イギリス/England:2017

6.蓮香楼。

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そして蓮香楼までたどりついたのは、14:50。
道を知っている人が歩けば5分程度だろうが、わたしは迷って迷って20分。主に地上に降りる部分で迷った。
腹が減ったぜ。

しかしこの時間でこの混雑ぶりは想像してませんでした……。

多少肖像権は侵害している気がするが、見よ、この盛況ぶり!
しかもどう見ても全員地元のおっちゃんやないかい!(まあ当然女性もいますけどね)
家族連れで来ている人もいる。みんな元気に広東語を話す。
観光客らしい人はほとんど見当たらない。

ニコリともしないお店の人が、数少ない空席に「そこに座れ」と言ってくれる。
8人くらいの大きな円卓に他におっさんが1人ずつ、2人座っている。どっちも新聞を読んでいる。
テーブルの上にはお茶とかお湯が盛大にこぼれていて、“昔ながらの”迫力。

お茶は水仙茶を頼み。……しかし来たお茶を飲むとどうもプーアル茶だった気がするなあ。まあいいけど。
待ってもなかなかワゴンが回ってこないので(ここはワゴン飲茶が売り。近年は注文飲茶が増えているようだけど、
やはり飲茶の醍醐味はワゴン飲茶ではないかと思う。)、ワゴンのところまで出向いて取りに行く。

1つのワゴンに3種類くらい載っているうち、何だかわからないものを何だかわからないがゆえに選択。

肉。ですね。
優しい味で美味しかった。軟骨?欠片が多くて、わりと食べにくくはあったけど。
小さい皿でペロッと食べられそうなんだけど、見た感じより若干ボリュームがある。

次に来た別なワゴンを覗きに行って、今度はこれ。
肉のかたまり。正直、前の皿と味がかぶる。だがこっちには何か一味、爽やかな風味のものが足されていた。レモン的な。
写真には写ってないが、下に湯葉が敷いてある。

後で気づいたメニューを見ると、多分わたしが食べたのは鼓汁蒸排骨と猪潤焼賣だと思われる。値段と字面的に。

もう1皿行きたいなーと思ったけど、何しろ時間も時間で新しいワゴンも回ってこないし、肉まん的なものしかないので
まあ2皿でいいとする。飲茶だからもっとお茶もたっぷり飲んでゆったり、と思うが、あんまり飲むと胃に来そうだし。
飲茶はのんびり、無為の時間を楽しむべきものだと思うんですけどね。
そういうことをするにはわたしはまだ小物だ。

お茶と点心2皿で64香港ドル≒960円。
後でファミレスのメニューを見ると、一食30香港ドルで食べられるメニューもあるようだから、
安い!とまでは言えないが、十分に満足した。
でもやっぱり2、3人で行ってたくさんの種類を食べられた方が楽しいね。

15:20、蓮香楼を出る。
この辺は表通りから一本入った裏通りで、大変にごちゃごちゃしたところ。
近場に超高層ビルはあるんだけどねえ。この混在が香港。

表通りの店で売ってる、スイカの雨がっぱ。
八頭身のマネキンに着せていいもんだろうか……。

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