フランス/France:2012

15.タラスコンへ。

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タラスコンはとても小さい町。うーん、色々度外視して例えれば、……涌谷町辺り?
ちっちゃい城下町という意味で。

ここの見どころは城塞とソレイヤード美術館。

Castle of the Tarascon.

ここもいい感じでした。観光客は数えるほどしかいなくてサビしいが……

あまりいい写真になっていないけれども、中庭の雰囲気が良かった。
さすがに屋上で、人っ子一人いない状態は不安になる。
そして風が(以下略)。

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次にソレイヤード美術館へ。

Souleiado museum.

ソレイヤードというのはプロヴァンスで有名な生地製造会社だそうで、
そこの本社付属の美術館というから、それなりのものを想像していた。だが。

……ここって物置ですか?
入場料を取る美術館としては、ぎょっとするほど貧弱な展示。
写真は、何とか絵になりそうな部分を撮っているのでそこまでではないが、
美術館部分の半分くらいは、ほんと物置でした。だって昔の服が積み上がってて、
そこにほこりよけの布がかけられてたりするんだよ!

こんなんで金を取るなよ。と思いました。

昔ながらの方法での型染め実演。
ここの人たちは(プロヴァンスの人にしては)愛想がなかった。

昔の染色実験室をそのまま残しているそうな。
少し不思議な雰囲気。ハリー・ポッター的かもね。

城塞とソレイアードを見てタラスコンは終了。

駅前のプラタナスの並木が美しい。

Beautiful plane tree.

青い空に映える、ぴかぴかの緑の葉っぱ。

帰りの電車の車窓から、鉄塔。

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アヴィニョンには18:00に帰ってきました。
フランスは日が長いのでそんな時間でもまだまだ明るい。
暗くなるのは22:00頃じゃなかったかな。だから今回は夜景の写真がほぼない。

F子さんからいただいたスカーフを帽子に巻いてみました。
デザイン的にはぴったりなのだが、惜しむらくはこれを巻くと、帽子がけっこう重くなるんですよね。

夕飯を仕入れに駅から街なかへ。
買った後、道路沿いの公園に入りベンチに座る。

I was perfectly happy in this calm public garden.

ああ、至福だなあ……。

夕暮れ。
涼しい風が吹きすぎる。
人々は思い思いに憩う。わたしはもうここにはいないけれど、
この時間は、今までもこれからもずっと続いていくもの。
光と。風が、きれいだ。

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ところで、今晩の夕食はお寿司でした。

Sushi.delicious!

なんとびっくりすることに、プロヴァンスにはお寿司やさんがあるんですよ!
前日に見つけて、翌日の夕食はお寿司にしようと決めていた。

Sushi restaurant and delivery.

宅配もしているらしい。

店内はけっこうモダンなデザイン。
わたしはテイクアウトだったので1Fしか見ていないけれど、2Fがテーブル席なようだ。

そして、ホテルに帰って食べたところ、これが美味しい!
今まで食べた海外寿司の中でダントツ!日本国内で食べたもののなかでも上位に来るかと思われる。
まあわたしが普段食べるお寿司なんて、回っている奴かスーパーのパック寿司ですが……
これは16.5ユーロ≒1800円くらい。さすがにちょっとお高い。

なんというか、旨味というか、甘みがあったんですよね。
おコメも、外国に多いパサパサしたものじゃなくて、ちゃんと粘り気がある奴。
ネタの鮮度という意味ではそりゃ当然地元で食べるものにかなわないが、
総合的な味としては、日本のお寿司に十分対抗出来る。
ちなみに右の二つは軍艦巻きではなくて、「チューリップ」というカテゴリーになってました。

買う時に「ワサビはいる?醤油は?」と訊かれたんだけど、
その後で「醤油はsalty?sweet?」と言われたのにはびっくりしました。
そりゃ醤油はソルティだろう!と思ったのでしょっぱい醤油をもらってきましたが、
甘い醤油というのはどんなもんなんだろう、という疑問が頭から去らない。
むしろ甘い醤油を体験してみるべきだった。
この醤油も、家で使っている醤油より美味しかったなあ……。

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