イギリス/England:2017

29.MUCH ADO BOOKS。

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通りすがりに見た、どこだかのお店のディスプレイ。ディスプレイってほど大きくはありませんが。
右側はエリザベス2世で、近衛兵もそうだが、頭がびょんびょん揺れるようになっている。
ちなみに中央の犬は、女王のペットとして有名なコーギー犬。何匹か買っているらしい。

アルフリストン中心部。あんまりそれっぽく見えないけど、写っている範囲の建物はだいたいお店。
しかしぱっと見は一般住宅にしか見えないなー。
床屋さん、CD屋さん、飲食店、お土産屋さんとか多分全部で十何軒あるだろうけど、
何しろ1軒1軒が小さくてね。ささやか。

その中にMUCH ADO BOOKS。

広場(←広場というほど広くない。狭場。)に面している(アルフリストンの店としては)一等地にある。
特に本屋を目指していたわけじゃないんだけど、柵の内側にある何だか妙なものが目に入る。

店名はいいとして、なんでここで巨大な定規?
近づいてよくみると……

ほほー。これ作家の身長比べだ。アガサ・クリスティとヴァージニア・ウルフが170センチか。
イメージよりも高いな。シェイクスピアが168センチくらい、コナン・ドイルが185くらいあったようだ。

お気に入りなのがこの部分。

ビルボ・バギンズ!90センチくらい。ってか、作家じゃありませんやん!
ビルボは「指輪物語」のキャラクター。ホビット族で、ほら「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくるでしょ。
なんだか嬉しくなって店の中へ。こういうディスプレイを作る店なら面白そうじゃないですか。

内部は昔ながらの本屋さん。言うたら“ハリー・ポッターに出てきそうな”と言ってもいい。
あるいは“ネバーエンディング・ストーリーの本屋さんを彷彿とさせる”と言ってもいい。
まあそう読んだからといって、こんな僻地までわざわざ行って「ただの本屋さんじゃないの!」と
文句を言われても困るが、本を愛して本を商っているのがよくわかる本屋さん。

品揃えがね。いいの。
……いや、品揃えがいいかどうか言えるほど英語がわかるわけじゃないけどね。
でもなんか見たいような気になる並べ方だった。

レジにはおばあさん&おねえさん。「子供用の本はありますか?」と訊いてみる。
今から思えば、店舗の面積にしては子供用の本の量は少な目だったかな?
棚を眺めて「A Murder Most Unladylike Mystery」という本にピンと来て、1巻目がどれかを訊いて買ってきた。
多分小学校中学年から高学年で読むような本だと思う。ハリポタより少し簡単そう?
今後読みます。……しかしその前に読まなければならない大人の本が2冊あります(^_^;)。

ここの階段が素敵。

写真ではわかりにくいんだけど、蹴上面のデザインが本棚になっているの!
2階もお店。

2階はさらにディスプレイに凝っていて。
ここなんか、本屋というより書斎みたいじゃない?
クッションの人物はヴァージニア・ウルフ。いかにもな選択で笑ってしまう。

レジでお金を払う時、おねえさんが台帳に記載していた。このパソコン時代に台帳!
と思ったので写真を撮らせてもらった。「書くふりをする?」と訊いてくれたので書いてもらった。

MUCH ADOといえばシェイクスピアの「から騒ぎ」(=Much Ado About Nothing)。
(というか、わたしの英語力ではそれしか思いつかん)
ほんと、わくわくする本屋さんでした。お近くへご訪問の際はぜひお立ち寄り下さい。
Much Add About Bookshop.

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