ホテルで、昼寝前と昼寝後の二度にわけて鶏もも弁当を食べる。

ううむ、写真を見てるとまた食べたいと思うなあ。
すごく美味しい!とかではない、普通の美味しさなんだけど後をひく。
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16:00頃ホテル出。
どこに向かうかというと、ホテルのすぐ裏にある美容室。
るるぶさんによると、台湾はシャンプーが有名らしいです。
普通の椅子に座ってシャンプーして、その泡を一度こそげとって(?)から洗い流すのだが、
そのこそげとる時に、髪の毛が角のように立つところが面白いらしい。
……何が面白いのか今一つわからないが、るるぶさんの仰るとおりにやってみましょう。
朝、三鳳宮まで歩いて行く時に美容室の目星をつけながら歩いた。
何軒かあったけど、結局ホテルのすぐ裏の美容室が一番普通っぽくていいかも。ここにしよう。
美容室に入って行くと、うっすらと漂う、「なんで外人がわざわざ?」という雰囲気。
「シャンプー」と言ってみたけど、わたしとお店の人と、お互いに何となく不得要領な感じのまま、
椅子に座って待たされる。あれっ?台湾って、シャンプーのみって一般的じゃないの?
普通の一般住民も、数日に一回くらいはシャンプーだけをしに美容室に行くと書いてあった気が。
あれあれあれ?
でもまあ、シャンプーは普通にしてくれました。
それが、別に日本と同じ……シャンプー台に寝てのシャンプー。
椅子に座ってやるんじゃないの?角は立たせないの?……まあ別にいいけれども。
角立たせたからってなんぼになるもんでもないし。
だがしかし、やはり台湾シャンプーは日本とは一味違いました。
日本だと髪を洗うのは、「髪」を「洗う」のがメインですが、台湾だと「地肌」を「もみほぐす」が
メインらしい。早い話、頭皮マッサージなので、――すごい気持ちいい。
台湾ではマッサージ屋さんにも行くつもりだが、わざわざ行かなくても
いいのではないかと思うほど気持ちいい。
これが台湾シャンプーの実力か!といたく納得していたら、髪を洗ってくれている人が何か言いました。
――わたしは台湾語がわからないので、言われたことがわからない。
ついでにメガネも外してるから、ジェスチャーや表情で伝わるものが何もない。
すると隣のシャンプー台で同じようにシャンプーをしてもらっているお客さんが通訳してくれました。
「シャンプーの他にカットとかパーマとかするのか?」という質問だったらしい。
ブローしてもらって、かなり気分良く美容室を後にしました。
これで180元。630円ですな。地方都市のせいもあり、お安い。
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その後、高雄85ビルへ行って夜景を撮ろうと思い、地下鉄に行ったら、
地下鉄美麗島駅で楽器演奏をしていた。
生音が聞こえてきた時はストリートミュージシャンかと思ったが、よく見るとピアノもあったので、
……ピアノのストリートミュージシャンはないわな。
雰囲気的には音大生っぽい。演奏者としては3人いて、ピアノとチェロのアンサンブル。
つじあやの「風になる」から、次は「となりのトトロ」。しばらくけっこう楽しく聴いていた。
あまり足を止める人は少なかったけど、わたしは近くでガン見。
終わった時には盛大に拍手して帰ってきた。正直、演奏は上手いとは言えなかったが。
わりと海外ではストリートミュージシャンには足を止める。
日本だと、声がいいとも歌が上手いとも言えない男の子が声を張り上げてるだけのことが多いイメージの
ストリートミュージシャンだが、海外はそれなりに聴かせる楽器系が多い。
はるか昔、ロンドンはノッティングヒルで聴いたスティールドラムの音の美しさと言ったら、
今でも心に残っている。こないだのヴェネツィアのリュート弾きも良かったし。
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高雄85ビルは入場料が180元とだいぶ(値段が)高い感じのする観光場所で、
そのせいなのか人が少ない。

漢字の「高」を象った建物が高雄85ビル。
日本だとスカイツリーは押すな押すなの盛況ぶりですが、ここはSS30並みですかねえ。
人がいないので、デート中のカップルの邪魔をして、シャッターを押してもらったりした。
オバサンには遠慮の文字はない。



夜景の前に夕景。
夜景になるまで、ipadを見ながら時間をつぶす。



夜景もまあ、こんなところですか。
テレサ・テンの展示なんかもあったが、全然人がいない。
うーん。ここも観光地として必須の場所かというとそうでもないですね……