鳥取・島根/Tottori,Shimane:2018

7.と、その前に。

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砂の美術館に行く前に大事なミッションがありました。

ミッション:ラクダ!

砂丘と言えばラクダ。

ラクダに乗るのは1300円で、
「実際に乗っているのは3、4分ですが、いいですか?」と乗る前に訊かれるんだけど、
人生でラクダに乗ることはもう二度とないだろう。乗る乗る。

高い踏み台を使って立っているラクダにそのまま跨るので(足の短いわたしはそれでも苦労だけど)、
そんなに難しくないのよね。
すぐ担当の人が引き綱をひっぱって出発。
担当の人と世間話をしているうちに、あっという間にそこら辺を往復し戻って来てしまいました。
しまった!お喋りに気を取られて全然ラクダの乗り心地を味わってない!

ラクダにはヒトコブとフタコブがあるが、ここにいるのはフタコブで、主に寒冷地仕様だそうだ。
なので暑い鳥取砂丘はこの子たちにとっては苦手な環境(^^;)。
この子は女の子で穏やかな性格だそうです。

もう少し歩く距離を長くして欲しいとは当然思うんだけど、砂の上って(人間が)歩くの疲れるよね。
なので距離が400メートルとしても、10人で4キロ、20人で8キロ、
しかも暑かったり寒かったりの上傾斜もある、と思うと仕方ないかなあ。
距離は仕方ないので値段は1000円にして欲しいです。

ただ、専属カメラマンが写真を撮り、帰りにお店の窓口で
個々の写真を1000円で売りつけるという手法をまだやっているので、
それはイマドキもうやめた方がいいと思う。撮ったから買いなさいよ!と迫られるようでそもそもイヤ。
それに、今みんなデジタルでしょ。焼いた写真を買おうという気になれない。

わたしは初めて海外に行った香港で、同じ手法で7000円の絵皿を買わされた恨みがあるので、
そういう写真はほぼ買いません。当時は若かったので「要らん!」と言えなかったんだよ。
周りのおじさんおばさんもみな買ってたし。
しかし香港で使ってきた金額がたしか25000円位で、そのうちの7000円が売りつけられた
絵皿だったという恨みは深いぞ。

でもラクダは乗って良かったです(^o^)。

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さて、砂の美術館。

わりと最近(といっても10年くらい前)出来た施設らしく、
ここは行ってみたいと思っていたのよね。

北欧神話の主神、オーディンとフェンリル狼。

これのタイトルは「北欧神話より ニーベルングの伝説(1) アイスランド女王への謁見」。
「ニーベルングの指輪」はワーグナーのオペラだけど、ブリュンヒルドって、
アイスランド女王だったの!?
なんかイメージ違う。勇ましいイメージはありつつ、娘っこだと思っていた。
恋愛話の女主人公なら、もう少しカワイゲ(あるいは熱情)があっても良くないか。
これでは氷の女王ではないか。アイスランドだけに。あ、アイス食べたくなった。

「ニルスの不思議な旅」。若い同僚は知らなかった。
とはいえわたしも作者名は全然知らなかった。セルマ・ラーゲルレーヴ。
なんと女性初のノーベル賞受賞者だそうだよ。初耳。

ムンクと「叫び」。

全体を上から見るとこんな感じ。
これは絶対接着剤を使って作っていると思っていたんだけど、水と砂しか使ってないそうだ。
環境に優しい。

しかし実は、砂の美術館は期待したほどは面白くなかった。
多分前情報なしで突然見たらかなり迫力を感じたと思うんだけど、
先にインターネットで見ていると、正直ネットで見たのと同じなんだよね。
現地ならでは迫力とかはあんまり感じないの。
毎年国を変えて(今年は北欧)制作しているらしいけど。

この作品群自体を20人くらいのアーティストが集まってパートごとに作り上げるらしいんだが、
全体の統一感を重視してトーンを揃えているようで、個々の芸術作品としてはヨワい。
美術館というよりはアトラクションかなあ。
見て悪いことはないけど、そんなに期待はしない方がいい。

次は浦富海岸へ向かいます。

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