イタリア/Italy:2010

32.市美術コレクション。

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ボローニャで唯一、ちゃんと見たと言えるのは市美術コレクションでした。
旧市庁舎の中に入っているやつ。

Old city hall.

Courtyard of it.

ここも無料。そんなに規模は大きくありませんが。

Staircase of the old city hall.people could go upstair by carriage.

ここの階段は、馬車でそのまま登れるように誰だかが設計した……あれ?誰だったかなー。
ルネサンス期あたりの、そこそこ有名な人のはずだが。
(調べたところ、ブラマンテでした。)
でもこの階段、物理的に馬車で登れるとしても、当時は車輪部分にゴムやら空気やらの
クッション機能がないわけだから、乗っている人はきっとものすごく揺れますよね……

The model of old Bologna.

昔のボローニャの町の模型。
貴族たちが競い合って塔を建てた為、最盛期はこんなに塔が乱立していたらしい。
百塔の町と呼ばれていた。
ちなみに同じイタリアにあるサン・ジミニャーノも同じく「百塔の町」の別名がある。
個人的にはサン・ジミニャーノの方が塔のイメージが強いな。
サン・ジミニャーノはまだ行ったことがない。いずれは行きたいんだけれども。

元々この建物は「法王代理使節の居館」として作られたそうだ。
まあ言うたらお代官様の御屋敷。京都でいう二条城。なのでこういう内部装飾の豪華さも
当然といえば当然。しかし、つい数年前までここが市庁舎として使われていたと考えると、
ヨーロッパではそんなに珍しいことでもないけれども、なんかすごいなー。

一番目を惹かれた絵。Raffaele Faccioli。100年くらいの前の画家らしい。
初めて聞いた名前だが、全体の寂しさとそれを裏切るような女性の目の強さが印象的。

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その後、一旦ホテルで休み。
16:00頃再度外出し、聖ドメニコ教会(さっきも行ったが、昼休み時間で内に入れなかった)や
聖ステファノ教会群を漫然と廻る。聖ステファノ教会群は小さな教会が7つだかくっついて
建っている場所で、多分良い時に行けばそれなりに面白い雰囲気のところだと思う。

……だが、わたしが行ったのは17:00頃でもう暗く、そういう状態で迷路のように繋がる
教会内部を見て歩くと、……肝試し以外の何物でもありません。
他に見学者が全くいないわけではないのだが、それもある意味ちょっとコワかったり。

ここの売店で店番をしていた修道士?3人はみなさん黒人で、
絵はがきを買う時にちょっと話した。(英語だったが発音は相当難しかった……)
「日本人?仕事は何しているの?日本かー。いいなー。うらやましいよー」
……その言い方がほんとにうらやましそうで、アンタは聖職に就いてるんやないのかい、と
つっこみたくなった。

あ、そうそう。夜ゴハンはさっきのセルフサービスの所にまた行きました。

だが……ええっ!閉まってる!どーしてえ?
まさか水曜日の夜に定休日だったりするの?

よくよく看板を見ると、夜は18:30から営業らしい。……18:30て。
日本の店で、健全な(飲み屋とかじゃないという意味で)食堂が18:30というのは
普通ありませんわな。やはりラテン諸国は宵っ張り文化なのか。

なので、それまで時間をつぶし再度18:40に戻ってくる。
時間が遅ければ賑やかになるのかもしれないけど、開店直後のせいか店内は閑散。
ついでにメニューも昼間の方が充実していた。……食べようと思っていたチキンのグリルがない。
しょーがないのでクリーム煮?を。

Supper.In the self-service resutaurant.

昼間食べたかったデザートもつけた(^o^)。いやまあこれも、単にカスタードクリームに
フルーツを入れただけなんですけどね。

その後ホテルへ帰るまでの路上で、ヨーロッパ冬の風物詩、焼き栗を買う。
でかい栗が10個くらいで3ユーロ(≒360円)だった。
昔ローマで同じものを買った時には美味しくなかったものだが、今回は美味しかった。
あつあつなら更に美味しかっただろう。
……多分前回食べた時は、生焼けだったんだな……。比較して初めてわかるこの真実。

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