徳島/Tokushima:2013

11.渦潮観潮。

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さて。

美術館に1日いる予定というのは実は不正確で、途中で一度美術館から出て、
渦潮観潮船に乗ろうと思っていたのでした。ずっと美術館にいても飽きるかなと。
14時の出発の船を予定していたが、これから台風が来るっていうし、
本降りになって船が欠航になったら残念。なので30分早めました。

美術館を出ると、大塚製薬の保養施設「潮騒荘」があります。

建物の写真を撮ろうと思って門から中に入ったところ、門番さんに「入らないでください」と言われた。
まあ私企業の敷地ですからね。
この右側にも数寄屋風の建物があるし、相当広いところでしたよ。儲かってんな、大塚製薬。
しかしこの本棟、それに門のデザインは一体誰の趣味なんだ……。

船の乗り場へは美術館を出て徒歩5分か10分くらい。
観潮船は2会社がそれぞれ運航しているそうだが、わたしはより小さい船であるらしい
うずしお汽船の方へ。小さい方が迫力があるってネット上の口コミで書いてあったから。

まあこんな天気の時に船に乗ろうという観光客はあまりいないわけで。
……というより、昨日徳島に着いてから、人がいっぱいいる場所というのがほとんどない。
大塚国際美術館も含めて閑散としている。まあ台風来てますからね。普通はわざわざ来ない。

だが、渦を巻いてるかというとそれほどは巻いてないのであった。

渦、……かもしれない。小渦。

渦ってほどの渦には遭遇しなかったけど、それなりに面白かった。
渦潮っていうのは、潮流のぶつかり合いで発生するもの。そしてそのぶつかり合いが
下から上へ流れてくる動きだと、海水が湧き上がるような感じになるので海面は妙に平らになる。

これでわかるかなあ……。
中央部は全く波がない。

干潟みたいでしょう。この上を歩けそう。

船には7、8人のお客さんだけ。小雨の中、船尾の立ち見スペースにみんなで立って、
船員さんの「あっ、あそこに渦が!」という声に反応してあっち見、こっち見、しているのは
けっこう楽しかった。
最初のうちは、船はかなり波の激しいところを通っていたのでちょっと怖かったけど。

渦潮はかなり条件のいいときじゃないと、ザ・渦潮!というものは見られないみたい。
わたしが乗ったのもその日の大潮の時間に近かったけれども、上記のような状態だし。
でも行って良かった。

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