1.2026キュンパス第一弾、東京編。

東京・ゆる学徒/2026

今年もキュンパスです!

……といいつつ、日帰りだし、あんまり旅感はありませんでした。事実としてちょっと遠い美術館にエキシビを見に行っただけなので、旅というほどでもね。やはり観光地をめぐらないと旅という気がしない。でも一応さくっと書いておきます。

2年越しのキュンパス。

2024年にキュンパスが発売された時は「これだ!」と盛り上がって1カ月の間に2回使いました。1回目は東京へ。2回目は青森へ。どちらも大変楽しかったので、翌年も使おう!と思ってわくわくしていた。そして予想通り2025年もキュンパスが発売され、よし来た!と意気込んで買ったと思いねえ。

が、当日体調を崩しました。

ええええ~と我ながらひいたが、まあ無理して行っても仕方ない。というか行けない。午前中のまあまあ早いうちに体調は元に戻ったのですが、昼から出かけてもなあと思ってやめておいた。なので、2年越しのキュンパスです。

今回の目的地は、まず美術館2ヶ所。
東京都美術館の「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき ~東京都美術館開館100周年記念~」
三菱一号美術館の「トワイライト、新版画 ―小林清親から川瀬巴水まで」
いい感じのテーマです。

東京都美術館。

朝早く仙台を発って、8:50には上野駅に着いていた。新幹線を使うと近いですね、東京は。

都美に行く前に上野の純喫茶「ギャラン」に行こうと思って、実際店の前までは行ったのよね。自宅で食べた朝ごはん早い&少ないから、モーニングくらい食べてもよかろうと思ったし。

だが行ってみたところ、「本日メンテナンスのため営業は10:00から」だって!うおう。そんな罠が。――他に候補にあげた純喫茶もあったけど、めんどくさくなって省略することにしました。朝一で美術館に入りたかったし。

だいたい最初のグループといえる範囲で入場出来たので、入口からズカズカ進んで次の部屋から見始めた。これをやるとね!最初の何部屋かは独り占めで鑑賞出来ていいですよ!最初に出て来がちな「挨拶」なんか読んでいても何の足しにもなりませんからね!(暴論)←そして最後まで見終わってから最初の部屋に戻る。

そして本題の「スウェーデン絵画」。これは良かったです。満足。スウェーデン絵画なんてまとめて見たの初めて。狭い範囲の時代のものを持って来てくれたので、印象がまとまって良かった。これが時代を通じてだと、わりと散漫になった気がするんですよね。

とはいえ、内容はあんまりオボエてない……。

カール・ラーションという画家が多めに来ていた。


これらは「ある住まいより」というシリーズ。上から、

「キッチン」
「カードゲームの支度」
「おもちゃのある部屋の隅」

という作品です。シリーズからは6、7枚来ていたけど、中でもこの辺りが好きでした。
画家の家と家族を描いたシリーズ。温かみのある色彩。少し絵本みたい。でも3枚目、無人の、少し黒っぽい色合いの絵が一番好きかも。

カール・ラーションにはこんな絵もありました。

これは「作家アウグスト・ストリンドバリ」の肖像画。木炭と油彩。多分油彩は文字の部分でしょう。日曜美術館でたしか聞いたんですけれど、画家とモデルは友人で、画家は油彩でがっつり肖像画を描くつもりでこれを下描きとして描いていたが、ここまで描いた時、これを見たモデルが「これこそが私だ。もうこれ以上付け加える必要はない」と制止したんだとか。

わかるー。このまなざしに人間が表れてる気がする。とはいえ、下描きを本描きにされてしまった画家は不満ではあったろうなあと推察する。でも本人が満足しているならいいんじゃない?

全然画家の名前とタイトルが覚えられる気がしないが、アンデシュ・ソーンという画家の「編み物をするダーラナの少女コール=マルギット」。

 

赤が効いてますねえ。民族衣装を着ているそうだが、民族衣装というと鮮やかな色彩というイメージがあるので、この地味めな色合いが意外。少女というには少し大人に見えるのも。これはスウェーデンの国民的絵画だそうです。

風景画もいいのが来ていた。

 

オット・ヘッセルボム「夏の夜(習作)」

……これが習作なら本描きでは一体何を描くつもりだったんだろうね?
前に島川美術館で見た庄内平野の風景画を思い出すなあ。光る水面のイメージが重なる。

そして、このエキシビで一番印象に残った一枚はこれかもしれない。
グスタヴ・フィエースタードの「川辺の冬の夕暮れ」。

色も構図も地味といえば地味だが。でも写真よりは数倍いい絵でした。大きな絵だったので、それで印象に残ったのか?とは思うけれども。水面の表現がすごいね。こんな風に描いてみたいなあ。ドラえもんすら満足に描けないレベルの人には無理だけれども。

このエキシビのビジュアルイメージは実はこれでした。

アウグスト・ストリンドバリ「ワンダーランド」。

……ストリンドバリ?さっき肖像画のモデルになっていた人じゃないか。
ストリンドバリは劇作家、小説家、エッセイスト、詩人。画家でもあるらしい。でも画家としては多分に余技だと思う。技術的にはそれほどではなかったのではないか。だから抽象画になる。……という妄想がもし正しかったとして、

それでもこの絵は魅力的ですよね。何を描いているかというと森の中の湖?木漏れ日?と見えるらしいのだが、何を描いているかは重要ではない。この深い緑と光の(白の)美しさが。

ただ、並み居る画家をさしおいて、ストリンドバリの絵を持ってくることに――主催者側のひねり具合が見えて微苦笑する。素直にラショーンのキッチンの絵を使っていたら来場者はもっと増えていた気が。まあその場合、わたしが見に来たかは不明ですが。

 

2時間弱「スウェーデン展」を見た後、すっかり存在を忘れていた市民ギャラリーをちょっと覗きました。この期間は東北芸術工科大学の卒業展示になっていて――なんで山形の大学がわざわざここで卒展を?と思ったが、やはり関係者の目に触れるようにという狙いがあるのかな?山形で卒展をしても、企画に携わる人が見てくれることは少ないと思うので。間違っていたらすみません。

都美を見終えて11:40。少し早めのお昼にしましょう。

純喫茶「ギャラン」。

そこまで純喫茶にこだわりはないはずだが、朝わざわざ行って時間的には入れなかったのが悔しかったので、お昼は再びギャランを目指しました。本当は東京駅まで移動して「矢場とん」に行くつもりだったのだが、すでにオナカが空いたのよ。

今回なぜ純喫茶を目指すことになったかというと、AIが薦めてきたからです。東京の飲食店は数が多すぎてどこに行ったらいいかわからん、と言ったら突如「純喫茶はいかがですか?」と言ってきた。へー、そんなところがあるんだーと調べてみたら、ちょっと面白そうだったので。

 

お客さんが映るので天井だけ撮ってきた。純喫茶と言い条、少しグランドキャバレーのイメージがありますね。食べたのは明太子パスタとサラダと紅茶。この紅茶が美味しかった。

お客さんは老若男女。いつも来ている人が多いように思った。下町、という単語が頭に浮かぶ。ここはアメ横エリアなんですよね。初めて来たかもしれないなあ。

 

お昼を食べて、次は丸の内エリアへ移動します。

 

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