翌日も台湾っぽいことを。マッサージ屋さんに行く。
舒心源養生会館中山店。少し裏通りですがすぐ見つかる。
やっぱりここも、るるぶで目星をつけていたところで、るるぶに載っているということは
観光客がみんな良く知ってるだろうということ。
なので、混んでいるのだろうか、と若干心配しながら行ったのだが、
お客さんはわたし一人しかいませんでした。
日本語が話せるお姉ちゃんが受け付けをしてくれて、マッサージ師は若干イケメン寄りのおにーちゃん。
このお姉ちゃんがすごく性格の良さそうな可愛い感じの人で、喋ってて楽しかった。
足湯+足つぼマッサージ30分+全身マッサージ1時間。
足つぼマッサージは上の写真の椅子に座ってやってもらう。
全身マッサージは下の階に降りて、個室。
写真は若干アヤシゲな感じだが……
まあ、アヤシゲといえばアヤシゲかなあ。いや、誤解のないように念を押しておけば、
店としては綺麗で新しくてちゃんとしているよ。そういう意味では全然怪しくない。
でも、男性マッサージ師と個室に二人っきりというシチュエーションが気になる人は、
若干気になるかもしれない。わたしは、トシもトシなのでまるで気になりませんが。
しかし受付のお姉ちゃんが、そういうシチュエーションへの気後れに対してなのか、
最初付いてきて「何か気になることはありませんか?先生は上手なので安心して下さいね」
と声をかけていくのは良い心遣いだと思った。そこまで気を配ってやってるならエライ。
ここのベッドの柔らかさが絶妙な気がした。
そこまでフカフカというわけではないんだけど、肌触りのいいカバーを使っているせいか、
寝心地がいい。それとマッサージの力のバランスがいい。
大変気持ちよくやってもらって、るるぶ割引で5000円くらい。
やはりこれはお得感がある。というか、これより高いとマッサージに行こうとはなかなか思わない。
日本はこの倍くらい?倍まではいかない?でも8000円くらいだとオオゴトだしなあ。
だからといって飛行機代を考えれば「マッサージのために台湾に行く」というのは、
本末転倒かとは思うが。
結論的に、台湾でマッサージはおすすめです。
日本円で払った。なんとここには日本の小銭もあって、おつりは硬貨で返してくれますよ。
ついでに、わたしの1000円弱の小銭を1000円札に変えてくれた。
これアリガタカッタ。約1000円分の小銭って重いもの。
ついでにここの裏にある小さなお土産やさんに連れて行かれたのはご愛嬌。
でもついてきたお姉ちゃんは別に「買え!」というプレッシャーをかけるわけでもなく、
店の店主のおばさんもノリのいい人で印象は悪くなかった。
マッサージ屋さんで出されたお茶が美味しく、それをここで売っていると聞いたので買った。
ケツメイシのお茶なんだって。ケツメイシという音楽グループがありますが、
それはこの漢方植物からとった名前なんだそうだ。漢字で書くと決明子。
おばさんは日本人の友達から来た手紙を見せまくり、
お姉ちゃんは試食のお菓子を「あ、これ美味しいね」と食べまくり、
わたしは「台湾語が話せません」を現地語で教わり。←だが長すぎて覚えられず、一度も役に立たなかった。
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その後、迪化街へタクシーで。
お店のおばさんは、ここからタクシー代がどのくらいかかるのかまで教えてくれる。
こういう情報はアリガタイ。
ここに行ったのは、布問屋があるからなのだが……
わたしは編み物はするけれど、針と糸の方は持つと憂鬱になるくらい苦手なので、
あまり関係ないのだが、友達がパッチワークをするので何かないかと思って行ってみた。
たしかに布屋さんどっさり。昔のマブチとかを巨大にしてぎっしり感がさらに増したようなところ。
……だが、普段手芸をやらないわたしは結局のところ何を買っていいやらわからず、
日本でもその辺で売ってそうな小布のパックをうかうかと買ってくる(^_^;)。
日本人向けの看板。微妙に惜しい。
ここのすぐそばに杏仁茶の老舗があるというので、そこで遅い昼食。
あったかい杏仁茶に油条。パリパリのお麩のようなもの。浸して食べます。
素朴な味で美味しい。
この辺は問屋街とあったので、いろんなものの問屋街なのかと思っていたら、
基本的にはカラスミと乾物屋の問屋街でした。とはいっても、むしろ観光客向けだね。
カラスミを買ってみた。カラスミの良し悪しなんてわからない。安いも高いも美味しいも不味いも。
ちょこちょこお茶やドライフルーツも売ってる。
マッサージ屋さんのお姉ちゃんは「お土産は全部ここで揃うよ」と言っていたけど、
微妙に求める方向性が違うかな……。でも結局、ここで一軒だけあった、お土産やさんで
だいたいのお土産は揃えてしまうんだけどね。
そんなに食指が動く店はない。でも一応通りを一往復してみるので時間がかかる。
ここの通りの北の方にレトロ建築が残っている。
けっこういい感じの西洋建築。
ただ、ほんとにスポット的で、他は乾物屋さんがずらりなので、せっかくの西洋建築が活きないのであった。
10:00にマッサージ屋さんに入って、もう14時すぎ。
他にどこかの観光地に行こうかと思っていたんだけど、そこまでがんばらずとも良いかと思えて来て、
一旦ホテルに帰る。15:00についてホテルでゴロゴロする。
台湾はこういう“がんばらない観光”でいいかなと思っちゃう。
身体に鞭打ってまで行って「良かった」と思う観光地があるかどうか……
(結局行ってないのでわからないのだけれども)