けっこう楽しみにしていたシンフォニー・オブ・ライツ。
フェリー降り場に近いここは、いい場所だから混んでるかなと思ったがそうでもない。
場所を確保するために15分くらい早めに行ったんだけど。
で、結論を言ってしまうと、シンフォニー・オブ・ライツは、あまり大したことがなかったのでした。



これらは普通の夜景。
香港の夜景って特に何もしなくても、十分きれいなものじゃないですか。
シンフォニー・オブ・ライツって、そこにレーザー光線とか音楽とかを足してイベントにした感じなのね。
でもレーザー光線は人の目にはっきり映るほど濃くもないし、写真にはなおさら写らないし、
音楽に合わせて対岸のビルのライトアップがビシバシ変われば、おお~と思うだろうが、
実際音楽に合わせているのは、四辺形を斜めのハシゴのように繋いだ中国銀行タワービルと他2、3棟。
全夜景の中の2、3棟では迫力がない。
正直、金と手間の無駄ではなかろうか。
でもまあわたしのように、そういうイベント名をつけることで見に来た?観光客もいることだし、
完全に無駄というわけではないのか。お金を出すのはわたしではないので、まあいいけど。
むしろジャンク船型の観光船の方が面白かった。もうちょっと近くで見たかった。
20時から始まって15分くらい、最後のDJ?が終わるまでいたけど、これといった感慨はなく。
……感慨があるとしたら、ここは暑いぞ!という心の叫びくらい。夜でも暑いです。
だいぶ疲れてきたな。目の前の大きな建物に避難しよう。
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ここは香港文化中心という建物。コンサートとか演劇とかやるところ。
中央にでーんと巨大な現代彫刻があって、壁にはどーんと、

でかい久石譲の看板がある。2018年の5月に香港でコンサートやるんだねえ。
今からこんなのぶら下げてるってことは、かなり扱い大きいですね。
ここのロビー、寒かったな。冷房きついの。
そんな中、売店に入って小物を物色してたりしたせいか、なんだかうっすら具合が悪くなっている気がする。
これから10時頃までは街なかで夕食を食べたりトラムに乗ったりしようとしていたんだけど、
これ以上歩き回るとだめかも……。早めに空港まで戻っておいた方が安全。
空港へ戻りましょう。
再度スターフェリーに乗り、出発点だった香港駅からエアポートエクスプレスに乗る。
水が欲しい気がしたけど自販機も見当たらないし、いいや、空港に行けば店があるだろう。そっちで買おう。
でもエクスプレスに乗っている27分の間に、だんだん不安が募ってくる。
わたし、脱水症状恐怖があるんですよね。
半年前くらいにスーパー銭湯に行った時に、脱水症状だったのか、視神経の酷使なのか、運転による肩こりか、
冷房が強すぎたのか、多分原因は複合的だと思うのだが、すごく調子が悪くなったことがあって。
大量の冷や汗をかきながら何とか家までたどり着いたけど、その後ヒドイ思いをした。
それ以来、脱水症状がコワイの。
実際少々脱水症状気味だったんじゃないかな。頭少しイタイ。若干クラクラする。
空港に着いて、「コンビニどこ?」とお土産屋さんのおばさんに悲壮な顔で訊いて、
(気分的には)やっとの思いでコンビニにたどり着き、ポカリスエットを買ってごくごく飲む。
……治るまで1時間弱かかったけど、とりあえず大丈夫みたい。ちょっとコワかった。
こんなところで倒れた日にはアンタ。これからの旅行が台無しですよ。
本当は空港でお粥を食べたかったのだが、前述の通り、具合が悪かったので警戒して止めておいた。
なんだ~、結局香港で食べられたのは飲茶だけじゃないか。あ、エッグタルトもか。
焼豚飯とか食べたかったよう。
金ならあるんだ!――超ミクロなレベルの話だけど。
何しろ飲茶が1000円、チョコレートミルクに500円使ったくらいでさ。
あ、でも香港文化中心で、自分と家族にお土産2000円分くらい買ったのと、パットへの香港土産でクッキー買ったな。
それでも手持ちが……もう覚えてないけど、7、8000円あったんじゃないか。
これどうしよう。帰りも香港乗り換えだからその時に使うしかないのだが、8000円無理くり使うのもヤダ。
お茶を買えばいいか。でも本当は空港でより、街なかのお茶屋さんで買いたかったなー。
ちなみにオクトパスカードは、解約すると使わなかった分は手数料が引かれて戻ってくる仕組み。
帰りの飛行機では空港外へ出ないので、この時点で解約した。手数料引かれて、100ドル戻って来た。
具合が悪くならなければもう少しはね。ちょっと残念。