コンビニに入ってペットボトルを買い、現金をおろす。今さらですけど、日本全国どこのコンビニでもお金がおろせる時代になってたんですね!わたしは今回、旅行中の現金をどうやって持って行こうかだいぶ悩み、どこのコンビニでもおろせることに気づいたのは出発の数日前でした……。
国見ケ丘からは「山」が見える。
国道218号線を西へ。途中「国見ケ丘」という看板を見る。
国見ケ丘って多分日本国中に数百か所ある地名ですよね。うちの地元では何十年か前にひらかれた住宅地が国見ケ丘という名前です。そこからすればあまりアピールしない名前ではあるけれど、そんな名前だからこそ見晴らしのいい景色なのでしょう。行ってみます。
そしたらここが良かった!
周り全部が山。阿蘇山も見えるらしい。どこだったかわからなかったけれども。
遠くまで視界の開けた、どこまでも緑が続く、まさに国見の山。
山だな。ほんとに山だな。山また山で、さらに山なんだな。
しみじみ「山」の存在に感じ入る。富山へ行った時も立山連峰の佇まいに感銘を受けた。富士山を初めて実際に見た時には「日本一」と散々言われるのは伊達じゃないのだ、と目から鱗が落ちた。(それまでは富士山に食傷していた。)今回の旅行でも、高知城から見た周囲の山を見た。自宅からは蔵王が見える。盛岡市街から見える岩手山も美しい。日本全国、数々の山はあるけれども、
九州は山なんだなあ。
余計なお世話だが、単に「国見ケ丘」じゃなくて、もう少し個別化出来る名前をつけて観光客に訴求した方がいいのではないか。「まほろば国見ケ丘」とか「たかちほ国見ケ丘」とか。単に国見ケ丘だけだとアピールしない。わたしだって近くを通りかからなければ行かなかったもの。せっかくすごくいいところなんだから。
ちなみにこの辺りが、昨日聴いた民謡、「刈干切唄」発祥の地らしいです。
写真はこの場所の良さが全然写せていない感じです。写真だと単なる山に写ってしまっていてくやしい。
五ヶ瀬・うのこの滝はねー……
五ヶ瀬のうのこの滝へ向かいます。国道218号線にも大きな案内標識が出ているので、がっつりとした観光地なんだろうと思いました。標識に従ってごかせ特産センターのところを右折します。
右折した途端に「うのこの滝」という小さな小さな看板が出て来て慌てる。うわあああああ――っ!……かなり危ない感じで右折し、そして――罠にはまったことを知る。
なんだ、この道は!
わたし今考えてもどうしてもわからないんですけど、あそこって公道!?急勾配&超細い&超急カーブ。前から人間が来てもすれ違えるかどうかわからない。怖くて怖くて怖くて怖くて。対向車が来たら当然すれ違えない。こんな急勾配のところ、絶対バック出来ない!カーブは視界もきかず、警笛を鳴らしながらじゃないと怖くて行けないようなところ。舗装はされているけど、これって遊歩道?
下まで、相当長く下りました。途中で引き返せるものなら引き返したかった。でも例によって山道には、引き返せるようなところなんてないんです!生きた心地もしない。ようやくちょっとしたスペースにたどり着きました。ちっちゃいブルドーザーがある。今の道って工事用道路?と、とにかく戻らなければ。こんなところにはいられない。
また生きた心地もしない状態で細い細い道を上ります。幸い対向車はなく対向人もなく、――普通の道路に復帰出来た時には九死に一生を得た思いでした。背後も見ずに国道218号線へ駆け戻る。
あとからネットで何度も見直したのですが、よくわかりません。あの道は一体なんだったんだろう……。
主観的には、218号線を右折してから100メートルもしないところに看板があった。左側がキャンプ地だったかどうかは不明。車で来た人があんな風に看板を見れば、右折しなきゃって思うよね?でも右折した途端にあんなに細い道にひきずりこまれるのでは……。
うのこの滝の細い道に言及したサイト、こちらとあちらとそちら。
これを読んでもわからない……。ブルドーザーがあったところは10台分のスペースなんかはなかった。もう少し進めば駐車場があったのか?しかしあんな道で車を停め、そこから険しい(らしい)道を滝まで降りていく肝っ玉はわたしにはないぞ。
この辺を、五ヶ瀬町の役場の方は早急に何とかして欲しいと……
特にあの、急に出て来る看板の位置は危ない。車進入禁止と書いておくか、まさかと思うけどあれが本来のうのこの滝の駐車場への道だった場合、急勾配&幅員激狭であることを書いておいた方がいいと思う。あそこが本来の道だった場合、わたしは二度とあんなところは通りません。むしろちゃんとした道路に車を置いて、あの山道を徒歩で降りた方がなんぼかいいわ。降りるのも登るのも大変な急勾配だけど。
うのこの滝は見たかったんだけどなー。残念。
うのこの滝から(たどり着けずに)脱出したわたしは、さっき通った特産センターごかせで車を停め、気を落ち着けがてら買い物をします。そういえば五ヶ瀬はお茶どころだね。お茶どころだが、実はわたしは日本茶があまり好きではないので、五ヶ瀬で紅茶と烏龍茶を買いました。あと、今日今までの経験で擦り切れまくった心身のためにマンゴーキャラメル。
まだ14:30でしたが、熊本市へ向かうことにします。もう疲れた。
ここから熊本まではだいたい60キロだから、街中へ入ってからゴタゴタすることを計算に入れて、おそらく2時間くらいでしょう。レンタカーは18:00まで借りているけれども、早くレンタカーを返して自由の身になりたい。
バジェットレンタカーへたどり着くまでも苦労。
五ヶ瀬から熊本市に入るまでは順調に来たんです。途中、通潤橋に寄ろうかと思って寄れなかった(行ってみたけどたどり着けなかった)ことと、知ってたら清和文楽館にも寄ったのになー、と思ったこと以外は。
で、熊本市内も何とか来たんです。人口七十万の熊本市、その中心部を走るのはこわいなーと思いつつも、駅近くまで。バジェットレンタカーは駅の西口。この道からあと1度左折すれば西口に着く、という道に入って一安心。
が、そういえばレンタカーを返す前にガソリンを入れなければならない。……このガソリンスタンドに入った後に道がわからなくなりました。駅の東口へは辿り着く。そこから西口へ行けずにアプローチを繰り返す。あー、やっぱり街中は難しいよ。だんだん焦ってくる。何しろ落ち着いて地図を確認出来る場所がない。市電に慣れてないから、市電と並走するのは避けたい。
カーナビとスマホのGoogleマップが別なことを言うのもなあ……。今見たら決して複雑な道じゃないのに、このあたりで30分くらいかかりました。そして西口へ入ってからも「まさかこんな住宅地の中にレンタカー屋さんがあるわけない」と思ってしまい、西口のロータリーをひたすらうろうろ。1本住宅地へ入ればいいだけだったんだけどね。
トヨタレンタカーの1本奥の位置にバジェットレンタカーはあります。ほぼ高架下という位置。西口からは徒歩2分ですな。ようやく見つけて車を返し、解放感に浸る……というより、がっくり力が抜ける。冷や汗びっしょり。スーツケースをがらがら転がし、放心状態で駅へ向かう。
疲れ切った状態で何とか撮った熊本駅。デザイン性の高い、新しい建物らしいね。設計:安藤忠雄だって。ふむ。駅を実際に使ったわけじゃないから、コメントは特になし。
その後、市電でホテルに向かいました。17:40着。
スイスのリキュールマロン食べたよ!
しばらくホテルで休んでから、熊本市街をうろうろしました。
夕飯食べようかなと思ったんだけど、あんまりたくさんは食べたくなくて。
熊本のご当地スイーツで、スイスというお店の「リキュールマロン」というお菓子が有名だそうです。うろうろしているうちにスイスに遭遇したので、ふっふっふ、これだ!と思い買いました。これが夕飯。あとは明日の朝ごはん込みでおにぎり2個とプリンサンド。
ホテルの部屋でリキュールマロンを食べる。洋酒感たっぷりで、上手く食べないとたっぷりしみ込ませた洋酒が滴る。味は美味しかったです。コドモのわたしにはちょっとアルコール分が強すぎたけれども。1個のボリュームがかなりあるので、夕飯はこれだけでも良かったかも。
今日はとても大変な一日……
まーとにかく、今日は大変でしたよ。枝は降ってくるし、ひたすら細い道は走らされるしで。ハラハラし通しだった。
回数は少ないものの、今までレンタカーを借りてそれほど苦労したことはなかったけれど、今回は苦労したなー。今後は熊本のように街の中心部は避けて、交通量の少ないところ限定にしよう。道の細さは……これは、行ってみないとわからないところがツライ。山の地方ではあまり運転しないようにしよう……
おつかれさまだった。自分。
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