわたしに向ける、
車の中からの視線がイタイ気がする……。

前回の教訓を活かして休憩は1時間毎くらいに取ろうと思っていた。
が、何しろ道が上記のような状態でしょー。ベンチの一つもあるじゃなし、
車ががんがん通るし、土手の向こうはすぐ宅地だし、どこで休めばいいっちゅうねん!!

まあしょうがないので、道端の縁石に座ってペットボトルのお茶を飲み、
持参の甘栗を食べ(もう12時過ぎなのでオナカ空いた)ていると、
すぐ目と鼻の先の畑ではトラクターを動かしている人がいたりして、ひじょーに気まずい。
わたしは一体何をしているのだろうか。実にアヤシイ人である。

土手の道には200メートルを刻んだ道標がきちんきちんと設置されている。
それを使って歩幅を測ってみる。200メートルを250歩=80センチ。
昔は1メートルの歩幅を誇ったのに……。でも最近の体たらくで、50センチくらいに
なっているんじゃないかと思っていたので、予想よりはマシか。

紫色の薄の穂が揺れる。
夏の初めから咲き続けた露草はもう最後の青。
セイタカアワダチソウの最初の一輪がどこにも見つからない。

閖上の松並木がようやく見えて来た。ゴールも近いですよ。
……が、そろそろ体力的にツライ。推定8キロ。過去には30キロ歩いたこともあるのに。
でも当時は高校生だったんだから、今の体力と比べてはいけませんわな。
松並木の下で休憩。100年、200年昔の人もここらへんで一息入れたんだろうな。
現代のわたしは通り過ぎる車の視線を気にしながらですが。

閖上冒険編続く。

-その他いろいろ。

Copyright© 旅と風と日々のブログ , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.