彦根駅を12:06に出る電車に乗って、次の目的地は安土。12:30に到着。
ここもそうそう時間がないことだからして、レンタサイクルを借りようと思っていた。
何軒かあるレンタサイクル屋さんで、電動アシスト付き自転車があるところ。
――そしたらここのおじさんの話が長い!こっちはそうそうのんびりしていられない気分なのだが、
地図を見て道を教えてくれるのはいいとして、観光名所の案内もしてくれるのもいいとして、
日々のつれづれを語ってくれるのは……まあちょっと遠慮をしたい気分だった。
ようやく自転車を借りるところまでたどり着けた時にはヤレヤレ、と思いました。
ちなみに自転車屋さんの店先の温度計は31度。10月8日ですが。なんですかね、この気温。
まずは信長の館を目指す。
田んぼ道を(電動アシスト付き自転車で快適に)走っていくと、正面に観音寺山、左手に安土山。
観音寺山。手前の建物は安土町の公民体育館らしいですよ。安土マリエート。
一番左の山が安土城のあったところらしい。しかしこうやってみると、観音寺山の方がずっと威圧感があって、
どん!と城を建てるのなら、こっちの方が迫力がある気がした。まあ多分琵琶湖に臨むロケーションが
眺め的にも実利的にも良かったということだろうけれども。
これが教会とかではなく、安土城考古博物館だそうで。
けっこうシュミに走ってるよね。なんでこの建築デザインなのか中で訊いてみたところ、
訊いた人はわからなかったんだけど、あとでチラシを持ってきてくれて。
それによると、「合理的な考えの持ち主だった信長が採用するとしたら簡素で美しいロマネスクのデザインを選ぶだろう」
……それでこのデザインらしい。ってことはあんまり根拠はないワケね?
しかしこの辺りにまとまっている公共体育館やこの博物館、文芸セミナリヨなるクラシック専門ホールなどがあり、
デザインの基本はヨーロッパ。文芸セミナリヨの丸屋根の連続はヴェネツィアの聖マルコ寺院からの引用。でしょう、多分。
ヨーロッパ好きのわたしとしては、こういう(パチもんにしても)建物群は愉しい。
信長の館がメインで考古博物館はふと立ち寄った程度なのに、ここはけっこう面白かった。
安土城。なるほど。昔は半島かあ。というよりむしろほとんど島だね。
あれ?でも大手道跡の大階段がここだと、アプローチはむしろ舟?
観音寺城の復元ジオラマ。このジオラマ、けっこうでかい。
小谷城の復元ジオラマ。
安土城の伝羽柴秀吉屋敷跡の模型。そんなに広くはないかもね。
面白かったのは信長の肖像。ここらへんは、まあそんな感じと思えるのに対して、
以下も全部、伝信長。
それぞれ別人ですね。
他にも大手道の階段の模型とか面白かった。ここは総じて模型がいいですね。
展示面積は全然広くないけど、期待よりも面白かったので満足度が高かった。