萩八景遊覧船の後、萩博物館に向かって、城下町エリアをぶらぶら歩きます。
はるかに続く白壁。
わたしは城マニアというほどではありませんが、それでも城下町にはけっこう行っているのではないかと思います。城に40カ所行っているとしたら同じくらい?城だけが残っていて城下町の面影がないところもあるし、その逆もあるから数えるのは難しいけれども。そんなわたしの個人的な意見ですが……
萩は日本で一番、「城下町濃度」が高いのではないでしょうか。

見よ!この長い白壁。
通り一本が白壁とか、ある一部分に武家屋敷エリアが残るとか、そういう場所はよくありますが、萩の城下町エリアは広い。ハンパじゃないです。
日本でこんなに白壁が続くところも珍しいのではないでしょうか。消失点がありますよ……。
城下町は碁盤目状のところもあり、攻め込まれた場合のことを考えて道路を鈎型に曲げるところもあり。面白いですね。

上が天樹院、下が旧毛利家別邸表門。実はあまりにも城下町エリアが続きすぎて、写真は意外に少なかったのでした。グーグルマップを見てもらえれば分かりますが、ほんとに細かい見どころがたくさんあるんですよねえ。全部なんか絶対に見られません。
わたしはたいていにして、萩博物館に向かいます。
でもねー。ここらへんで萩焼のお店に入ってみれば良かったという後悔がある。この辺多かったんですよ、萩焼の店。あちらこちらに小さい店が点在していた。でも実際買えないということもあるし(荷物が重くなるから)、そのうちどこかに入ってみようと思いつつ、歩いているうちに萩焼エリアを抜けて忘れてしまった。
萩博物館。
萩博物館はしっかり作られた博物館。コミュニティ機能もあった気がする。

わたしは横から入ったので、全然気づかなかったが、あとで正面から撮ったこの写真を見ると中と外のイメージがかなり違いますね。外側がかなりの歴史的建造物風。
今の時間は11:45。お腹が空いてまずは腹ごしらえをいたしましょう。
ここには「夏みかんの木」というレストランがある。
たたずまいからして軽食コーナーか?と思いながら入口のメニューを確認したところ、思ったより食べ物系が充実している。うれしい。……おお!シマフグの唐揚げ定食だって!これ食べる!

ぱくっと食べたところ、骨付きのまま揚げてあった。びっくりした。ぶつ切りってそういうことですね。今度は慎重に、骨を外しながら食べる。美味しかったですよ。

シマフグが自己紹介している。ちょっとカワイイね。
天体望遠鏡との遭遇。
お昼ごはんを食べて、展示コーナーを見て――今となっては内容はほぼ覚えてないが、多分1時間以上見ていたので見ごたえがあった気がする――そろそろ出ようかな、と思いつつけっこう長いことショップをうろうろ。そしてふと目に入る貼り紙。
えーと、なになに?金曜日の午後だけやっている天文台?
今日は金曜日ですね。今午後ですね。こういう当たりクジに当たったら、行ってみるしかないでしょー。

そして突然出てくる天体望遠鏡。
萩博物館の建物はなかなか広いんですが、天文台はけっこう奥の方にありました。表示にしたがって入って行ったが、バックヤード感が強かった。天文系の標本もちょこっとあった気はするけど、それも古めで、???と思いながら進んで行った。そしたら狭いベランダのような場所に導かれ、何人かのスタッフの人に出迎えられた次第。
何があるのか知らずに来たので、突然天体望遠鏡の説明が始まってめんくらったのだが、そもそもこの時間は天文台の開館というよりは、天体望遠鏡で黒点を観察しよう!というイベントをメインにしたもののようです。ああ。なるほど。だんだん訳がわかって来る。
そう思ってみれば、望遠鏡としてはなかなか大きいものじゃないでしょうか。直径40センチらしい。個人で持てるサイズではありません。望遠鏡の構造の説明をされ、逆側からレンズを除かせてもらった。わたしは完全文系で理系の教科はほぼ全滅の人生でしたが、唯一星のことだけは人並みの知識があるんですよね。それはギリシア神話から星の世界に親しみを持ったから。
ただこの日は曇りで、太陽の黒点は見られませんでした。残念。
それはそれとして、目の前の山(面影山というそうです)の上になんか金色?ピカピカ光る何かがある。「あれ、なんですか?」と訊いたところ、何かの電波反射塔なんだって。
そしたら黒点の代わりに、その電波反射塔にピントを合わせて見せてくれました。すごく大きくなるというわけではないんだけどね。上下反転で像が映って面白い。なるほど。これが噂に聞く上下反転。
スタッフの方たちはみなさん優しくて、帰る時に「11月の星空」(←星座盤の印刷版)のプリントと、天体写真の絵はがきをいただきました。たまたま金曜日の午後だったから遭遇した出会い。こういうのが旅の醍醐味です。
その後、点在する観光地をうろうろ。
城下町萩には数多くの観光地があります。これはなにかというと、――なにしろ幕末の志士たちがたくさんいるもんだから、有名無名とりまぜて、ゆかりの場所がたくさんあるんですよ。

多分これは旧周布家長屋門……だったはず。周布政之助(すふまさのすけ)のゆかりで行ってみた。

政之助が通ったであろう門。

久坂玄瑞(くさかげんずいが変換できないのはなぜなのか……)像。なんで関口知宏の顔が浮かんでくるのかと考えると、野村萬斎が主役で高杉晋作を演じた「蒼天の夢」で久坂玄瑞をやったからでした。
その他に高杉晋作誕生地にも行ったのですが、写真のデータが消えていました。今回の旅行ではしばしば撮った写真のデータが消えました。多分原因はSDカードをリセットせずに何年かデータを溜めたままだったからでしょう。今後は心を入れ替えて、ひんぱんにSDカードを初期化しようと思います。
そして明倫館。

……自分で行っておきながら、明倫館と明倫学舎と明倫館高校の区別がついていなかったのだが、うちのgeminiに訊いたところ、
明倫館=長州藩の藩校
明倫学舎=明倫館に基づいた観光施設
明倫館高校=藩校明倫館にちなんで名づけられた公立高校
そして明倫学舎は、明倫館の跡地に建てられた旧明倫小学校の木造校舎を改修して成立しているらしいです。現在の明倫小学校は明倫学舎の北側に新しい校舎が建てられている。明倫明倫、また明倫で訳がわからなくなる。
写真の大きさの規模の校舎が4棟並び、
本館:藩校明倫館及び明倫小学校展示室、ジオパークビジターセンター、ショップとカフェ
2号館:幕末ミュージアム、世界遺産ビジターセンター
3号館:萩市観光課事務所、市民ギャラリー
4号館:子ワーキングスペース、移住相談コーナーなど
観光客と主に関係するのは本館と2号館で、本館は無料、2号館は大人300円。かなり規模が大きく力の入った施設でした。
……力の入った施設だったが、実はわたしはちょっと見ただけ。明倫学舎に着いた時点で15:15。それまで相当歩いてるので疲れている。本館はざっと見たが、有料部分は見なかった。300円を惜しんだわけではないが――いや、惜しんだのか?まあ萩博物館で幕末長州についてはしっかり見たという気もしていた。多分最初にここに来たらじっくり見たんでしょうけどね。ショップだけはそこそこ見ました。地元のお菓子を買いました。
明倫学舎をあまり見なかったのは疲れていたということもありますが、もう1ヶ所、いや2ヶ所、行きたいところがあったから。なにしろもう16:00近いので時間がありません。そろそろ日が陰ってきています。行けるかなー。どうかなー。
目的地に向かうバスを待ちます。

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