フランス/France:2012

13.安易に徒歩を選ぶべきではない。

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祝福の谷の修道院はサンタンドレ要塞のすぐ目と鼻の先にあるのだが――
例によって最短距離では行けない。

入口は要塞とは正反対のところにあり。まあ要塞と修道院の建て方を関連付けろとまでは
要求しないが、要塞から来た観光客が迷わない程度には標識を立てて置いて欲しいと!
わたしは声を大にして訴えたい!

Entrance of Benedictine monastery.

ここは竹とか柿の木とかがあって、特に柿の木なんてヨーロッパの他のところで見た記憶も
なかったりするから、おや?と思いながら写真を撮った。

Is it persimmon tree?

柿ですよね?

そして謎な存在が1つ。

What's this? Enigma.

なんでしょうかね、これ?
修道院の中庭の柱のところにあったのですが。
矢印の方にも、特に何も変わったものはなかったんだけどなー。
はるかな昔にあったインベーダーゲームのインベーダーに見えないこともない……

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来る時はバスで来たが、帰りは歩こうと思っていた。アヴィニョンまで2、3キロだというし。
そして実際歩いたんですよ。……しかし一日も終わろうとする(=それまで散々歩き回っている)
このタイミングで3キロ歩くとかいう選択は、もう年齢的に止めた方がいいかもしれない……

そんなに複雑な道じゃなかったはずなのに迷いましたしね。

修道院を出てすぐのところで道を訊いた地元民らしき人は、
「一番近い道を教えるわね」と言って、詳しく教えてくれた。
若干……裏道な気がしたが、行けば行けるような気がした。
だがその通りに行ってみると、上り坂になる上に、車だけが通って行くような感じなんですよ。
例えて言えば、八木山の工大前みたいな雰囲気。あそこも、車はたくさん通るけど、
旅行者が徒歩で通るような道じゃないでしょう?

たまたま通りかかった人に再度訊いてみる。
この人たちも地元民らしかったけど、親娘で顔を見合わせた後、
「この道じゃないわねー」と言い、連れてって上げるから、とアリガタイ申し出。
さっきの骨董市をやっていた広場まで連れてってくれました。

ここまで来ればわかるから、あとはメインの道路に沿って、そのまま行けばいいんですが、
そこからアヴィニョンまでの道は、やっぱり散歩には向かないような道でした。
えー、例えて言えば、折立と西道路と八乙女と茂庭へ行く交差点の辺りの雰囲気ですかねえ。
車は通るけど、人間は歩いてないよ、というような。

まあでも実際に行ってみないと、こういう部分はわからないんです。
だってガイドブックにも徒歩なら30~40分て書いてあるし。
そして風も相変わらず強い……。

疲れた体にムチ打って、途中ところどころの写真を撮りつつ、アヴィニョンの町まで帰って来る。

A tower of Philippe the Beaux.

フィリップ美男王の塔。

Avignon bridge.

アヴィヨン橋。

へとへと。
街なかを通って、その日の夕飯を調達しつつ、ホテルへ。

Chicken panini and 3 kinds of sweets.
These are not for my one-gulp.

夕食。

チキンのパニーニと、トロペジェンヌという名のサントロペという町の名物菓子と、
ラズベリーが挟んであるマカロンと、ちっちゃいドーナツ。
これも夕飯と翌朝の朝食分として買い、夕飯としてはパニーニを半分、ちっちゃいドーナツ、
トロペジェンヌをふた口くらい、マカロンのラズベリーを3つくらい食べたのだが、
――実は翌日寝坊したので、パニーニは持っていって外出先で食べたけれども、
残りのお菓子類はほとんど食べられず、夕方帰ってきたらカビが生えていた(-_-;)。
やはり欲望のおもむくままに買ってはいかん。

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