仙台のプロスポーツといえば、野球、サッカー、
そしてもちろん!バスケです。チーム名は仙台89ERS(エイティナイナーズ)。現在はレギュラーシーズンも大詰めにさしかかり、目の前の一勝のために日々奮闘中。
そしてね!ついこないだ、いい選手が入りましたよ!チームが生まれ変わった、これからが見頃です。
今シーズン、今までの振り返り。
わたしがいうのもなんですが、今シーズンの前半は大変だったですよ。
怪我人がすごく多かったんです。
序盤は特に、キャプテンの月野選手と、日本人選手ではおそらく一番の点取り屋の澤邉選手の怪我離脱が痛かった。
もっとも澤邊選手は予想よりもかなり早く復帰しました。骨折で10月末頃の復帰と予想されていたところ、10月5日にはもう試合に出てくれました。あまりにも早くて、まだ治ってないのに無理してるんじゃないか?と心配したくらい。しかしその後、期待通りの活躍を続けてくれています。
月野選手はかなり長くかかりました……。彼はキャプテンで、ポジションはガードというチームの司令塔です。彼がいるのといないのとではチームの締まり具合がちがう。
しかしその後も怪我人が続きます。
もともとチームとして登録人数も少なかったのですが、そこからさらに2人ほど出場出来ない選手が出てきます。
そうすると8人で戦うという試合もあってですね……。
バスケットボールは10分ずつを4回、合計40分間コートを走り回るスポーツです。疲れたら選手を入れ替える、タイムシェアは大事。しかし適切なタイムシェアをしたくても、交代する選手がいない。8人で1試合を戦うことは、すごくしんどいことです。
極端な言い方をすれば実質ほぼ5人、という試合さえあった。外国人選手の2人などは38分出場などという試合が続きました。
同点で勝負がつかず、延長戦を2回(5分×2回。トータル試合時間50分)戦った試合もありました。その時はダニーなんてほぼ50分出続けてくれてですね……。本当にありがたかった。
選手みんなが疲労困憊。それでも何とか力を尽くしてがんばろうとしても、バスケにはファウルアウトというシステムがあり。
1試合に1人がファウルを5回してしまうと、その選手は退場しなければならないのです。
なので、選手が少なければ少ないほどファウルには気をつけなければなりません。しかしファウルの判定というのが審判によってだいぶ違ったりしますので……
ファウルを少なくしようと思うと、攻撃的な防御が出来ない。これで並々ならぬストレスが溜まります。ブレーキをかけながらアクセルを踏めといっているようなものですから。
しかしそんな状況で!
89ERSは東地区1位をキープし続けています!すごいー!えらいー!
強かったから首位になったわけではありません。諦めなかったから。執念深く勝利を追い求めたから。選手一人一人が一歩ずつ、疲れ切った足を前に出してくれたから。
そして、これはやはり桶谷大ヘッドコーチの手腕かと思います。体力的にも精神的にも大変な選手たちを、気持ちを切らさずよく戦わせた……。正直、この怪我人続出の状態でよく東地区の首位に立ったなと頭が下がります。
そして、新しい選手が加入しました!
年明け、89ERSにはうれしいことが2つありました。
1月末にキャプテン月野選手が怪我から復帰。
2月頭に新外国人選手が加入。
月野キャプテンは11月後半からベンチには戻って来ていました。試合には出られなかったけれど、ベンチから声をかけ、選手を鼓舞していました。そして1月末、待望の復帰。
新外国人はエリック・ジェイコブセンという選手。
2月1日2日の試合から出場し、シーズン途中からの合流を全く感じさせない滑らかなプレイで勝利に貢献。彼が加入したことで、得点力がたいぶ高まりそうです。
去年の10月に仙台89ERSのことを書きました。
89ERSの選手ってどんな人?仙台でバスケを視よう。Bリーグ・仙台89ERS。
その時点での登録選手(ロスター)は11人でした。
その後、11月末に金城知紗(きんじょうかずさ)選手が、トライアウト→練習生→ロスターというルートを通り、チームに加入していました。
若くてこれから経験を積む選手。それでも彼が入ったことで、チームに若干余裕が出来ました。いきなり長時間は出られなくても、ほんの数分のプレイタイムでも休めるのと休めないのでは大違い。「あと一人もいない」のと「あと一人いる」というのは気持ちの上でも雲泥の差です。
そこに月野選手復帰&エリック選手加入。現在のロスターは下記の通り。
月野雅人(つきのまさと)
新号健(しんごうたけし)
澤邉圭太(さわべけいた)
白戸大聖(しらとたいせい)
泉秀岳(いずみしゅうがく)
阿部翔太(あべしょうた)
金城茂之(きんじょうしげゆき)
臼井弘樹(うすいひろき)
片岡大晴(かたおかまさはる)
ダニエル・ミラー
ジェロウム・ティルマン
金城知紗(きんじょうかずさ)
エリック・ジェイコブセン
この13人+ヘッドコーチ:桶谷大(おけたにだい)で、これからレギュラーシーズンを最後まで、そして来るべきプレイオフを戦います!
……ただ実はね、今、阿部翔太選手は怪我してます。活躍していただけに、本人すごく残念だったと思う。わたしも残念だった。
でも予定では3月半ばくらいに戻ってくるので、レギュラーシーズン最終盤とプレイオフに爆発してもらうつもり(?)です。
阿部翔太選手は今年から選手になったのですが、この半年ですごく上手くなりました!成長がうれしいです。
そしてなんと!
2月11日付で特別指定選手として渡辺翔太選手が契約しました。突然のことで慌てました。←わたしが慌てる必要は全くない。
「特別指定選手」ってわたしはよくわからないのですが、有望な高校生や大学生が、その身分のまま、Bリーグの試合に出られる制度らしい。
渡辺選手は現在明治大学3年ということだし、契約期間は3ヶ月が最大らしいので、多分その3ヶ月が終われば、チームからはいなくなって、大学4年生として過ごすんでしょうね……?
現ロスターの白戸選手や新号選手も特別指定選手だった時期があると記憶してます。その時は彼らは大学4年生で、そのままチームに入ったからなあ。
4年生を待たずにプロになるという選択肢は、日本の場合はリスクが高すぎるだろうし。どうなんだろう。
ともあれ、今後は14人+桶谷HCでB2優勝目指して戦います!
今後のバスケットボールの日程。
レギュラーシーズンは大詰めを迎えています。残り試合数は19試合。そのうちホームゲームは11試合です。今から見始めても、選手を覚えられますよ!
今後のホームゲームの日程はこちら。
2月21日、22日 西宮ストークス戦(兵庫)←ちょっと強い。
2月28日、29日 信州ブレイブウォリアーズ戦(長野)←強い。
3月11日、 山形ワイヴァンズ戦
3月21日、22日 青森ワッツ戦
3月28日、29日 茨城ロボッツ戦←ちょっと強い。
4月11日、12日 群馬クレインサンダース戦←最大の強敵。
会場は仙台市体育館(カメイアリーナ)の時とゼビオアリーナの時があります。ご確認の上、足をお運びください。
(その後、新型コロナウィルスにより試合日程は変更されております。ご確認をお願いします。)
「勝割チケット」お得です。
Bリーグチケットを推奨しているようです。……が、Bリーグチケットって、正直言えば使いにくいです……。
これは89ersのチームだけのことではないので、Bリーグの方でもっと買いやすいシステムに改善してくれないものかと前々から思っているのですが。
楽天チケット、チケットぴあでも一部の席種は取り扱い可能。
わたしは試合会場で次のホームゲームのチケットを買ったり、ブースタークラブ(ファンクラブのこと)の優待チケットを使ったりするので、あんまりWEB上ではチケットを買わないんですよねー。なのでBリーグチケットの買い方に今一つ習熟しない。
なお、お得なチケットとして「勝割チケット」というものがあります。その日の試合に勝ったら、次の試合のチケットを1500円にするというもの。席は2階席。(チームによる指定。)
以前はその日の試合終了後に会場で売るだけでしたが、ちょっと前からWEBでも扱うようになりました!なお、これが買えるのは勝った試合の日の真夜中までです。
これに当日窓口で1000円足して、アップグレードをすると1階席のアリーナで見られます。やっぱりアリーナで見ると試合の迫力が違いますよ!一番見てて楽しい席です。
今シーズン、ホーム最終戦以外はおそらくこの勝割チケットの制度は続くと思うので、このチケットを使えば気軽に見に行けます。
仙台でバスケを視よう!
レギュラーシーズンの後は、プレイオフが待っています。この分でいくと89ERSのプレイオフへの出場はおそらく堅いところでしょう。……と思う。よっぽど間違えない限り。
プレイオフは8チームのトーナメントで戦う短期決戦です。89ERSは若い選手が多く、従って短期決戦の経験も多いとは言えない。レギュラーシーズンとは全く違う戦い方をするプレイオフをどう戦うか。それも今後の見どころです。
このまま首位をキープして、ホームで試合が出来ることが第一。しかし最後の最後で、強敵の群馬との連戦が待っています。これからの試合は見逃せない。
会場で、熱い応援を送りましょう!
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