5年半ぶりの旅行でした。
……実際に行ったのはもう4ヶ月前ですから、けっこう前ですねえ。旅行の時は冬でしたけど、今はそろそろ夏。
いやー、いい旅行でした。本当にいい旅だった。大満足です。5年半ぶりの旅行がこんなに楽しくてわたしは嬉しい。ありがたい。旅行の神さま、ありがとう。下知我麻神社のミヤズヒメのお母さん神にお礼をいうべきかな?
思い出の土地土地。
最初の目的地は三河田原でした。
とにかく最初の三河田原ののどかさが素敵だった。整ったきれいな町。花豊かな町。こじんまりとしたサイズはちょうどよく、のんびりゆっくりと観光が出来ました。多すぎもせず、少なすぎもしない観光地。渡辺崋山の縁の地を辿り、その切ない人生に思いを馳せられたのが良かった。これが旅ですよ。
伊良湖岬からフェリーで海を渡る。
鳥羽では「かどや」さんが印象的でした。行こうかどうしようか現地に行くまで迷っていたくらいの場所だったのだけれど、行ってみれば(そこにいた地域のボランティアの皆さんの印象も含めて)いいところでした。ちょうどお雛様を見られたことも床しく思う。
鳥羽水族館の青いザリガニ。と、建物構造の使いにくさ。
伊勢もゆっくり回れて良かった。3日間あれば斎宮を含めても満足できる程度に回れると思います。伊勢神宮で印象的になのはとにかく五十鈴川。大好きな川でした。心に残る川は日本にいくつもあるけれど、五十鈴川もそのうちの一つ。ほとりにある赤福のお店も。
斎宮も満足でした。斎宮に関しては、事前に読んだ本も含めていい知見を得たなと思った。こういう風に関連本をしっかり読んでから行くのも久しぶりで、それ自体も満足。
まあメガネが壊れかけたのは大ピンチ。今になってもあの時の恐怖たるや……!
ちなみにその後、帰って来てから近くのメガネ屋さんで新しいメガネを作りました。結局2週間以上、セロテープ補修で保ってくれたはず。壊れたメガネ、保ってくれてありがとう。そして新しいメガネを作った時に素晴らしい接客をしてくれた店員さん、ありがとう。快適に使っています。
念願の名古屋城本丸御殿。きらっきらの襖絵と釘隠し。
地元のバスケチームである89ERSの初めてのアウェイ観戦。負けたけど。前に所属していた菊池真人選手のMVPを見られてうれしかった。……彼は今シーズンを最後に引退することを先日発表しました。おつかれさま。ありがとう。
徳川美術館は人が少なくてゆっくり見られて良かった。徳川園もうらやましい。
川上貞奴邸のハイカラさ。
明治村をじっくり見たこと。派手な建物も地味な建物もそれなりにじっくり見た。……が、5時間では完全攻略は出来なかった。おそらくもう行かないと思うので、見残した3丁目の建物群には心が残る。
これも念願だった三岸節子記念美術館。今回の展示のラインナップは少し残念だったけど。
なばなの里のイルミネーション。ほとんど期待せずに行ったのに、実際に行って体験すると、その完成度に驚きがありました。光の動きと音楽の融合が見事で、これは単なるイルミネーションではなく光と音の芸術。動画を撮らないわたしが、――今に至るまで動画で撮るべきだったか?とモンモンとしているエンタメ。すばらしかったですね。
旅もそろそろ締めに入ってきて――熱田神宮です。樟が良かった。ミヤズヒメのお父さんお母さんが神になって祀られてるのが良かった。
白鳥公園。よく手入れのされた美しい日本庭園。近場にあったらいいのになあ……。
そして海獣いっぱいの名古屋港水族館。ここもいいですねえ。好き。白鳥庭園も見て、名古屋港水族館に行けば、そこそこのチル(この言葉の賞味期限も終わってますか?)が達成できそう。
あとは大須観音。というより大須商店街のエネルギー。あれはもう瞠目しました。これも名古屋か!と。大変いいものを見た気がします。ここを見たのと見ないのとでは名古屋のイメージがまるで違う。
思い出す地元グルメ。
今回リストアップしていった地元グルメは次の通り。
三河田原のオオアサリ
鳥羽のトバーガー
伊勢のドライカツカレー、ぱんじゅう、鶏唐丼、赤福、てこね寿司
名古屋のみそかつ、手羽先、ひつまぶし、名古屋コーチン、スガキヤ、モーニング
この中でトバーガーと名古屋コーチンは未達。
トバーガーはお店(の入っているビル)が休みの日。名古屋コーチンはチェーン店の鳥開を狙っていたんですが、食べるタイミングがなかった。
わたしが地元(B級)グルメなども視野にいれつつ旅をするようになったのはわりと近年のことで、ここ10年くらいですかねえ。「孤独のグルメ」のドラマを見るようになって、ふだんの昼食も時々少し美味しいものを食べるようになりました。それまでは日常の出先で食べるのは、とにかく安いものという基準で、スーパーのお弁当や総菜パンばっかりでしたから。
今回の旅で記憶に残る食べ物は。
なんといっても矢場とんの「みそかつ」!あれは再度食べたい気がしますねえ。混んでましたけれども。いかにもこってりなのに、見た目よりはるかに優しい味で、キャベツと合わせて食べるのが美味しかった。矢場とんは首都圏にもあるんですね。そのあたりなら行けるかもなあ。東京はお店がありすぎて、どこかいいところを探そうにも何のジャンルでしぼればいいのかわからないんですよね。
それから、伊勢のキッチンクックさんの「ドライカツカレー」。ここは伊勢を再訪しないとさすがに無理でしょう。スパイスの匂いが忘れられない。
そして地味だが伊勢の喫茶モリさんの「バナナジュース」。サンドイッチも美味しかった。ほんとに普通の喫茶店の普通のバナナジュースとサンドイッチですが、これがほんとに美味しかった。
あとはスガキヤの「紅茶アフォガート」ですね。何しろ2回食べたんですから。
――ただ、我ながら思うにわたしの旅は食べ物が犠牲になりがちです……。いや、別に犠牲にしているわけではないんだけど、観光を優先するために、昼を食べはぐったりはけっこうする。今回もケーキがお昼だったり、パンケーキがお昼だったり、みたらし団子と鶏唐4個がお昼だったり(しかも15時頃食べる)、いろいろしましたからね。夜はコンビニもあった。でも中食するのも好きよ。
1回くらい朝バイキングを食べたかったというのはある。だが旅行の前半は旅館と民泊に近い民宿。旅館では朝食付きだったけれど、わたしは和定食よりも洋風バイキングにテンションがあがるタイプで。
アパホテルでは朝食バイキングも利用しようと思えば出来たんですが、そこが朝食会場が基本カレー屋さんだったんですよね。そしてまあまあ高かった。1500円くらいだったかな?カレー以外のものもあったとは思うけど、朝からカレーという気にもならず。1回くらい行ってみても良かったかもしれないけど。
そして名古屋にはモーニングがありますからね。ふだん暮らしててモーニングを利用することなんてないのに、旅行でモーニングが有名な場所に行くとなると、やっぱり行ってみたくなるのが不思議。結局2カ所でモーニングを味わい、満足しました。普通のトーストが普通に美味しく、そしてやはり地元グルメのコンプリート感があって満足でした。
行きたいところはいくらでも。
今回の旅行はけっこう調べて行ったので非常に充実してましたー!大満足。
やっぱり1旅行1県(今回は2県)が理想ですねー。本当は東愛知も、三重では伊賀にも行きたかったけど今回は省略。東愛知は今後行けるかどうかわからないけど、伊賀はいずれ奈良からのアプローチで行けたらいいと思います。
伊勢・名古屋はじっくり見たので、これでひとまずは満足です。
47都道府県は一応制覇したことになっているとはいえ、1、2ヶ所をちょろっと行った程度のところの方が多いわけで……じっくり行かなければならないところがたくさんあります。それが一体どこまでツブせるのか、それは時間(とお金)との戦い。出来るだけいろいろ行ければいいんだけれども。
こないだざっと数えたところ、行ったことがないところで最低限ここまでは行きたい、と思うところが国内で10カ所ありました。……今数えたら12カ所に増えてました。12カ所というと、1年に1回行ったとしても、12年かかりますよ!その他に奈良とか北海道とか、再訪したいところはいくらでもあるしなあ……。さっさと行かないと間に合わない!
なるべく勤勉に計画しようと思います。
長い旅行記をお読みくださってありがとうございました。
では、次の旅行まで。ごきげんよう。