鳥取・島根/Tottori,Shimane:2018

3.八雲立つ風土記の丘。

投稿日:

わたしは二十数年前に島根へ来たことがある。
その時はたしか岡山と広島(市内には行かずに宮島だけ)というルートを辿ったはずだが……
実はあんまり記憶にない(^^;)。

そしてその時、松江市中心部は全然見ずに、この八雲立つ風土記の丘だけ行った。
こんな地味なとこだけなんて、普通の人は多分あんまり来ませんよ。
まあ神社とか古墳が好きなので。そのころは梅原猛の「神々の流竄」を読んで面白がっていた時期だし。

今回、一日目(と言っても14時以降19時まで)の観光をどうするか熟考した結果、
前と同じところをまた周るなんて芸がない気もするけれど、
この辺りのカミカマに全く挨拶なくというのも義理が悪い気がしたのよね。

風土記の丘の近辺は古い古い神社が集まっている。古えの風が吹く。

八雲立つ風土記の丘展示学習館。
すっかり木に隠れちゃって、建物の全体像はほとんどつかめない写真になっているが、前にも来た。
内部はだいぶ改装したようだ。展示がだいぶ派手になっていた。前は地味だったー。(気がする。)

はにわ♪

家型はにわ♪

屋根部分の、地味ながらもモダンな模様が気に入った。

他にも古代この辺りのジオラマや、来美廃寺跡の推定復元図などの面白い展示もあった。
ちっちゃい資料館だけど、この辺を周るのなら行くべきです。
何せここにはレンタサイクルがあるそうだ。何と無料。何と電動アシスト付き自転車も。
後日再度この辺りに来る予定でいたので、その時にレンタサイクルを借りて周ろうと思っていたが、
体調が悪かったので実現はしませんでした。残念。

今日は、展示学習館から八重垣神社へと続く「はにわロード」を歩く。
歩いてどのくらいか訊いてみると、学習館の人は「どんなにゆっくり歩いても30分くらいで」
とのことだったが、足腰の弱いわたしが途中の神魂神社に寄ったり何だりしたところ、
1時間弱かかりました。若干のアップダウンがある道。

16:00過ぎに学習館をスタート。すでに気配は夕暮れです。

こういうなんということのない風景が、古代出雲の里という感じで良いんだよな。
右の山が、古代には「神名樋野」(かむなびぬ)と呼ばれていた神山、茶臼山(の筈)です。

なぜ6月3日のこの時期にまだ鯉幟が上がっているのか。この道の先でももう一つ見た。
この辺りの風習なんだろうか。
西日はきついし、ゆったりと山だし、歩くのは少々難儀。

神魂神社(かもすじんじゃ)にご挨拶に寄りました。

ここも昔来たところだ。規模は小さいけれど、昔からある神社らしい神社。
現存する最古の大社造りだそうだ。……へーっ、国宝なんだって。今知った。
でもちょっと階段登るのに苦労してばてている(^^;)。

神魂神社を出て、八重垣神社に向かう。
途中、こんなものがあります。

何しろ、はにわロードですから。鹿がバンビっぽくて可愛いね。

ちょっと山の中。
道は悪くないし距離もさほどでもないけど、周りに人家もないこととて、
女性の一人歩きが気になる人は注意。
ここで、30年ぶりくらいに蛇に遭遇したんだよなあ……。
ふと見ると足元にいた。っぐひゃあっ!と奇声を発する。ちっちゃかったが蛇は苦手だ。

そこはかとなく不気味。なにもこんな山の中に……。「勇者ヨシヒコ」の山賊登場っぽい。

17:00過ぎに八重垣神社到着。多分歩いたのは2キロちょっと。そのわりには疲れた。

-鳥取・島根/Tottori,Shimane:2018

Copyright© 旅と風と日々のブログ , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.