熊野/Kumano:2014

9.めはり寿司&足湯。

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さて。

大興奮のイルカとのふれあいを終えて、部屋へ戻って荷物をまとめ、11:15、ホテル発。
また太地駅まで送ってもらう。
実はホテルの近くから、次に行く紀伊勝浦まで観光船が出ているそうなんだけど、
船の時間が合わなかった。船にすると30分以上遅く着くので、今後一大観光地を控えてる身としては、
少しでも早く移動したい。天気が良かったら船を選んだかもしれないけどなー。

今日の午後の目的地は、那智です。

ここもけっこうスケジューリングが厳しくてですね……。
交通の便が決して悪いというほどではないけど、小刻みな継投(?)というか、移動が細切れなんです。
バスの時間もネットで調べられたので、そんなに見学に時間がかからなければ行けるだろう
というところまでは目途はついたのだが、ほら、旅行って何が起こるかわからないしね。

11:27、太地駅発。急行で5分、11:33に紀伊勝浦駅着。

紀伊勝浦駅は小さな駅だった。まずコインロッカーを探す。
コインロッカーは駅の1階とバスターミナルの建物にあり、営業時間が長そうな駅の方に入れる。
数年前の、チェコはチェスケー・ブディヨヴィツェの教訓は忘れておりません。

バス停を探す。――探すまでもなくバスターミナルが目の前にある。
時刻表を確認し、さらに念のために「補陀落寺へ行きたいんですが」とカウンターの人に訊くと、
「12時のバスで行けますよ」と教えてくれる。12:10のバスに乗るつもりだったのだが、
10分得した。

さて、バスの時間まであと20分。

紀伊勝浦は小さい駅のわりには、周囲にそこそこお店はあるんだけど、
何しろ20分ではお昼ご飯は食べられない。周りを見回すと、
“さんま寿司”“めはり寿司”と幟を立てているお弁当やさんがあった!これだこれ。
今わたしは求めているものは。

めはり寿司というのはこのあたりの名物で、高菜で包んだおにぎり。
……中身が酢飯なのかもしらんが、寿司というよりは完璧におにぎりの大きさ。
味は、……“高菜で包んだおにぎり”という味。
さんま寿司は美味しかった。たしか酢じめだったかね?

売ってくれたおばあさんは、まるで愚痴のように低い声でぼそぼそと、
「めはり寿司とさんまの寿司のセットの方が絶対お得やと思うで~」
……わたしもその意見に賛成なのでセットの方を買った。めはり寿司、さんま寿司と単品もあったけれども。
これだけの量で750円は割安感。しかしこの量を一度には食べられない。

そのお弁当やさんの目の前には、滝の湯という足湯がある。
大急ぎでそこに3分ほど足をつけて、バスターミナルに戻って、バスの時間までとりあえず、
めはり寿司を半分くらい食べる。
12:00になったらバスが来たので、それに乗って補陀落寺へ。

この紀伊勝浦駅での効率は良かったなあ。
30分弱で、コインロッカーに荷物を入れて、バスの時刻を確認し、お弁当を買って半分食べ、
足湯にまで浸かったんだから。
自画自賛。

……ただし、この自画自賛に対するしっぺ返しはすぐに来る。

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