夕方になってからモソモソとホテルから繰り出す。地下鉄に乗って士林夜市へ。
多分台北の一番大きい夜市なんだろうし、観光客にも行きやすく、すごく混んでるだろうと思ったのだが、
早いうちに出たせいかそれほどでもなく。
地下鉄を降りた人に着いて行けばわかるだろうと
特に場所について考えてなかったが、一瞬人の流れを見失った。
道路ぞいの屋台がまだ開いてなかったんですよね。
士林マーケット、という建物が中心にある。
ここの地上階は雑貨の屋台、地下が飲食店の屋台。
まあたしかに広いんですけど、広い広いと言われて想像してたのよりはそうでもない。
食べる物を決めるために歩いていたら、地下を3周くらいしてしまった。
いろんなものがあってテンションが上がるかと思いきや、そんなんでもないんだよなー。
わたしはあまり食べ物でテンションが上がらないタイプかも。
いや、朝食バイキングではテンション上がるしなー。屋台飯はその見てくれが今一つということなのか。
この中で、牛肉麺を食べました。
お店の一画に座って食べる。
80元。(280円)
量が日本のラーメンの半分強くらい。もっとも、丸々一杯のラーメンを食べた後では
他の屋台の食べ歩きも出来ないんだから、この量は正解。色々なものをちょっとずつ。
ちなみに牛肉麺の味は、スープはいいのだが麺がいまいちだった気がする。
大餅包小餅。35元?
手前の、茶色の揚げパイみたいなものを白い皮で包むという……
なんでその組み合わせ?小麦粉on小麦粉?と思うんだけど、けっこう美味しかった。
ソースで味をつけるらしく、十数種類選べた。チョコレートとかピーナツとか。
ノリはクレープと思えばいいかも。クレープよりお腹にたまるが。
胡椒餅。35元?
胡椒餅と書いてあったが、実体に即して言えば、叉焼パンという方がわかりやすい。
パンの中にチャーシューが入っている。
それだけなら美味しそうなのだが、一緒に入っている高菜かなんかの味が邪魔で今一つ。
餅2種類は、屋台街をぶらぶらしながらちょっとずつ食べ、最終的には胡椒餅の方は
1時間くらいかけてその場所で食べ終わるんだけど、大餅包小餅の方は半分ほど残し、
翌日故宮博物館の前で食べようとしたら落っことして食べられなかったといういわくつき。
むー。
まあ正直、士林夜市もそこまでテンションのあがる観光地かというと、そうでもなかった。
食べるのが好きな友達同士で来たら楽しかろうが。
地下鉄駅までの間に、フルーツの屋台があるので、そこで何かを買って帰ろうと思った。
台湾は南国フルーツが有名なのに、全然食べてなかった。
……だが、屋台のおばさんが「これは?」「これは?」とどんどん聞いてくるので、
すっかり勢いにのせられてしまい、そこにあった20種類くらいのフルーツを
「いる」「いらない」と取捨選択していたところ、(皮を剥いて3、4片くらいずつ入れてくれる)
はっと気づけばお買い上げは2000円以上になっていたのであった。
これは……けっこうな量ですよ。持って帰るビニール袋がずっしりと重い。
これを食べるのか一人で……と思いながら少しブルーになった。
幸いだったのは、部屋に冷蔵庫があったこと。と、買ったのが帰国前日じゃなかったことだな。
この量を2日がかりで食べる。完食。まあ剥いてあるフルーツなので、2日目ともなると、
見てくれはけっこうヒドかったですが。
でも見てくれのわりに美味しく食べられて良かった。
帰国後出社したら、会社で「顔色がツヤッツヤ!」と言われたのですが、
おそらくこの2000円分のフルーツのビタミンCのせいかと思われる。
……それとも、台湾で食べた数々料理の油分で脂ぎってたのか?どっち?
山盛りフルーツとダルビッシュ。……ってダルビッシュが映ってないが、
ヤツが投げてる試合をテレビでやってたんです。