PとJが去った後、少しホテルの外へも出たんだけど、17時過ぎになっており、
小さな小さな観光地であるアルフリストンの町の中心部には誰も人が歩いていない。
もう薄暗くて、当然店なんかも開いてない。心細くなってきたので早々に帰りました。
町?いや、村だな、ここ。
安直な雑貨店か何かで、水と、出来れば今日の夕食にパン1個くらい手に入れたかったところなのだが……
そういうものもない。水はどこで買えるのだろうか。
今回のホテルはザ・スター・イン・アルフリストン。

写真は翌朝。
わたしにしては1泊13000円とお高い方。そもそもイギリスは宿代が高いからね。
ザ・スター・インは、この写真は表側で、イギリスでも最も古いパブのうちの1つらしい。
昔はパブは宿屋も兼ねており、今も宿泊施設がくっついているパブもある。ザ・スター・インもその類。
でもホテル部分は裏側に新館が増築されていて建物としては古くはない。
敷地が広いので2階建てで廊下が長い。パンフレットによれば、披露宴なんかも行なうホテルらしいのだが、
玄関と部屋を往復していた分には、そんなに大きいホールがある建物には感じられなかった。



広くていい部屋。

イギリスのホテルはこういうティーサービスが重要らしい。
今日の晩ごはんは、日本から持って行った昆布茶とここの紅茶を飲み、
Pが持たせてくれたベイクウェルタルトの残りを4分の1くらい食べた。
さっきスコーンも食べたし、特にお腹は空いてないんです。
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翌朝。
イギリスと言えば朝食!
玉子とベーコンを基本とし、焼きトマト、煮豆、ソーセージ、キッパー、マッシュルームなど、好きなものを選べる。
玉子の調理方法は自分の好きなように。わたしは今回はスクランブルエッグを注文した。
そういえば、Jは「旅行の一番の楽しみは朝食ビュッフェ」というほど朝食好き。
わたしも朝食ビュッフェでテンションが上がるタイプ。
今回はメインはリクエストして作りたてを持ってきてもらうタイプで、パンとかは取り放題。


「マッシュルームいっぱい」と言ったらほんとにいっぱい来た(^^;)。
朝もはよから食堂のスタッフはにこやかに働いていて気持ちがいい。
朝食を食べるところとは別だけど、こっちが昔ながらのパブ部分。
結局ここでは飲食はしなかったわけだが。まあちょっとお高めですよ。
この辺は観光地価格なので、軒並み高めではあると思う。


ガラス越しに見えている建物も、ザ・スター・インとは同年代の建物で、
こっちはザ・ジョージ・インという名前のパブ&イン。
ここの間の道路がアルフリストンのメインストリートなんだけど、車がやっとすれ違えるくらいの狭い道路。
わりと交通量が多いので、ここのそぞろ歩きが楽しいというわけではない。
ザ・スター・インは……というよりアルフリストンの人全体に言えることだが、みんな愛想が良くて素敵だった。
こんな穏やかな風景の中に暮らしていると、性格も穏やかになるのかと思った。
特に、ホテルの受付の夜担当のおじさんは、見た感じサンタクロース。
何か話しかけなきゃと思っているんだけど、話題が見当たらないという様子が見えた。
わたしも話題が見つからない……。ので、いつも「おはよう!」「おかえり!」の会話だけだった。