5日目です。
間違っても寝返りなどでベッドから落とさないように、昨晩、メガネは手元から少し離れた出窓のところへ置きました。目が醒めてどこに置いたかわからなくなり、手探りで探す。それはそれで、うっかり弾き飛ばす可能性もあったわけで、どっちがいいかよくわからん。とにかく無事にメガネを見つけ、そーっと顔にかけました。無事でありますように。南無南無。
さて、この日は名古屋へ移動です。
起きたのは7時過ぎだけど、わりとゆっくりめに9時過ぎの電車に乗ることにしました。鈴カステラの最後の7、8個と「シェル・レーヌ」を朝食にし。味の系統が似ている。
宿を引き払うのでお片付けして。アレンジしたテーブルとソファは元に戻します。昨日お借りしたテープとハサミはわかりやすいようにテーブルの上に。この件とは関係なく買っておいた期間限定の「シェル・レーヌ」と一緒に。どうもお世話になりました。
名古屋へ着いて、メガネ屋さんへたどり着く。
約2時間、1760円の旅。途中、伊勢中川で乗り換え。スーツケース付きの移動なので危ぶんでいましたが、予想通り同じプラットフォームでの乗り換えで簡単。有難かった。名古屋に着いたのは11:00頃でした。
着いて思ったが、……名古屋って都会!というか人多すぎ!人の流れに逆らって歩くの大変すぎ!
何しろこっちはスーツケースを持ってますから。人波を泳ぎ渡るのがしんどい。ツライ。人混みは元々苦手なんです。電車から降りて、駅の外へ出るまでですでに疲労困憊。人の流れに乗っていると地下鉄に連れていかれそうになり、苦労して離脱。地下鉄に乗りたいのは乗りたいんだけど、その前にメガネ屋さんに寄らなきゃなのよー。
しかしまー、メガネ屋さんへ行くのも苦労するんですよ。
路面店ならグーグルマップに連れて行ってもらうが、商業ビルの中だとよくわからない。こじゃれたビルは、わかりやすい位置にわかりやすい館内図などを掲示してはくれない。あとは運を天に任せて探すだけ。
混んでいるなか。しかもスーツケースで。探すのがそろそろ嫌になってきたところで、メガネの和光にたどり着きました。……が、予想通り、こんな風になったメガネは直せないと。レンズをそのまま使ってフレームを取り換えるという方法もなくはないけど、その方法も出来上がるまで半日かかるとのこと。メガネなしでは動けないんだから、メガネ屋さんの店先で半日待たせてもらうしかない。つまりこの方法は取れない。嗚呼。
セロテープの補強が旅行中保ってくれるのを祈るしかない。100円ショップでセロテープとハサミを買おう。――しかしとりあえずホテルに荷物を置きに行こう。地下鉄に乗って。
ホテルはアパでした。
ホテルはアパホテルの名古屋伏見駅北。名古屋中心部にはなんとアパホテルが9カ所あります。さすが大都会。
ちなみに今回アパホテルを選んだのは、名古屋が5泊と長かったからです。2泊程度なら少々ハズレでも我慢できるが、ハズレに5泊泊まるのはキツイ。同じ値段ならクオリティが担保されているアパホテルが無難かと思った。チェーン店より地元系のホテルの方が面白いけどね。5泊で35000円。最安値ではないが、ホテルが高い昨今だったらアリな価格帯。
贅沢言えば、結果的には場所が中途半端だったかなーという感想。行動範囲を考えると名古屋駅の徒歩圏内の方が良かったかも。でも名古屋駅に近いアパホテルはみんな西側ですね……。じゃあやっぱり伏見駅北で正解だったかなあ。
名古屋は道路がばり広いので、地図上で地下鉄からすぐに見えても微妙に遠い。思ったより遠いから徒労感を感じる。まあ周りにコンビニがたくさんあったのは良い(でも結局水を買うだけだから最寄りに1軒で良かったけど)。デリカキッチンと世界の山ちゃんを各1回利用した。あ、喫茶七番にも行った。
どこへ行くにも中途半端ではあるけれども、反面、どこへ行くにもわりと便利、ということになるのか。名古屋駅にも徒歩圏内……は多少無理だが、1回歩くくらいならちょうど良かったし、栄からも徒歩圏内、地下鉄の東山線・桜通線・鶴舞線・名城線の駅も行きやすい。うん。やっぱり便利でしたね。
でもなー。アパホテルは10年くらい前に一度東京で泊まったことがあるけど、部屋がギリギリの広さなのよね。ここまでギリギリ狙ってくるのはスゴイと思うくらいに。2泊くらいまでの出張なら何の不満もないだろうが、わたしみたいに海外用のスーツケースを持った旅行だと、……ほんとスーツケースを置く場所がない。前も部屋が狭かった印象があるから、多分こうなるだろうと思ったが、予想が的中してあまり嬉しくない。
アパホテルの部屋に置いてある、魔除け代わりの思想強めの著書についてはボードで隠して存在感を弱めました。一番問題のスーツケースの置き場所については、最後の手段、ドア前に置いて、朝出かける時はいちいち締めて立たせて出かけるということになりました。これ面倒なんだけど、他にどうしようもないもんね。
さて、名古屋城へ行こう。
この時点で何時くらいだったかなあ。11:00に名古屋駅に着いて、メガネ屋さんに行って、地下鉄でホテルまで来て、荷物預けて。あ、この時点でまだチェックインは出来ないので荷物預けただけです。その後、周辺を探索してデリカキッチンが美味しそーとか、すぐそばの市場っぽい店で魚介類とフルーツが美味しそうだけど、魚は買えないしなーとかいろいろ思う。
お昼も食べないとね。この辺にはそんなにお店はないっぽいから名古屋城まで行ってみましょう。名古屋城下に金シャチ横丁っていう食べ物やさんのエリアがあって、名古屋名物が集まっているっぽい。ここで何か食べられればいいな。
ドニチエコきっぷVS地下鉄24時間券VSその他。
名古屋城に行くために地下鉄に乗ります。事前にお得なきっぷも調べていて、このタイミングで買おうと思っていた。券売機で、なんの疑問もなく「ドニチエコきっぷ」を買う。
しかしこれは選択を間違いました。わたしが買おうと思っていたのは「地下鉄24時間券」の方でした。
「ドニチエコきっぷ」という名前がキャッチーで記憶に残っていた。券売機でそれを見た時、何も考えずにボタンを押してしまった。今後間違える人がいないようにちょっとごちゃごちゃ言っときますね。
そもそも、名古屋市交通局が出している「おとくなきっぷ」は4種類あるみたい。
バス・地下鉄全線一日乗車券
バス全線一日乗車券
地下鉄全線24時間乗車券
ドニチエコきっぷ
一般的な旅行者として、路線バスは使いにくいですよね?なので「バス全線一日乗車券」はとりあえず外します。
バス・地下鉄全線一日乗車券 870円。その名の通り。
地下鉄全線24時間乗車券 760円。その名の通り。
ドニチエコきっぷ 620円。土日祝と毎月8日のみ購入・適用。バス・地下鉄全線。
もしその日が平日ならば、
バス・地下鉄全線一日乗車券VS地下鉄全線24時間乗車券の一騎打ち。そしてバスに乗らないと考えるなら、地下鉄全線24時間乗車券一択。
しかしわたしが購入した日は土曜日でした。そうすると、
地下鉄全線24時間乗車券VSドニチエコきっぷの一騎打ちです。ここが考えどころ。
ドニチエコきっぷの方がちょっと安い。だが地下鉄は24時間です。そしてこれが朝に買った場合はそこまで違いはないかもしれませんが、わたしが買ったのは12:00頃。ここは「地下鉄全線24時間乗車券」を買うべきでした!ドニチエコきっぷと混同していたのよ。
実は翌日、朝の地下鉄に乗ろうとしてはじかれ、茫然とします。24時間なのにどうして……?その時は理由がよくわからず、頭の中で不満がうずまく。(きっぷを買い間違ったという)正しい理由に思い当たったのはその日の終わり頃のことでした……。それまでずっとかすかに不快だったのですから、やっぱり調べたものはちゃんと覚えておかないと。
みなさんはお気をつけて。
では名古屋のド本命、名古屋城に向かいます~。