最終日、10日目です。今日飛行機に乗りますが、20時頃セントレア発なので、今日もほぼまるまる一日使えます。
最後の朝食を、名古屋モーニングで有名な「英吉利西屋」さんで。写真がないのはNO PHOTOSのお店だったからです。わたしの好きな濃い茶色の木材多用の内装。クラシカル感が漂う昔ながらの喫茶店です。モーニングはハムと目玉焼きとトーストとサラダと紅茶。イギリスで紅茶が飲める幸せ。
これから犬山城へと向かいます。
ちょっと変わったルート選択。
先日明治村に行った時にも犬山駅まで行きました。その時は伏見のホテルから歩いて名鉄名古屋駅まで行き、電車に乗りました。今回はちょっと違うルートで。
地下鉄鶴舞線の伏見駅から終点の上小田井駅へ行きます。そこから名鉄へ乗れるんですよ。ホームも真向いだから乗り換えの手間も最小限。昨日地下鉄24時間券を買ったから、地下鉄部分は無料。無料ではないけれども。上小田井駅は名古屋から5つ目の駅ですかね。それに伴って前回行った時より、電車代が50円安くなりました。ちょっとお得。気分が変わって楽しい。
こういう風にルートが選べるのは大都市の特権ですねー。
犬山城下町。
前回の明治村の時は犬山駅からバスに乗ったのに対して、今日は徒歩で行ける犬山城。お城までも2キロ弱といったところ。その手前には観光地としての犬山城下町の道が広がります。
この道の両端には小さな資料館がいくつかあります。共通券が発売されているのでそれを買う。
犬山城下町周遊券
犬山城
城とまちミュージアム
からくり展示館
どんでん館
この4施設で760円。190円お得になります。
全部の施設がこの道路沿いにあるので特に探さなくても大丈夫。1カ所あたりの所要時間もそんなにかからないので、時間がタイトじゃなければちょこちょこ入って見学するのはおすすめです。
どんでん館。
ここは犬山の町屋造りと犬山祭の山車が見学できる場所です。
山車ってこういう資料館にあるものはいくつかの場所で見ていますが、祭り自体はほぼ行ったことがないので、実際に曳かれている山車は見たことがないかもなあ。見たらもっと感動するんだろうけど。でもわざわざ混む時に行く気になれないのよねー。
たしかここだったと思うんですが、受付の方に「2階のお祭りのビデオが面白いですから見てみてくださいね」と言われたのを素直に見ました。たしかに面白かった。わたしは好きですよ。お祭り。昔から大切にしてきたものを、今もこれからも大切にしていきたいという地域の人々の思いを感じる。
……が、それにしては地元の最寄りの神社のお祭りは全然行ってないんだよなあ。まあ出店が出るだけだからってのはありますが、ひところに比べたらその出店の規模も3分の1くらいになっていてわびしい。前は神社の敷地に入りきらないほどの出店がひしめいたものだが。地域文化の保護は足元から。
ここのビデオが何分くらいだったかなあ……。わりと長めだった気が。15分?20分?
ここには30分弱いました。
犬山からくりミュージアム。
そこからまた少しお城側へ歩くと、今度は犬山からくりミュージアムがあります。からくりは好きなんですよ。愛知のあたりはからくりの本場ですね。
いや、別に怖くはないですからね?どういう構造をしているのかを、着物をはいで解説してくれる親切な展示です。まあ多少はコワイですけど。
このうすら怖さもまたヨシ。
この「茶運び人形」がからくり人形としては一番ポピュラーじゃないかなあ。テレビ番組で初めて見た時は驚いた。こういう類で、毛筆と筆を使って字を書いたり、矢を射たりする人形もあるんですよ!江戸時代ですよ?ロボットか!
どんなからくりだったかは忘れたけど、展示はたくさんあります。
これ、杭の上を歩くんですからね。なんで?どうやって?いやー、すごい。
からくりミュージアムのすぐ隣が城とまちミュージアム。ここは一番一般的な地域の資料館っぽい。
こういうミニチュアはわくわくする。……しかし内容はだいたい忘れました……
犬山城は小さくて可愛いお城。
さて、ようやく犬山城です。城に行くのに神社の中を通っていく不思議な配置。しかも神社が2つ並べてあって、どっちを通ればいいか迷う。結果としてどっちでもいいです。
その前に小腹が空いて、神社の前のカフェに入りました。さつまいもモンブラン。結果的にこれがお昼ごはんだったようだ。
――このケーキを見て、鹿児島を懐かしく思い出す。桜島フェリーのカフェで食べたイエローサブマリン。あれ、美味しかったなー。
階段を上って犬山城へ。
こじんまりとした小さなお城。高知城と同じくらいだったかな。
天守にのぼって、犬山城下側。
そして木曽川側。
正面の山がいい感じ。川も雄大で。こういう川沿いのお城はあんまり見たことないかもなあ。けっこう人が多かったので、城の中で人が入らない写真を撮ることは出来ませんでした。天守部分もやはり狭いのよ。お城は総じてそうだが、ここも階段が急で、上り下りがコワイ。
高知城ではしばらく天守で風に吹かれて幸せだったなあ。なつかしい。
お城からの帰り道は少し遠回りだけれども、木曽川沿いを通る。
この日は全国的に大雪の日でした。とはいえ、この辺の大雪はうちらにとっては「ちょこっと降った」くらい。それでも客を迎える施設のスタッフの方たちは雪の始末に追われてるようで、でも珍しい体験だったせいか、ちょこっと嬉しそうだった。
帰りは犬山駅ではなく、そこの一つ先の犬山遊園駅から乗って名古屋に帰ります。さっきと同じ、地下鉄上小田井駅で乗り換えをする予定。その方がすぐ地下鉄で次の目的に向かえるの
よ。
犬山も来られて良かった。木曽川を見下ろす景色は無類。鵜飼なんかも、見たら面白いもんなんだろうなあ。