次は国立西洋美術館に行きました。ここも相当久しぶり。多分2度目か3度目じゃないかなあ。
それでも前回は、ダ・ヴィンチの地味な素描を見た記憶があるな。20年くらい前の話か。
今気付いたが、写真の一番下にはわたしの影が?
「カレーの市民」。ロダンですね。ロダンの「地獄の門」も近くにあります。
「考える人」はその単体だけが有名になってしまったが、本来は「地獄の門」の一部分。
多分言われなければ気付かないほどの大きさ。
館内改修中でね。部分的にしか展示スペースがなかった。
2ヵ所あって、それぞれテーマがあったはずなんだけど、……すみません、忘れました。
早いとこ記録しておかないとやはりダメなんだなー。
せっかくなので、撮って来た絵を全部挙げる。
アンリ・ファンタン=ラトゥール「花と果物、ワイン容れのある静物」。
記憶力のないわたしが、記憶だけで絵の題名を覚えている筈もなく……
作者名とタイトルが書いてあるパネルを、ちゃんとメモ代わりに写真に撮って来てます。
ルノワール「アルジェリア風のパリの女たち」。
これはルノワールな感じですね。ルノワールは長生きをして、生涯に画風が色々変わった人だけど、
わたしは晩年の暖色系でむっちりもわもわと描いたものより、若い頃の輪郭の比較的はっきりした、
色合いも単純な物の方が好き。「シャルパンティエ嬢」とか本当に可愛いですよね。
モネ「雪のアルジャントゥイユ」。
モネって感じもしなくて、だからといってユトリロなわけでもないのだが、
でもこの寂しい色彩はユトリロを思い出させる。ユトリロはもっと寂しいが。
マリー=ガブリエル・カペ「自画像」。
決してケチをつける目的で撮ったわけではないのだが、女流画家でこんなドヤ顔の自画像を
描いている人ってどうだろう……と思った。衣装も貴夫人っぽいしねえ。
女流画家といえば、アントワネットの肖像画家、ルグラン。
画家はこのくらい素朴な方がね。
ゴッホの「ばら」。
たまにゴッホはこういう可愛い絵を描くね。こういう絵をいっぱい描いていたら
自殺という結末は迎えなかったかもね。こういう絵を描き続けていられなかったところにゴッホの苦しみがある。
エミール・ベルナール「吟遊詩人に扮した自画像」。
1892年作だそうで、ゴッホとかと同時代だが、ずっとモダンな感じ。
この絵に対して、額縁がゴテゴテすぎないか。
ぱっと見どうしてもモネなんだが、実はマルタンという人の「花と噴水」。
これはちょっと点描ですか。
モネとシスレーとピサロをモネ三兄弟と呼んでいます。ピサロ好き。
ブーグローの「少女」。カワイイけど、多分少しあざとい。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
15:30に国立西洋美術館を出て、浅草へ。
雷門をくぐって、仲見世通りをつっきり、本堂に行っただけ。
ここまで人が多ければ、仲見世をひやかそうという気にもなれません。
もっとも、朝から歩いてこの時点で相当疲れている。
あ、でもそういえばお相撲さんとすれ違ったな。
あ、それから花やしきのアトラクション(多分スペースショット?)に乗っている人の叫び声を
微笑ましく聞いたな。浅草寺と花やしきの距離感が微笑ましい。
浅草寺から西の方の道を帰って来る時に、団子屋さんに入って団子を食べた。
その後、オープンカフェならぬオープン居酒屋が並んでいる通りがあり、そこの看板に出ていた
塩モツ煮込みが食べたくなり、酒も飲まないのに塩モツ煮込みだけ注文し食べて来た。
美味しかったです。ちょっと早いけど、これが本日の夕食。
17:00過ぎ、ホテル着。
昨今の東京のホテルは高いねー。安宿でいいからと探してもなかなかない。
今回のホテルはアゴーラプレース浅草というところで7000円。
部屋は狭いし、アメニティがつかないために安値設定だけど、新しくてきれいで、特に不満はない。
しかし7000円が最低ラインという状況は何とかならないものか。
地方都市での5000円を切るホテル代に慣れてしまうと、とても高く感じる。
まあ大都市と地方都市を同じにしろというのも無理な話だが。
最近は豪華なカプセルホテルが増えているようですね。ゴージャスといっていいほどだが、
あれで荷物がカプセルに置けるつくりなら考えるのになあ。