ボローニャは美食の町と言われています。実際、町を歩くとやたらとレストランが目につく。
そんな中で、わたしは……
Why have I been in a self-service restaurant,as the famous city Bologna for delicious food.
セルフサービスのレストランに入る。
何が悲しゅうて美食の都でセルフサービス……
しかしさすがに美食の都、セルフサービスも侮れません。
Looks so nice!
みんな美味しそーっ!!
ここで一気にテンションが上がる。いっぺんにボローニャが好きになった。
But I choose macaroni Genoese....
なぜボローニャで、マカロニ・ジェノヴェーゼ(ジェノバ風ソース)をわざわざ選ぶのか……。
本当は上の写真のチキンを食べたかったのだが。この時もあんまりオナカ空いてない。
夜にまた来よう。その時にはアレを食べよう。
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そしてねえ……。ボローニャはほんとに力入ってないんだよなー。
中心部が工事中で、撮影意欲が殺がれたということもある。
でかい美術館がないということもある。
教会はそこそこあったんだけど、ヴェネツィアでもラヴェンナでも散々教会に行きまくり、
もういい加減たっぷり見た!というのと、ボローニャの教会は建築としてそれほどは
個性的じゃないので、そんなに食指が動かない。
写真も全体的にダメダメな感じです~。
Old city hall.
市庁舎。つい数年前まで現役の市庁舎として使われていたらしいです。
今は市の美術コレクションとモランディさんというイタリアの現代アート作家の美術館が入っている。
Bologna is famous for beautiful arcades.
アーケード。イタリア語でこういう屋根付き通路をポルティコといいます。
ボローニャはこのポルティコの多さで有名で、たしかに中心部は相当な部分がポルティコでした。
この街でなぜこれが多いのかといえば、最古の大学の一つであるボローニャ大学があったせいで、
学生の下宿が足りなくなり、それまでの建物に2階以上を増設するため、
まず通路にポルティコを作り→その上部を学生の下宿部屋として増築したそうです。
何百年も前の話。
この写真はポデスタ館というところのポルティコなので、そういう成立経緯とはまた違うようですが。
ポルティコが一般的になって、建物は当然ポルティコがあるもの、という風潮になってから
作られた建物なのかもしれない。
Basilica di San Petronio.
聖ペトロニオ聖堂。二重の意味で「……なにこれ?」な建物。
ちょっと小さく撮ってしまっているのでわかりにくいけど、これはかなり大きな聖堂で、
修復作業中なんです。そして作業中、建物に覆いをかけるわけですが、
その覆いは実際の建物の再現プリントで作られているんですねー。一見では気づきません。
日本だと大抵、無粋な青いシートを使っている。
ここら辺が、ううむ、ナイス!イタリア!と言いたいところ。
ただし再現プリントとして見ると、最初のうちは何がなんだかわかりませんでした。
だって上下の建築デザインがあまりにも……違いすぎて、変。
下が大理石で、上が無骨なレンガ。ボローニャのメイン教会でしょ?
金がないわけはなかろうし……なんでこんな中途半端な建て方になっとんねん!
……そしたらほんとに金がなかったそうで。
何百年間もこの外見で来たんだから、現代ボローニャの市民のみなさんは今更大理石に
統一しようなどとは考えないでしょうが、余所者の目にはやはり変……。
この後ひたすら中心部を散漫にうろうろし、市立考古学博物館とか聖ドメニコ教会とか
行っているんですけど、特に言及するほどの感想はなし。
あ、市立考古学博物館は、収蔵品はギリシア系の壺ばかり似たようなのが並んでいて
タルいんですが、中庭の雰囲気はとてもいい。
Inside of Archeological museum.
ほぼ誰もいない。展示品、もう少し取捨選択したらいいんじゃないのか……。
courtyard.Calm.Good for taking a rest.
入場料無料なので、疲れた足を休めるために立ち寄るという使い方はありかもしれない。
……でもさー。わたしボローニャに行って、実は大学を見て来てないんだよねー。
ボローニャと言えば大学。それは知っていたのだが、ガイドブックで
「大学周辺は治安が良くないので、夜は行かない方がいい」かなんか書いてあったのが頭に残り、
そのまま忘れてしまった。別に昼間行けば良かったんじゃん。
国立絵画館も、そんなに大物はないようなんだけれども行ってもいい場所だったよなー。
今から思えば、妙に小さくまとまってしまったボローニャ訪問でした。