伊勢・名古屋の巻/2025

18.仙台89ERS VS 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦。

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ニンジャショーを後にして、目の前のドルフィンズアリーナへと急ぐ。

しかしわたしがドルフィンズアリーナだと思った建物のそばには人っ子一人おらず。え?試合開始15分前とはいえ、この人通りのなさはおかしくない?もしかして間違ってるの?

建物を半周ほど回って玄関側へ行ったら、広場にキッチンカーが並び、ようやくイベント感が出てきました。キッチンカーに並ぶ人もちらほら。それでもだいぶ少なかったので、人入ってるのか?と不安になったが、中へ入ったらもう席が満員でMCの声が鳴り響き、大変賑やかでした。

中に入る前にキッチンカーで食べ物を仕入れましたよ!お腹空いたお腹空いた。
この時点で試合の15分前なので吟味する時間はなく、一番素直に目に入って来た鶏唐を買いました。「からあげ178」というお店?600円でした。いくつ入ってたかな?4つ?5つ?いずれにしても大きい唐揚げだったので値段に対しての不満はない。買ってアリーナへ入る。

うちのアリーナでもそうなんだけど、こちらのドルフィンズアリーナでも、なんで一番遠いルートを通らせて中へ導くんだろうね。一番通りやすいルートを設定して欲しいわ。まあ動線もそれなりに商業的に設定しているだろうけど、入場するためにでかいアリーナを半周以上させるなと言いたい。うちのカメイアリーナにも同じことを言いたいぞ!

 

「からあげ178」さんのからあげウマイ。

中に入って席にたどり着くまでけっこう間違いました。まあこういうところの観客席はおしなべてわかりにくいものですからね。とにかく試合開始が迫っているので、大変焦って席につく。

ふーん。仙台からのブースターが思ったよりもたくさん来ている。予想の3倍くらい。仙台ー名古屋間の飛行機もあるからね。いや、全体はほとんど満員ですね。照明もかなり賑やかで、音響もいい気がした。本来体育館でしょうから、音響の部分にどの程度お金をかけるかはそれぞれのオーナーの考え方によるでしょうが、音響がいいのって地味に大事な気がする。没入感が違う。仙台市体育館は音響がいまいちと常々感じています。

さて。からあげを急いで食べます。もう試合始まっているので。
そしたらこれが――美味しい!え、これキッチンカーのクオリティ!?と驚愕。バクバク食べる。いやほんと美味しいわ。これきっとその場で揚げてますよね?地元では、アリーナでも野球場でも、揚げ物関係は揚げたものを保温しているので、いうたらなんだが全然美味しくないのですが、
こ れ は 美 味 し い 。

そして、この試合の収穫はこのからあげだけだったのでした。

いや、それは言い過ぎですね。まあまあいい試合をしてくれた。……だが負けた。うちは今年は弱くてねー。奇跡でも起こらなければ名古屋には勝てない。いい試合をしてくれたことに満足するべきか。

 

菊池真人(まなと)選手。

この日のMVPは名古屋ダイヤモンドドルフィンズの菊池真人選手。

――実は、彼はまだ若いころに89ersにいた選手です。最初のうちは試合に出るか出ないかの(頼りない)選手だったけど、自らの身を顧みずボールに体を投げ出す、ディフェンスをしつこく頑張る、その泥臭いプレイスタイルが評価され、だんだんプレイタイムが増えていきました。わたしはファンになり応援していた。応援タオルも買った。(か、ブースタークラブの入会特典として貰った)

が、3年?4年?在籍した後、他チームへ移っていきました。真人は方向性も性格的にもうちに合う選手で、実力もそこまで突出してはいなかったので、このままうちにいた方が幸せなんじゃないかと思ったが……でもチームがB2へ落ちたのに対してB1のチームに移籍したわけで、それは本人の幸せなんだろう。いいヤツだったから(←多分)恨む気にはならなかった。

その後も思い出した時には成績をチェックして。仙台から移籍し、渋谷で1シーズンやった後、名古屋へ移籍しそれからはずっと名古屋。相変わらずプレイタイムはそこまで伸びてないようだが、でもB1でずっと同じチームにいられるのは、価値を認められた選手だということ。がんばってるんだなあ。

チーム19年のファン歴で、思い入れの強い選手としては3本の指に入ります。というか、片岡ソルジャー大晴に次いで2番目だね。

今回名古屋の試合を見に行くことになったのは、正直言って菊池真人目当てというわけではなく、単に目的地と日程の兼ね合いだったんだけど、真人がいることを思い出してテンションがあがった。タオル持っていかなきゃ、タオル。……すると相手選手のタオルだけ振っているわけにもいかんから、うちの選手のタオルも持っていくのか?3枚もあるのに?

……というわけで荷物はだいぶ増えました。現地で真人のタオルも振れました。そして普段出たり出なかったりという位置の真人が、けっこう試合に出て、そしてMVPにまで選ばれるという。なんたる幸運!きっとわたしの普段の行いが良かったのだ!

もう35歳だねえ。ベテランになったよねえ。チームのみんなからも大事にされているようで嬉しいよ。でもぺーぺーだった真人がベテランとしていじられているのを見ると、泣けちゃうよ。仲のいい片岡が39歳でまだまだ元気なんだから、真人も負けないで長くがんばるんだよ。
……まるでオカンのような気分でMVPセレモニーを見守る。

チームは負け試合でも、真人の活躍が見られたのがほんとに良かった。嬉しかった。

 

負けた傷心を抱いたまま……

アリーナから出ると外は暗い。近くの橋の照明デザインが美しい。
たくさんの人が乗りそうな地下鉄に乗る気にならず、歩いて栄まで行くことにする。まあ2キロ程度ですよ、大したことはない。

この日の夜は「味噌カツ」を食べたかった。ちゃんとお腹が空いていたので、味噌カツというこってりとしたものも美味しく食べられるだろう。であれば名古屋の有名店「矢場とん」。栄には何軒か「矢場とん」があるようだし、どこに行っても何とかなるだろう。――と思ったがそれは甘かった。

混んでます。ひたすらに。

最初ラシック店に行って、ごちゃっと固まっている入店待ちの人の山に怖れをなし。グーグルマップで「現在空いています」と書いてある松坂屋店に向かう。……でも混んでんねん。まあここだけ空いているはずないしなあ。しかも土曜の夜だし。

歩き回って疲れたので、諦めてここに並ぶことにします。30人くらいですかねえ。途中から椅子もあったし、まあ何とか頑張れました。30分くらいかな。行列の人数のわりには短かった印象。注文も列に並んでいる間に希望を聞かれているので、お店もすでにわたしの注文は把握済み。お腹空いてるから、なるべく早く持ってきてねー。

味噌カツ、来ました。けっこうなボリュームと思ったが、量的にはちょうどでした。あ、ご飯は軽めにしてもらっています。味噌だれが(味噌にしては)かなりあっさりしている。それでいてキャベツの千切りのソースとしても合うので、キャベツも美味しくぱくぱく食べられる。おやおや。もっとガツンとしたものを想像していましたが、(味は濃いめだけれども)むしろ優し気な一品ですね。

これで味噌カツ単品とご飯単品で1300円。定食よりなんぼか安かったと思います。定食だとたしかお味噌汁がついたと思いますが、味噌だれに味噌を合わせなくてもいい気がしてみそ汁は省略。

これで味噌カツゲット。名古屋めしはとにかくいろいろあるから、ガッツリ系の味噌カツが序盤で食べられたのは良かった。うれしー。やっぱり地元グルメは攻略すると嬉しいですねえ。

あとはホテルまで歩いて帰ります。途中で、カラオケ屋さんからすごい音漏れがしている。……と思ったら、ビルの地下位置にある吹き抜けステージ(なので歩道からちょっと見える)で、アイドル?地下アイドル?が歌って踊っていました。ちょっと覗き込んだら観客のみなさんがサイリウムを振って踊っている。おお、これが音に聞く「オタ芸」かあ。珍しいものを見た。

さて。明日はどこへ行こうか。

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