
The gate of the fort.
写真がとてもいい加減。実は、暑い日差しの中、急な坂道を登って来たので、
後に戻っていい構図を探す気力がなかった。たまたま立ち止まったところでの一枚。


なんかねえ、いい感じなんですよ。なぜ、どこがいい感じなのか、振り返って考えても
言葉は出てこないのだが。
まあわたしは廃墟好き。(廃墟だけが好きなわけではないです、念のため。)
そしてこの要塞は美しい廃墟。それで十分。
山の上の高いところなので、そりゃ景色がいいのです。

From top of the Fort in strong wind.

中央手前にあるのが、次に行く“祝福の谷修道院”。


The pope palace from top of the fort.
法王宮のアップ。
欲望の おもむくままに 撮りまくり。(期せずして五七五)
……だがしかし、写真には写っていないけれど、昨日に引き続き風が激風。
特にこんな山の上の、しかも屋上なんてそんな日に来るところじゃないですよ。
信じてもらえないかもしれないが、このわたしが、飛ばされないように足を踏ん張ったんですから。
そういう苦労をした場所なので写真をあと3枚。どんだけシツコイ。ごめんなさい。



サンタンドレ要塞から山を下って、すぐそこの“祝福の谷の修道院”に向かう。
まるで物語に出て来そうな名前ですが、ほんとにこういう名前でガイドブックに載っている。
でも修道院がこういう名前だと、逆に陰鬱な場所を想像してしまうけどね。
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突然ですが!ここで閑話休題。
何人かの方はご存知ですが、ワタシはここ半年ほど、数十年ぶりに編み物をしておりまして。
自分がいつ飽きるか、びくびくしながら毛糸を大量買い(いや、コレ嘘。編み物をする人は
毛糸の100玉200玉なんて、大量のうちに入らないそうだ。わたしが抱えている在庫は、
数種類30玉程度だもん。)しているわけですが、実は旅行にも持ってきました。

I have done knitting for recent several month.
これはサマーセーターになる予定で2ヶ月前くらいから編んでたんだけど……
一枚で着られるようにしようと思って、編み地をかなりフラットにしてしまったせいで、
編んでてもつまらない&なかなか編み地が溜まらない。
まあ、他のと並行で編んでいるので(←飽きないように)2ヶ月びっちり拘束されているわけでは
ありませんが、さすがに取りかかって2ヶ月ともなると終わらせて楽になりたくなってくる。
旅行中なら他にやることもないわけだし。
簡単なパターンなので、編み物本も不要だし。
色々ちょうどいいんじゃないか。
というわけで、スーツケースに放り込んで、夜にテレビを見ながら、ホテルでちくちくちくちく。
結果的に、旅行中に3玉分編めたのかな。前身頃の3分の2くらいが編めたことになるので、
その後の進捗に大いに貢献しました。
大いに貢献したわりには、完成したのがつい先日の6月半ばだけど。
出来あがったものは編み地が厚く、夏向きではないので(半袖なのに……)、
実際に着られるとしたら9月頃(……)になりそうです。
そしてすでに完成したものも持って来ました。

Hat,I made it!

Stole,I made it!!
帽子はね。これは我ながらヨカッタ!
まあ近くで見ると色々粗がありますが、とても軽いので被っていて快適。
ホテルに戻っても、被っているのを忘れて載せたまま部屋にいるくらい。
折り曲げてもそんなにダメージがないので、かばんに入れることも出来る。
ただし、好みでつばを狭くしたので、日焼けにはあまり対応出来ません。
旅行中に顔は若干焼けた。日射病予防用。
レースっぽい方は、ストールというか、ボタンをつけたのでマーガレット風。
色々な着方が出来ます。
これも、使い勝手的には大変良かった。軽いわりに防寒機能もそこそこあるし。
……が、使った糸が真っ白でしかもラメ入りなので、どうも普段には使いにくい……
少なくともワタシのキャラクターには合わない。
誰にも会わない場所でこっそり着よう。←じゃあ何故そんな糸で編む。
……やっぱりね、何かをするとそれを人に見せたくなりますね。
こういうものもそうだし、そもそもこのブログもそういう欲望から生まれているわけですよね。
嗚呼。人間なるもの哉。